かわばうあーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

かわばうあー

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ランブラーズ2(2021年製作の映画)

4.0

いろいろとへろへろな仕事終わり、不意に放たれた1番好きな映画の17年後の続編。あぁ、ちゃんと好きな映画だった。。「リアリズムの宿」が奇しくもマスターピースな人生だった。と自分が頼りにしてる好きな雰囲気>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.9

観終わってからの動揺が収まらず、そしてゆっくりと、素晴らしい作品に対峙できる喜びを感じ始めている。

生い立ちやその先の歯車といった偶然と必然に振り回されながら、しがみついている普通の暮らし。大きな社
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.5

生と死、楽と哀、やっぱりその辺の境界の危うさや執着の無さから感じる諦念や孤独さにヒリヒリと感じる物がある。人生最期の夏休みの思い出というエモみの極みですな。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.5

やっぱり、面白い。重なり合う「すれ違い」の中で動かされる人々の、ナチュラルな感情の機微やギャグみたいな人間味、映画的エンタメとしての面白さを兼ね備えている。すごいなあ。あと、失礼ながら木南晴夏さんてこ>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.8

観出したら、3歳と6歳の娘が最後まで見入ってて(こんなこと普段は無い)、ライブのシーンで長女は爆笑、次女はおもちゃのマイクを持ってきて歌い出した。その反応こそがすべて。振動の描写カッコよかったなー。

水のないプール(1982年製作の映画)

2.9

密閉された静かな狂気はアートぽくも暴走するわなと。内田裕也の浅野忠信感。よかったです。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.1

ピンとこなかったな。こういう青春をよそに阿呆なことに耽る、彼・彼女たちのまた反対側のはしの方に座ってた高校時代だった。

生きちゃった(2020年製作の映画)

4.4

パピコの切り取り側に詰まったあまりのような我々の幸せは、扇風機の風でパラパラと揺らぐ紙ぐらい不安定なもので。。ストーリーが胸糞なのはさておき、キレキレの衝動だけを淡々とつなぎ合わせた不思議な作品は、久>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.6

沈みながら考えさせられる。ふつうとされる幸せな情景の儚さと脆さに苦しくなる、この監督ぽく、自然体で生生しくて好きだなという点も、わざとらしくて嫌だなという点もあった。今作もスキあらば山に風が吹いて樹木>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.5

空虚な夢のようでいて、でも甘く生臭く存在していた、その時代、その人々の空気が完全パッケージされていた。なんなんだこに変態新人監督は。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

意味は全然分からんのやけども、オモロかったのは確かなのよー。途中思わず小さくオーマイガーみたいに手を広げてしもたからね、そんなんノーランしかできひんやんか。でも絶対1回の鑑賞で回収しきれない作品になっ>>続きを読む

櫻の園(1990年製作の映画)

3.2

毎年同じように咲くように思える桜も、今年、その時にしか咲かないそれぞれの青春のハイライトであり、そこに至るまでの淡く揺れる少女たちの群像劇。太田胃散。

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.0

あまりにも知らなかった、真夏の夜の夢。75年後の今日に至る。

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.6

娘と2人で観る初めての映画。なめてたら途中から下手したら涙溢れると我慢。大人へのボーナスシーンあり、脚本に唸りましたなあ。あとどんなに過去に戻っても、キムタクの声を聞くと現代に居るように感じれる安心感>>続きを読む

人生フルーツ(2016年製作の映画)

3.4

愉しみは作れる。孫世代に残し渡していく豊かさについて。さらに希林さんのナレーション、強い。素敵な人生ですね!と思いつつも、だから素晴らしい映画ですね!という感想には至らない自分は捻くれてる。ひとつの生>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.1

他の人のレビューではあまり来なかったというのが多い印象だったけど、個人的には途中までまあまあ来てたように思う。でも、終盤はあまり来てなかった。青虫くん、「告白」の時の黒板のひっかき音みたいに、生理的に>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

2.6

淡いとか甘酸っぱいとか、そういう感想云々より先に、あまりにも自分たちの経てきたTeen時代と違いすぎて呆気にとられる。アメリカ人の中高生が夜な夜なこんなことなってたときに、布団の中でオールナイトニッポ>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.7

