katyu0さんの映画レビュー・感想・評価

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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

うっそうとした樹々の中の暗さ、ブーツで踏みしめる土地の埃っぽい空気感、主人公2人の友情とクッキーの優しさ、それを引き立てるような音楽があいまって
おとぎ話を聴いたような、ふふっと穏やかな気持ちになる
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

旅行前にイタリアを感じられる映画を
ファッションやハイブランド経営に興味が薄く流されがちなボンボン夫とそれを牛耳る強めのイタリア妻、束の間の成功と破滅
レディガガの眼力、画力の強さ
ティアドロップの眼
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

新しいアプローチで作られた、
フラットな思考の1人の女性が世界と、様々な人やpoor thingsと対峙することで成長していく話
過去作に続きエロやグロは顕在だが、それを搾取的だとか非道徳的だとか そ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

不器用で、気が短くて、でも上手く出来ない自分も嫌いで そんな男の再生物語
やっと世界がすばらしく見えたところでいなくなってしまうなんて
人のあたたかさや優しさ、苛立ちや悔しさ、感情の機微を映し出すのが
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

同じ日々の繰り返しを様々な角度で覗き見ながらも、それを通して段々と平山の生活の深さや豊かさが分かるようになる作りが面白かった。
余白の多さもルーチンを大切にする主人公の感じも、なんだか小説を見てるみた
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(2023年製作の映画)

3.7

色々と誇張した長尺のコント
エロもグロも想像していたよりあざとくなくて、軽い気持ちで楽しめた
秀吉陣営のおふざけ感が楽しそうで可愛かったのと、思ったよりBL色が強くてあまり観たことのない(でもそれが史
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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

3.5

そう遠くない未来での妊娠の話
アフターヤンよりはherに近い、現在の延長にあって想像しやすい時代設定
あんな風に育成ゲーム感覚で育てたところに本当に母性や父性、愛情や責任は芽生えるのか
個人的に運営会
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

広告を打たないという広告戦略に引っかかり、まんまと公開数日で鑑賞
確かに君たちはどう生きるか、というより僕はこう生きた だなと
インコ飼いとしてはインコの悪意あるデフォルメに納得いかないところもあるし
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

2人の記憶を覗き見るような、少ない情報と断片的な映像で構成された映画

かんかん照りの海で遊び疲れて部屋で寝てしまった心地良いあの空気感 夏の夜の湿度のある匂いや闇と同化した不穏な波の音

少し背伸び
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

女性の尊厳と愛、現実と未来の話
トーンの抑えられた画で2日という短い時間を取り上げたものだけど
静かにずっと響くものがあって目頭が熱くなってしまった、私にはとても良かった
史実と言う程古くないのが気持
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

アクションギャグSFの三要素に振り切っていて、そこと敵役の衣装がポップで可愛いのを楽しむ映画だった
メッセージ性やドラマ部分で共感するところもあったけれど着地点がよく分からず、ちょっと弱く感じてしまっ
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

凄かった、、こんなにインドを摂取したの初めてというくらい濃い3時間
観終わってからも頭の中はずっとナートゥが流れて止まらないし、トンデモ展開ばかりでツッコミどころ満載だし、力こそパワーの戦闘シーンが格
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラーというか寓話とかダークファンタジーの部類だ
ほとんどの時間が静かで淡々としていて、日が沈まない夜に眠る奇妙さが話を手伝っていた
マリア達が子を攫った事は悪いけど、獣人みたいなやつは孕ませて産ませ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

静かで美しくて儚い近未来の話
ロボットであるヤンの残した記録には、時間や情景の切り取りだけでなく確かにそこに感情があるような、眼差しの優しさと愛しさがあった
主人公の家も肌の色や文化や言葉、食など様々
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

んーなんかこれ知ってるぞ
の詰め合わせみたいな映画だった

まだ見ぬ恋に焦がれたり、自分がダサくて恥ずかしかったり、日常がクソつまんなくて抜け出したかったり、家族が自分の為を思ってくれてるのはわかるけ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

うーんめちゃくちゃ刺さってしまった
私もあとふたつきで30になる
ある程度自分の好きなように生きてる中で
ふとした時に自分の中を通っていった男達の顔が浮かんだり、少しの違和感を同機に衝動的なときめきに
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.5

田舎に住んだことないけど、田舎ってこう悪く描かれがちだよね
南果歩さん流石だなと

さがす(2022年製作の映画)

4.0

面白かった… 終始不気味な空気感の中で物語が重なり合って進んでいく
主演の伊藤蒼さんのそこに息をしているような演技力、清水尋也さんのゾワゾワするような気持ち悪さ
尊厳死や自殺幇助といった社会の暗い部
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー、フィクション、本や絵本の挿入、指向性マイクの拾う音、モノクロ映像による音や思考の引き立て、様々な要素が混ざり合った素敵な映画体験
どんなに家族愛があっても他人であり全てを理解し合う事
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

観ている側が主人公の音の世界を体感出来るようになっていて、これはイヤホンか映画館で観ればよかったなぁと。
サウンドオブメタルって新たに得た機械音のことなのかな…?
悲しきかな世界は変わってしまったけれ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

主人公の心情と合わせて様々なBeatlesの曲が流れてきて、観ていてとても楽しかったし、いつ誰が聴いても彼らの音楽の持つ力は絶大だなぁと
Beatlesとoasisはいないけどradioheadはいる
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