かわともさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

かわとも

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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.1

記録。

とてもリアルな解剖のシチュエーション。

そこに目を奪われる。

あの音楽の使い方。

なんか、こういうの他にもあったわぁと、思いましたが、思い出せず…。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

生身の人間が織りなす、狂ってしまった日常のその後の展開。

誰もがただの人間だからこそ。だから失敗するし、単なる共感だけでは終わらないモノを持っています。

シングルマザーだから、我が強くなったミルド
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

2.7

岩田さんが思ったより演技か上手だなあーと、思ったのですが。

かなり最初の方で、ストーリーが読めてしまったので、最後の落とし所どうするんだろ?と思ったんです。煽り文句で罠とあったのですが、罠?どれ?と
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グレートウォール(2016年製作の映画)

2.5

美しい色彩とワイヤーアクションとカットワークはイーモウ監督!という感じ。

ですが、どうもモヤモヤしてしまう箇所が随所にありました。

○ターシップ○ゥルーパーズかと思ってしまうような設定や、バンジー
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

4.0

やっと鑑賞しました。

タイトル。テレーザの手紙の一文ですが、トマシュに向けた意味では本来ないのだと思いました。

三角関係を中心に描かれているのですが、それはだだの隠れ蓑です。恐らく。

プラハ侵攻
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.8

アンブレイカブル、スプリットに続く3作目。と。なるシリーズ。まさかの3部作だったということです。

それぞれの存在意義やなぜ、そうでなければいけないのか。

精神病理としての意味づけをされ、苦悩する姿
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.1

それまでの人生を捨てていきた人は、死後、周囲が混乱するでしょう。

そんなニュースがあったなぁと、思いながら鑑賞。

嘘は最悪ではないけれど、綺麗にまとめてありました。

働きすぎなキャリアウーマンに
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少女ムシェット(1967年製作の映画)

4.1

虫ケラ。
そんな意味がタイトルであると知ると、見方が変わる。

虫ケラのような扱いを受けている少女は、張り詰めた糸のよう。思春期の苛立ちを持て余すも、上手く処理できず。声を出さずに涙する。

母の死後
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ファブリックの女王(2015年製作の映画)

2.4

演劇舞台を映画で見せるスタイル。
時折、舞台の役者たちがあれこれ議論を始めるので、アルミの物語が上手く入って来なかったです。

ちょっとイラッとしてしまった。

演劇舞台なので、具体的な時系列とか、状
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.7

魂を抜かれてしまう写真なんだわ。きっと。

永遠を与えてやったと言う割には怯えているステファン。

現実と妄想の中で、残された娘に同じ事を強いる。

古くて暗い屋敷の中は異世界への入り口のようです。
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柘榴館(1997年製作の映画)

2.1

原作小説があるそうです…。
どうやら映画とはストーリーの一部が異なるみたいです。

いわゆる旧家のプライドが引き起こす事件。

おかしな大人の元で育つと大変です。

ふたりの女(1960年製作の映画)

3.9

戦争があったって、市井の人々はただ生きていくしかない。
助け合っていかないとあちらもこちらも成り立たない。

そこで、娘のために逞しく生きる母は疎開する。疎開先で出会うインテリの幼馴染?との淡い恋の予
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.9

夫アルベールを待つテレーズは、バカンスに誘われるが乗り気ではない。

戦争は終わったけれど、夫の不在にも耐え、カフェを切り盛りする毎日。現れたホームレスの男はアルベールにそっくりだった。

テレーズの
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.4

スティービーワンダーの名曲を聴かせるシーンでは、社会の閉塞感をぶち壊せ!と言わんばかりの盛り上がりを見せる。

歌の力を前面に押し出してる作品なので、どんな楽曲が使われているか調べたくなるはず!

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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.5

実際にこんな事になったら、うまくいかないと思う。沢山の誰かが助けてくれないと。

でも、それはさておき。

フワフワと毎日楽しくリゾート地で生きていた男は突然、パパになって、仕事も失い、イギリスで生き
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ミュータント・フリークス(1993年製作の映画)

3.1

タイトルはうーん、だけど、観たらそれなりに面白い!
おバカコメディ。ビルとテッドのノリで観たらOK!

