かわともさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

かわとも

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アルカディア(2017年製作の映画)

3.9

カルトというより共同体で生活する彼ら。
そこに舞い戻る兄弟。幼い頃からそこで生活していたが、キャンプでの生活を止め、普通の社会で暮らしていた。
兄と弟では共同体の印象がまるで違う。

弟のために、一度
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かわいい毒草(1968年製作の映画)

3.8

サイコ観てから観ましょう!という作品。

パーキンスが久しぶりに出演した作品はまるで、サイコのノーマンを彷彿とさせる。

とある問題により、施設に収容されていたデニスは退所する際にも、妄想を話し、所員
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乙女たちの秘めごと(2017年製作の映画)

3.9

ナポレオン政権下のフランスの片田舎。政権と敵対する考えを持つ男達は村から根こそぎ連れ去れられ、女と子供だけが残った。

いつ帰るとも知れない、生きているかもわからない男達を待つなんて、できるはずもない
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

-

記録。

思っていたより、面白かったです。
テンポ良く、飽きさせない展開でした。

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.1

写真。
ある瞬間を切るとるツール。
切り取られるのは時間なのか、魂なのか。

カトリック教徒の多い町(だと思われる)に住むユダヤ人である主人公。信仰の違いはあれど、魂は平等です。

なくなったアンジェ
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ファースト・キル(2017年製作の映画)

3.1

あらかた予想通りの展開なのですが、犯人の一味と息子のやり取りが良かったです。

この部分はイジメを受けてる少年少女に見て欲しいかも。

ある意味特権階級である警官の勝手な思い込みで起こった犯罪。でも、
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ガーディアン 偽りの守護天使/ガーディアン・エンジェル 洗脳捜査X(2018年製作の映画)

3.4

実話ベースのサスペンス。

派手な盛り上がりは無いけれど、実話だからこそだと思います。

狡猾な犯人を追い詰めるため、奮闘する刑事。その妻との関係も事件捜査がうまくいかないと、行き詰まってしまいます。
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ロマン・ポランスキー 初めての告白(2012年製作の映画)

3.3

ナチスによるユダヤ人迫害の被害にあった生き証人でもあるポランスキー。

そのドキュメンタリーってことで。

描き方はポランスキー側からなので、細かいことはさておき。

何本か鑑賞しているのですが、戦場
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阿修羅少女(アシュラガール) BLOOD-C 異聞(2017年製作の映画)

1.9

舞台を映画化したようですが、セットと衣装やメイクがバランスが悪いというか、収まりが悪いというか…。

いい俳優も参加してるのに…

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.3

誰もが大人になったクリストファー・ロビンだ。

色々大切なことを忘れてった大人たちは誰もがどこかでチクっと胸が痛むはず。

マデリンが不貞腐れてるシーンにはハラハラしました。子供の心がねじれてしまうっ
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愛のタリオ(2014年製作の映画)

2.9

なんだかなぁ。

クズ男は最終的に損しないんだね。って思っちゃって。

タリオなんですかね、これ。

リベンジャー 復讐のドレス/復讐のドレスコード(2015年製作の映画)

3.1

ケイト美しさと自信にあふれた女性を演じてます!ゴージャスです!

オーストラリアの小さな片田舎の街には似合わない。通りすがりの人物にみえますが、もとは町の住民。

田舎特有の弱者に全てを押し付けるやり
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死の谷間(2015年製作の映画)

3.3

原題の意味がわかれば、なんとなーく物語の帰結がわかるかもしれません。

ザカリア人。

はい、キリスト教ですね。
ヒロインであるアンは父が牧師だったこともあり、敬虔な信者。信仰を礎として、過酷な環境で
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ルージュの手紙(2017年製作の映画)

3.5

ドヌーヴとフロ、好きな女優です。その2人が共演です。

自分に正直に生きてきたちょっとワガママなパリ女のベアトリスと真面目なクレール。

亡くなった父親に対する想いはそれぞれですが、わかるのは2人とも
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羊の木(2018年製作の映画)

3.0

国家プロジェクトと言う割にはなんだかショボいような…。

人の良すぎる月末がそう、羊の木なんでしょうか。

前科があると言っても、月末のように普通な人もいれば、普通になれない人もいる。

北村と松田は
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.6

村山聖にしか見えなかった、松山ケンイチに拍手!

