かわともさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

かわとも

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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.9

セイラムの魔女裁判、ピューリタンのアメリカ移住などなど、関心がある方ならば、入りやすい世界観。

宗教をベースにもった集団で、どのように結束が乱れ、疑心暗鬼が破滅へと導くのか、ということも描いているよ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.9

カッコいいです!ジェニファー!

怪我の復讐を果たすシーンの凶暴さと、冷徹に自分を守ろうとして過ごす訓練所のスタンス。計算尽くで人と対峙する鉄仮面なタフさを持ちつつも、ふと見せるふつうの女性の可愛らし
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シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.8

沢山の暗喩が夜の星空のように散りばめられた作風は、ちょっと面食らうかもしれません。

推理小説がお好きな方には興味深く鑑賞できるものだと思いました。

不協和音があちらこちらで使用されており、否が応で
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

怪獣たちの勇姿にワクワクドキドキしました。

とにかくカッコよく描かれていたのがとても嬉しい!

人間たちのドラマは横に置いててもいいかな。主役はゴジラたちなのですから!

人間たちのドラマについては
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.5

対照的な二人の母親。
根底には母の愛。
どちらが引くべきなどとは簡単に割り切れない感情と過ごした時間。

孤島で暮らすイザベルにとって、こどもは新たな光。失った光の代わりにやってきた赤ん坊をそこにすげ
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うなぎ(1997年製作の映画)

3.8

生真面目すぎた自分とサヨナラ。
幼稚園児のガキ大将。

それを教えてくれたのはうなぎとムショの仲間だった。

それまではなぜ自分が好きな女からこんな目にあわされるんだ、と、思っていたのでしょう。

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ディーバ(1981年製作の映画)

3.8

2本のテープをめぐる別々のストーリーが交差していく。

青、赤、黄の色。光と影。

それらが画面上で絵画のように見えてくる美しい画面。

色のバリエーションもさながら画材のように豊富で、ヨーロッパらし
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裸のジャングル(1966年製作の映画)

3.3

欲に駆られた白人たちを捕らえた部族はひとりを使ってマンハントを愉しもうとする。

ルールは逃げたら勝ち。

アフリカの大地では白人の男はただの迷子と同じ。

暑い太陽の下で繰り広げられる動物達の生と死
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.8

一人の見知らぬ少女との他生の縁。それにより、さざなみが立つ女医の日常。

日々、たらればを思い後悔する事が誰にでもある。そこに納得しないで知りたいことを探し続ける彼女の姿は贖罪か自己満足か?

ミステ
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ガーディアンズ(2017年製作の映画)

2.4

唐突すぎる展開とスーパーパワーがあまり活かされていない所がなんとも言えません。

続編作る気マンマンのようですが、つくられるのでしょうか?

近未来的な軍部内がMIBの内部を彷彿とさせます。

アウトサイダーズ(2016年製作の映画)

2.8

社会に属さないゴッドファーザーの元で暮らす人々。長男は息子ならではの葛藤を持ちながら、抜ける準備を開始。
バレるの当たり前です。

恐怖と宗教を絡めて洗脳してるようなリーダーであるオヤジ。そこから抜け
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.4

ヒーローものだけど、ヒーローものじゃない。

大人気マーベルとは違う。それがウォッチメン。

ウォッチメンが意味するものは、なんであろう?
ロールシャッハというものがあらわすもの。ヒーローではなく。
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.0

政治と言論の自由。いや、表現の自由でしょうか。

我々とは違う文化圏、国で暮らす監督がドキュメンタリー手法を逆手に取り製作した作品は色々な問題提起、意見が込められています。

簡単に政府が悪いと言うだ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.4

衣装がカッコいい!画面のカラー構成もカッコいい!

ブラックパンサーがどんなヒーローなんだろう?と思い鑑賞しました。

大筋はある意味お家騒動。
成り行きは読めてしまったのですが、それも計算尽くでしょ
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静寂の森の凍えた姉妹(2016年製作の映画)

2.6

細かなところの説明がないまま物語が進むので、推測しながらでないと、話が見えません。

前科者に対する意識が…。まるで人扱いされないんですね。だから、何してもいいのでしょうか?