スティーブンキングと小野不由美を足して3で割った感じ。シャイニングって「SPEC」みたいな概念だったっんですね、とか思いつつ予想外なSF(フィジカル)バトルはどうでもよく。。と言いつつ、stayhom>>続きを読む

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.2

やはりこの監督の作品は会話が面白い。可笑しかったり、苦しかったり、「関係性の名前」の下りがよかった。でも正直本筋の話は個人的にダレた。とは言え、松本まりかの表情の演技すごいなと思ったり、最終的にはカネ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

ガサツでデリカシーのなさそうな振る舞いで、腕っぷしが強く、金のためだとか言いながら、才能をリスペクトして、人懐っこく純粋に正しい行動を取る。なんかトニーが両津勘吉に思えてしかたなかった。こち亀感動回か>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

ママ、ヨーキー、キャプテンKの存在が輝いていた。これも一つの、この世界の片隅に。そして二人のラストシーンがグッド。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

たぶんあまり理解できてないんだけど、キャラクターに妙に人間味があって、SFサスペンスとして面白く、ラブストーリーとしてちょいgoodだった。言うまでもなく音楽の高揚感はすごい。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

1.2

最近堀田真由の声にはまっているので、普段なら観ないようなタイトルの作品を観てみたのだけど、自分には良さを感じとる何かを持ち合わせていないようで、薄っぺらくて寒々しく観てられなかったです。その薄っぺらい>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

2.9

エグそうに見えてなんか軽い印象。みんな寂しい中で良くも悪くも知恵を使って生きてるんだけど、その辺が良くも悪くも上手ではない人たち。「◯高?だったら◯◯知ってる?」みたいな、ヤンキーの世界のコミカルなシ>>続きを読む

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.3

この苦境においてだからこそ、その悔しい気持ちをバネにして、クリエイターが出来ること、役者が出来ること、ファンが出来ることをやってみせて、ちょっとでも世の中を明るくしようとする姿勢にグッときましたよ。リ>>続きを読む

ナイトクルージング(2018年製作の映画)

3.4

生まれつき全盲の方が映画製作をしていくドキュメンタリー。自分が視覚で捉えている「存在」やその色・形・見え方、そしてその見え方が表す感情を、別の角度から捉え直しクリエイターへ伝え、作品のフレームにおさめ>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.8

なんか、いつもの感じだなあ、、もう古いんじゃないの?と思えて仕方なかったけど、強引なシチュエーションがだんだん馴染んできて、それなりには楽しめてグッとしまうというステイホームGWにはちょうどよいですね>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.7

家で観てたのに、Homecomingsの曲とエンドロールが始まって思わず拍手をした。ここ十数年でベストかもしれないなー、最高だった。一人で「ふぇふぇふぇー!」「くぅー!」など気色の悪い声を出して朝の7>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.6

すごいもんを観たw 家にまつわる不条理でノスタルジックなホラーコメディー?こんなのを若い女の子たちにやらせて、変態だなwでも振り切れてるけど、なんか品があるし芸術性すら感じる。クンフーのテーマがかかる>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.1

なんか日常の怖さとは違う怖さを感じたくてようやく観てみた。前作もだけど、意外にフィジカルファイトなんですよね。設定とかメタファー的なもんがよくわからんかったので、ラストも想定内なシンプルなホラーサスペ>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.3

起承転結ではない不思議な構成、それ自体もこの監督の人の見方、人生の見方を表しているように思う。人生は与えられた役割を演じるロールプレイングではない。そのアンマッチングさや思う通りに進まない「悲しみ」の>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.2

とても良かった。自分の好みの、人間の歪さ・人生いろいろながら成長していく系作品だけど、日本人だったら隠したくなるような、弱さとか今作ではあえてフォーカスされてる性的な部分がオープンな感じが新鮮だった。>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.5

外出自粛の中、海が見たくなったので。ちょうどこういうロックでユーモアがあるやつが観たかった。日本版ならルディ役は滝藤賢一ですね。

羅生門(1950年製作の映画)

3.6

演者が化け物。人間も化け物。羅生門までは家からチャリで20分。

アラジン(2019年製作の映画)

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子どもに観せようとしたのに5分で公園行きたいと、、。序盤はプロジェクトAのオマージュかな?