オープニングのクレイアニメとか、フリークスのメイクやネーミングなどなど、クスッとさせる部分が沢山
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.2

シリーズのエピソードが成り立つようになってます。

人形が呪われた人形になるまでのエピソードです。

人里離れた場所にポツンとある一軒家。
アメリカってこういう場所多いんでしょうね〜と、思います。
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ヴィタール(2004年製作の映画)

3.4

賛否分かれると思いますが、わたしは好き。

解釈様々であるとおもうのですが、監督の意図を汲んだ上で思いを馳せる。

記憶を無くてしも、人は生きられる。でも、記憶がないっていうのはきっと、根無し草のよう
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.1

ガガの歌声は本当に素晴らしいです。

アリーがスターダムにのし上がっていくにつれ、だんだんとメイクアップが変わっていきます。

それは、さながら本当にレディガガへと変態する蝶のよう。に、見えます。
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

3.0

これから、どんな大人になっていくのか。まだ見えない。見えそうだけれど。

その一歩手前で揺れる朔子。そして孝史。

夏の一コマは誰にも訪れる。
それをどう消化しよう?
と、迷う。

消化しきれないもの
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.3

ガッキーはこういったコメディ路線が良く似合う。

ストーリーは王道。

ライバルもわかりやすい。

豪華キャストによる明日からまた頑張ろう!な作品。

広末の役所がなんか、ドラマの奥様は取り扱い〜を彷
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.7

BIG ISSUEの記事で知り、観たいと思っていた作品です!

人生って何があるかわからない!と心から思えるエピソード。
なんと、本猫が出演してるってのも驚きです。

自分の人生を振り返って、腐る事も
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わらの犬(1971年製作の映画)

3.8

圧倒的に引き込まれていってしまう。物語の世界へ一歩踏み入れたら、あとは灰になるまで抜け出せない…。
と、思わせる。

袋小路にもにたシチュエーション。
蓋をしたものから一気に雪崩来る感情と暴力。

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ライフ(2017年製作の映画)

3.2

ギレンホールが好きです。
苦悩が似合うお顔。

予想通り、バッドシチュエーション。

悪い方へ行ってしまう伏線に、いつ、来るか?来るか?と、違った意味でドキドキしました。

カルヴィンに刺激を与え続け
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.9

くっさい邦題なんですが、まあ、そのまんま、なのですよね。

若者の苛立ちを隠すためのワルぶり。モッズという隠れ蓑で自分を納得させることができてたんでしようか?

青春と言えば聞こえはいいが、現実を見な
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アメリカン・パロディ・シアター(1987年製作の映画)

3.4

昔ながらのコント番組を再現してるような作品。
監督たちのユーモア。

世代としてはおそらく70年代ハイティーンな人がハマると思いました。

鑑賞後、解説を読むとなお、面白いはずです。

エンドロールの
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

伝説のクイーン フレディにフォーカスした作品。

世代ではなくても曲は知ってるし、フレディが亡くなった時は驚いたことを覚えています。

キャストがだんだん本人に見えてきてしまいました。
フレディの苦悩
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ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男(2015年製作の映画)

4.0

舞台は一瞬。
創り出す者達の過程を追い続けるカメラ。

ミルピエの言葉はダンサーとしての哲学でもある。

目が離せないってこう言うことを言うのでしょう。

ダンサーたちの肉体が躍動する姿は本当に美しい
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

生きる
という事に対して一生懸命な人が人生の終末をを迎える話。

予備知識なしで鑑賞しました。

タカアシガニと手紙。わかってしまったので、これはどこで出てくるんだろう?と思いながら見てました。

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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.4

アニメっぽい作品。
堺雅人と高畑充希の演技を愉しむ為の作品でした。

魑魅魍魎?たちが庭先にワラワラ出てるシーンとか、個人的には大好き!

千と千尋みたいだなぁーなんて、思ったりもしました。

観客は
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不機嫌な赤いバラ(1994年製作の映画)

3.0

ストーリーは想像できる、ある意味予定調和。

面白いのは、シークレットサーヴィスたちののんびり業務。もっと、毎日がハードなイメージですが、ここは政治家の未亡人を警護するという任務。
最前線でないってこ
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跪く女(2013年製作の映画)

2.8

時折妄想なのかな?と思わせるシーンがあるので、現実世界を描いているものではないのかな?などと思いながら鑑賞しました。

映像が大変美しいため、男のクソ野郎な点や、女の支配されまくりな点、友人の異様さが
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(2000年製作の映画)

3.1

捌かれる魚がストーリーテラー。

ビビの中絶シーンから始まるって、なんだ、これ。

ままならない人生のうねりはまるで渦のように様々なものを飲み込んでいくって事なんだろうか。

短絡的な行動を繰り返すビ
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

2.7

彼らがいるのは最初の方ですぐにわかる。だから、仕掛けも。怪しすぎますもんね。共同研究者。

どう収拾していくのかと思いました。

ちょっとPVみたいな映像が多いので、飽きてしまうかもしれません。PVの
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アランフエスの麗しき日々(2016年製作の映画)

3.6

戯曲を紡ぐ様を映像にして見せている。

言葉遊び含め、会話を愉しむ物語。

男女の掛け合いは作家の頭脳の中。その世界は現実よりもより、華やかな光と色彩に彩られている。

老年期を迎える前の、ノスタルジ
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