そして、冤罪の可能性が
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

サイコパスですね…ルー。
目がギラギラしてて、怖いです。

盗んだ銅線などを売りに行った場所に就職口を探そうとするおかしな言動に正直戸惑いました。

買う方も買う方、売る方も売る方。

あの目、あの目
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文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)(2018年製作の映画)

3.1

イケメンになった文豪達がバトルする横浜舞台の人気アニメ。

横浜の風景が懐かしい。

全ての文豪がイケメンなのはご愛嬌。

自分はじぶんって事かなぁ。
登場する文豪達について調べたくなります。
しかし
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恐怖(1961年製作の映画)

4.0

面白かった!
カラクリがなにかを考えながら鑑賞しました。

10年会っていないってこと。冒頭のシーン。何気ない会話。

組み立てたら、わかった!となるかもしれませんが、これは騙されるはず。
ジャケット
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.0

これ、最初の企画段階で怪獣にゴジラ使って抗議されたらしいです…。

怪獣とシンクロしてるって、なに?!
それにアンハサウェイ?
た、いう事で鑑賞してみました。

のっけから、ダメダメなグロリア。アル中
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ルパン三世(2014年製作の映画)

2.3

テンポとカメラワークが苦手で、内容がスッと入ってこなくて…。

作品世界を表現しようとしてるのはわかります。そこはわかります。

実写は不要ではなかったでしょうか。

バチ当たり修道院の最期(1983年製作の映画)

3.7

教会を皮肉ったコメディ。

修道院が舞台ですが、そこは誰かがやってやがて去っていく。
階段の踊り場のような場所。
駆け込み寺となっているので、やってくる娘たちにとって、そんな場所。

そこで暮らす修道
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

胸えぐられる。
市井の一人の女性が過ごした戦争という時代。

きっと、たくさんのすずがいたんだと思いました。

人はどんな状況でも、状況に合わせて生きていくしかないのですね。

それをすずの目を通して
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

冒頭のプロパガンダ映像。やってる方が真剣なだけに失笑。のっけから。
風と共に去りぬ。じつは観たことないです。傷病兵が並ぶ場所をドレスで歩く姿は違和感しかない。そして、兵士は白人ばかりに見えそれも違和感
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

女の葛藤を様々な表現で見ることができます。
母であったり、自立を目指すアーティストだったり、母との関係に問題を抱える女子だったり…。
女性ならば、共感できるはす。

ジェイミーと母親の関係はちょっと難
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.5

猫と人の距離感がよくわかる。
これから猫を飼いたいと思っている人はみたら参考になるはず。

猫と人の距離感は犬とは全然違う。わたしはそこが好き。

登場する猫たちと周りの人間はお互いを尊重する姿が見え
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

理解されづらい作品かもしれませんが。

ハンクとメニーは2人で1人なんだと思いました。
我慢してきたハンクの一部がメニー。だから、物語が進むにつれ、メニーは口が達者になっていきます。それは、捨て去って
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ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件(2016年製作の映画)

2.7

一つ一つのエピソードの掘り下げが足りない感があって残念。
なんか、短く纏めるのに必死だったようにも思いました。

刑事たちや街の風景、人びとの暮らしがリアルな描写でマドリードへ旅をするかのような気分に
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

カッコいい!本当にセロンはカッコいいですね…!

映画作品というフィクションの中なんですが、存在自体もシャープでしなやかなケモノという言葉がぴったり。

女スパイ役を演じるセロンの表情はクールで美しい
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.9

夫である男性が主人公なのですが、現代の妻という女性の葛藤もよく見える作品だと思います。

家族のあり方は時代で変化してきていると思いますし、構成員によってもそれぞれが十人十色。

バツイチ子連れ再婚は
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

2.6

期待しないで観ました。

ステファニーがサイコパスに見えてしまったので…。

ケンドリックとライブリーが対照的な女性像なんですが、根っこはおんなじな気がします。

いろんなエピソードが
盛り込まれてお
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甘き人生(2016年製作の映画)

3.7

喪失から目をそらすことを始めてしまうと、そこへ目を向けることが困難になってしまう。

逃げていったとしても、それはやがてやってくる。

幼い息子のためについた嘘。それは大人たちでさえ、喪失から逃げたと
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.2

リーは嫌な女です。
その振る舞いもあって、自らの首が絞まってしまう。
同情したいけど、自業自得でもあり、仕方ないとも言えます。

うまくいかない現実の中でたまたまの出来事が…悪事に手を染めるわけです。
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

男性が優位であることが当たり前な時代から現代に生きてきた夫婦。

ノーベル賞受賞に伴い、過去を思い出しながら現実をやり過ごす妻ジョーン。かたや夫のジョンは作家特有の気ままや傲慢さを見せながらノーベル賞
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

この作品、個人的に素敵だと思いました。
シャーリーの苦悩を細やかに演じるアリの演技は素晴らしいです!
また、モーテンセンのイタリア系アメリカ人もまぁ、話し方が!
その掛け合いが時間が経つごとにテンポ良
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

大好き!ヴァンホーヴェン&ユペール!
という事で。

劇場に行きたかったのですが、田舎暮らしになったので。こういった作品は中々見に行かれません。やってない…近くで。

もー、なんというか。
単純なレイ
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