おふとんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

おふとん

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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

未解決の過去は現在に害をなすー。

「ゲットアウト」「アス」の製作陣が手がけるパラドックス・スリラー。

「アンテベラム」とは内戦以前、という意味らしいです。
アメリカで内戦といえば=南北戦争のことな
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.6

「ファイト・クラブのことを口外するな」

午前10時の映画祭にて久しぶりに鑑賞。
「ファイト・クラブ」は1999年公開でデヴィッド・フィンチャーの代表作でありまだ若いブラッド・ピットの代表作でもありま
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

注意:この作品には「オリエント急行殺人事件」の重大なネタバレが含まれています。

「ダヴィンチ・コード」の作者ダン・ブラウンの続編「インフェルノ」の世界同時出版の際にネタバレ防止のために世界中の翻訳者
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

マトリックスシリーズの完結編…なんですが、個人的には不満点が多々あり。

これ、公開されたのが、確かリローデッドのすぐあとだったんですよね。
1、2が最高だっただけに期待が大きすぎたんですよね。

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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.8

個人的にはシリーズの中で1番好き

救世主として覚醒したネオが増殖するスミスと戦うシーンとか、スーパーマンみたいに飛び回るシーンとか。
ワイヤーアクションとCGを駆使したアクションは一部やり過ぎだろっ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

ヴェノムかわいい!カーネイジ強い!

以上!


うーん他に語ることもない笑
前作「ヴェノム」みたいな真新しさは特にない。
ただつまらないわけではなくて、ポップコーン片手に見るにはちょうどいい、理想的
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聖地X(2021年製作の映画)

3.2

川口春奈の変なダンスが見どころ。

予告編ではオール韓国ロケの日韓ハイブリッドホラー的な作品かのような印象を受けますが、「コクソン」や「ミッドサマー」的な宗教民俗学的ホラーを期待すると肩透かしをくらい
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

2.5

ホラー?スプラッター?いいえ、アメコミ映画です。

前作「ハロウィン」の続編。
リブートの続編なので、もう訳がわからないわからんですが、ストーリーを気にするような映画ではないのでまぁいいでしょう。
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.4

ホラー映画というジャンルそのものを破壊する超絶大傑作。

「ソウ」「死霊館」「アクアマン」などのジェームズ・ワン監督の新作は、80年代カルトホラー映画の皮を被った好きなものてんこ盛りの暴力的闇鍋映画。
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

デヴィッド・リンチ版DUNE 砂の惑星。
意外にもストーリーはドゥニ・ヴィルヌーブ版とあまり違わないというか、ドゥニ版って割と正統なリメイクだったんだなぁという感想。

ただ、さすがに詰め込みすぎと言
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.2

スケールが大きすぎてついていけない…。

「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督がMCUの最新作の監督を務めるということで話題になっていた作品。

正直言うとエンドゲームで燃え尽き症候群のようになって離
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.0

日本映画の残念なところが、これ一本でよく分かる教科書のようなダメ邦画。

低評価レビューを書くためにわざわざお金を払ってこんな映画を見に行く酔狂な人間が僕の他にどれだけいるのかわかりませんが、見に行っ
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.4

やっぱり新選組はロマンだなぁ。

司馬遼太郎の名作歴史小説「燃えよ剣」を映画化。
土方歳三役を岡田准一、近藤勇役を鈴木亮平が演じる。

まぁ「燃えよ剣」自体は何度も映像化されていて、新選組のエピソード
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

テロとの闘いを掲げれば何をやっても正当化されるのか?

本作は最近流行りのBased on a true story
、所謂実話ものです。
作風的にもイーストウッド作品っぽい雰囲気なんですが、イースト
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.2

アルコール度数を0.05%に保つと仕事の効率が上がるらしいという与太話を本気で検証しようとした、ダメ教師たちの中年クライシスを描くデンマーク映画。

うだつの上がらない主役の歴史教師を演じるのはマッツ
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.5

「ゲット・アウト」、「アス」のジョーダン・ピールが製作脚本に関わった、「キャンディマン」を現代風にリブートしたホラー映画。

人種差別の犠牲者となった黒人男性の怨念と怒りが、都市伝説の形を借りて現代に
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CUBE(1997年製作の映画)

3.7

日本版リメイクも話題が今、あえてオリジナルの作品をレビューしようという試みです。

「CUBE」と言えば、男女が閉ざされた空間に閉じ込められ脱出劇や心理サスペンスを繰り広げるいわゆるソリッドシチュエー
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

「メッセージ」「ブレードランナー2049」で次世代型SF映画監督として確固たる地位を築いたドゥニ・ヴィルヌーブ監督が、「スター・ウォーズ」「風の谷のナウシカ」などに多大な影響を与えたものの、壮大すぎる>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