内容としては将棋に興味が無い人には面白くないかもしれないんですけど。家族に段取りに奨励会に行った人がいたもので、多少の知識があったので興味深く鑑賞
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(2016年製作の映画)

3.0

モヤモヤしたものを抱えて生きる中に見つけた光を手に入れるためにもがく、もがく。

そんな感じがします。

音楽が普通の作品と使いかたが違うのです。きっと、怒りの感情を表すんだと思います。

オープニン
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フェンス(2016年製作の映画)

3.5

マシンガントークな父親トロイ。
話し続けることで相手を威圧して、主導権を握る。それがスタイル。

頑固一徹な父親。変わりつつある時代。息子への投影。支配することが必要な、というか拘りなんですね。父親っ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

共感できない下衆な奴ばかりが出る作品だと聞いておりました。

まさしくなんです。

どう収束していくのかは、前半でわかっちゃったので、ラストまでいってがっかりしちゃいました…。これ?なの…?って。
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プリシラ(1994年製作の映画)

3.8

再鑑賞。
三人三様の人生。
公開当時はまだまだ世間の理解も少ない頃。

改めて鑑賞し、新しい発見がありました。

自分を偽って生きてきた苦しさと、偽らなくなったことで無くしてしまったもの。どちらも辛い
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スティーヴ・マックィーン その男とル・マン(2015年製作の映画)

3.5

マックイーン。死してなお、カッコいい俳優であったことは変わらない。
出演作品は好きなものが多いです。

栄光のル・マンの裏側をドキュメント。
チャドや現場にいた様々な関係者の言葉をクロスオーバーさせて
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紙の月(2014年製作の映画)

3.1

なんで…と、思うところもあったのですが、ラスト近くの学校のシスターが叱責するシーンで納得してしまった!

彼女はお金が欲しかったんじゃないんだって!
夫の仕打ちは酷いけど。
そっちの方がコワイ。角度違
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.4

美しい姉妹。
それぞれ生き方が違ってもお互いへの愛があり、確かな結びつきを持って生きぬいていこうとしています。

降霊術がきっかけで有力者の家に住み、安心の生活を手に入れるわけですが、戦争により、状況
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

やはり、メインナンバーの
THIS IS ME
が素晴らしいです。
そのナンバーを歌いあげるレディたちのシーンにに心が震えますね。

人との違いを、当たり前のことだと肯定して生きるのって、とても勇気が
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地球最後の男 オメガマン(1971年製作の映画)

3.0

チャールトン・ヘストンの逞しい肉体美を披露するかのようなシーン多目。高身長ですもん、モテ男ですね。

でも、たった1人?生き残っている化学者には到底見えない…。
それと、だーれもいない街中で変な車の運
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.0

美しい映像。
生と死。死を受け入れないこと。
特別な力を持つ石。
地下世界とユートピア。

ごめんなさい、なんかどこかで見たような要素が多すぎて、感情移入も全く出来なくって。なんとも…。

映像の美し
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アンフォゲッタブル(2017年製作の映画)

3.1

支配欲の強い、サイコパス的な元妻。見た目もそんな風な演出です。白人で金髪。
でも、元夫はわからないんでしょうか?そういう気質。

相手を追い詰めていく姿が生き生きとして見えます。自分が望む型にフィック
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

トモが3人でおにぎり食べるシーン、母の事とか、叔父たちの事とか、ぐるぐる回ってしまったんだなぁと、胸がキュッと締め付けられる気持ちになりました。

実際。誰もがマイノリティの人と触れ合っているわけでな
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

4.0

いずれ訪れる死期ついて。
真剣に考えたいと思ってます。

わたしもマドレーヌが言うみたいに病院で管につながれたまま死ぬのは嫌です。

ただ、周囲には言わないで逝くと思います。今後、そういった尊厳死につ
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.4

綺麗なオープニング。
作中のアニメーションの世界と同じく、鉛筆に水彩のような質感。

現実の辛い出来事が少年を大人にする。
モンスターはまるで長老のように全てを見守るんですね。


どう行動するかだ。
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コレクター 暴かれたナチスの真実(2016年製作の映画)

3.5

実話ベースだそうです。

戦争の時代、人は生きるために最善の事をするんだと思うんです。

が、これは許されない事柄。

そこを糾弾する記者の戦い。
当事者は当時はそれが当然として行ったこと。今は隠さな
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続・夜の大捜査線(1970年製作の映画)

3.0

前作とはかなり違う。
別物として鑑賞をお勧めします。

夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.9

何度か鑑賞してます。
公民権運動の時代を経ても長年染み付いた習慣や考え方を変えるというのは難しいものです。

田舎町で起こった殺人事件。
黒人で現金を持っているというだけでしょっ引く保安官サム。
今も
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

ぜったい、気にいると、わかっていた作品をとうとう鑑賞。映画館に行かれず残念でした…。

日常。いつもの日常を美しく映し出し、日常のミラクルを改めて感じさせる。

詩に乗せて、パターソンの気持ち、感じ方
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