男って本当にどうしようも無い生き物だなぁ…。

巨匠リドリー・スコットが中世フランスで実際に行われていた決闘裁判の史実を元に描いた作品。
リドリー・スコットは80を越えてるはずなんですが全く衰えを見せ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

とある富豪の娘、その婚約者、お手伝いの娘の人間模様を描く韓国映画。

この手のドラマにありがちなドロドロした女の闘い、、になると思いきや、思いもよらない方向にストーリーが行くのが面白い。
R18らしく
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

アウトローな女子高生2人組の緩い殺し屋ライフを描く作品。

監督は若手バイオレンス映画界の気鋭坂本監督。
「ハングマンズノット」や「ファミリーウォーズ」などの不謹慎暴力コメディに定評がありますが、前作
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.6

ボスニア紛争におけるスレブレニツァ虐殺を、国連軍の通訳をしているアイダの視点から描いた映画。

かつて東欧にあったユーゴスラビアという国は度重なる紛争の果てに散り散りに分裂してしまいましたが、正直に言
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空白(2021年製作の映画)

4.2

娘を亡くした父親の行き場の無い怒りが暴走していく。
スーパーの店長が万引きをしようとしていた女子中学生が追いかけると、その中学生が轢かれて死んでしまう、という何とも絶望的なシーンでのタイトルバックがと
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.4

「死霊館」シリーズの最新作。

実在の心霊研究家のウォーレン夫妻をモデルに悪魔との対決を描くホラー(?)。

エクソシスト系映画はやっぱりわくわくしますね。
このシリーズ、実話を元にしてるので毎回ご丁
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド有終の美。

大分前から予告編流れてましたが、ようやく公開にこぎつけてまずは良かったです。
そして本作で引退を表明しているダニエル・クレイグは本当にお疲れ様という
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.6

写真家ユージン・スミスの目から見た水俣病の真実を描く、史実を元にした映画。

水俣病と言えば、言わずと知れた4大公害の1つで、水銀中毒により神経障害をきたす恐ろしい病気。
高度経済成長期の負の側面で、
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.7

コテコテのギミックが仕込まれてるボンド・カーの活躍、絵に描いたような金髪美女とのロマンス、膝の上にシャム猫を乗せる典型的な悪役のボス、等々原点回帰という感じでテンションが上がります。

特にボンドガー
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

ノー・タイム・トゥ・ダイに向けて予習

今作は007シリーズの中では何となく異質。
007と言えば美女の存在が欠かせないが、今作はそういう描写は申し訳程度で後半はすっかりおばあちゃんと化したMとの逃避
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.4

あまり見たことの無いオーストラリア産ホラー映画。

家族という縛り、老いという呪い、家という牢獄について、じんわりじめじめした感じに描く嫌なホラー映画でした。

ジャパニーズホラーにおいては認知症の老
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.2

ダニエル・クレイグ版007の2作目。

「カジノ・ロワイヤル」からの正統な続編で、これはこれまでの007シリーズからすると異例。
これを最初にみたら訳がわからなくなっていたかも。

かといってストーリ
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

レザレクションが公開されるので久々に見返してみたくなりました。

「マトリックス」の自分の中での評価はかなり高いのですが、多分にに思い出補正が入っていることは否定しません。

もしかしたらこの世界は仮
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」に向けて予習。

当時はダニエル・クレイグの演じるボンドがあまりにも今までと印象が違っていて敬遠していたのですが、歳をとってから見るとダニエル・クレイグの良さがわかりました
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.8

「インセプション」を彷彿とさせるような設定と予告、製作総指揮ノーランの文字で勘違いしそうになりますが、クリストファー・ノーランの方ではありません。

ノーラン作品のような凝った設定やSF超大作みたいな
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野火(2014年製作の映画)

4.1

終戦の日に毎年近くの映画館でやってるので見た映画。

俳優としても有名な塚本晋也監督が自主制作で作り上げたという凄まじい作品。

おそらく終戦間近、フィリピンに取り残された日本軍の戦いを描いていると思
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

アガサ・クリスティを彷彿とさせる古典ミステリと現代ミステリの融合。

豪華キャストと豪華な舞台設定に目が行きがちですが、中身は割と丁寧で静かな印象。

「金持ち」「遺産相続」「洋館での殺人事件」という
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

マーベル映画では珍しいアジア系主人公。

正直予告編の時点では全く期待していなかったのですが、かなり面白かった。

ブルース・リーリスペクトらしく伝統的なカンフー映画とアメコミ映画の派手さが上手い具合
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