KYKさんの映画レビュー・感想・評価

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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.5

染谷将太の坊主頭と黒猫が可愛いです。CGが壮麗でもあり、満足しました。

ストーリーは、教科書や歴史小説で目にしたかも、という知識を総動員しました。それでも分からないことが多かったです。調べてからもう
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

最近、こども庁をこども家庭庁の名称に戻して設置することが決まりました。

こどもを大人が考える理想の家庭に押し込めようとする圧力を感じて、とても悲しかったのですが、そのタイミングでこの映画を見て、改め
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

男女であればどこにでもありそうなお話で、アカデミー賞受賞作にしては小粒では?と思いましたが、アメリカではLGBTを受け入れる土壌がまだそこまでなく、日常の種々の問題とゲイであることが並列のように描かれ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

不条理な映画として、面白さを感じるか、退屈さを感じるか、人によって分かれそうです。

私は退屈寄りでした。前半は特に眠気との格闘…後半は動きが出てくるので、これはなに?なぜ?と思考を巡らすのに忙しくな
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.0

鑑賞中は結構怖い…と思いましたが、音楽が効果的なのであって、実はそこまでではなかったかもと後で思いました。

特殊能力を持つ子どもたちがそれぞれ可愛く、ミス・ペレグリンがかっこよく、ダークファンタジー
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ダークネス(2002年製作の映画)

3.5

子どもが出てくるホラーは胸が苦しくなります。

ただ、なぜその選択をしたの?と、展開に我に帰る瞬間があり、怖いけど怖くないという不思議な感覚で終わりました。

あと少し、リアルに振ってほしかったですが
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インポッシブル(2012年製作の映画)

3.0

前知識なく鑑賞。

別の津波被害の映画を観たことがあって、津波のシーンに同じのをまた借りてしまったかな?と思ったら全然違いました…。

ケガがリアルすぎて直視できない。そのひとことに尽きる。

ただ、
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ハートビート(2016年製作の映画)

3.5

青春の要素を詰め込みすぎで、かえってストーリーが残らないかも?と思いつつ、最後はとてもよかったです。

異ジャンルの組み合わせがピタッとはまると、新鮮でハッとします。

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

コメディと思いきや、血みどろの映像がリアルで想像以上に怖かったです。でもその質のよさは高評価です。

ストーリーはそこまででしたが、今のコロナ禍と重ね合わせて、油断すればウイルス拡がっちゃうよね…と辛
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.5

最初は登場人物の状況がよくわからず眠くなりましたが、徐々に背景や構成などが見えてくると、とたんに見ごたえが出てきました。

それぞれの考え方、行動、決断に対して自分の心もゆらぐ群像劇は好きなつくりです
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

3.5

最初はハズレかも?と思いましたが、

笑わせてきてからの、

興味深い人間のありかたを見せてくれて終わるという、

面白い1作でした。

肩の力を抜いて見れました。

復活(2016年製作の映画)

2.5

うーん…

俳優さんはよいのだけど、展開がそのままというか、なぜローマ帝国の司令官をそこに入れたのかと。

クリスチャンならよいのかも。

映像も俳優さんの瞳もきれいでよかったけど。

定型化した宗教
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

少し前に映画館で鑑賞しました。

ある画家の人生とともに、ナチスドイツとその後の時代を感じられる作品でした。

後の時代から見れば狂信的に思える状況でも、中にいたら、少し違和感はあっても大半の人は普通
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

3.5

罠とは?

を二重三重に楽しめる映画でした。

現実だったら最低だなと眉をしかめますが、社会のハイクラスにいる男たちのクズっぽい人間味も楽しめます。

フィリップ以外の背景も描かれたらよかったですが、
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

4.0

動物たちがかわいいというだけでもうかなり満足できました。

唯一リアルな子役のモーグリもかわいかったです。CGにあわせてこんなに演技できるなんてすごいです。

ストーリーは強引な展開と感じるところもあ
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Rain レイン(2002年製作の映画)

3.5

OPにヴィム・ヴェンダースの名前が表示されて、え?そうなの?と驚きつつ観ましたが、監督ではないのでそこで期待したものとはまたちょっと違ったかな…と。

群像劇が好きなので、少し物足りなさを感じつつも楽
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.5

感想をどう書こうかと考えている間に、ジョージフロイド氏の事件が起きてしまいました。

作品は知恵比べの面白さの背後に、黒人、ユダヤ人、イスラームの人種差別問題を感じさせるのだけど、でも、その人たちにそ
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KAFKA/迷宮の悪夢(1991年製作の映画)

3.5

誰かから逃げている始まりから戸惑いがあるけれど、徐々に設定が分かりだす面白さがありました。

管理社会において、管理されない人間が現れることで社会が健全化に向かう。

でも、うまくいかずに不幸になる可
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

最初はどんなストーリーかわからず宅配物のやりとりを見ていたので、無人島漂流記とわかったときは戸惑いました。

でも、トムハンクスのサバイバルライフに徐々に楽しさが増してきました。適応力の高さを見習いた
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独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.5

始まりは荒唐無稽で、権力者として考えがなさすぎるのではとリアリティーを感じなかったのですが。

それでも心が動くようになったのは道行きでさまざまな国民のありようを見せるロードムービーならではかも。
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.5

平和な日本でギャングスタラップの映画を見る理由を考えてしまいましたが。

音楽はかっこいい。このタイミングでEMINEMが新しいアルバム出したのでテンションあがりました!社会にいかつめに物を申すスタイ
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バスキアのすべて(2010年製作の映画)

3.5

肉声は、虚飾も含めてリアル。

バスキアと周りのひとたちのドキュメンタリーはアートの世界をよくも悪くもかいまみさせてくれました。

当たり前だけどアーティストにも人間としての暮らしがあるし、周りを取り
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

パリの風景が素敵です。

そして著名な芸術家が出てくるのが楽しい。

ギルのように夢を見てる男の子のような人に惹かれがちですが、実際に側にいたら大変だろうなぁ。

でもやっぱり、一緒に雨に濡れながら笑
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.0

画面の動きが酔わせてくるので、風景の美しさをあきらめて目を閉じた時間がありました。

でもゴッホの描くことへの、そして数少ない理解者への想いが胸を打つ良作でした。

生涯の一時期のみを切り取っているの
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

声、が…私の思う太宰治と違うんです…

なので映画には入り込めなかったのですが、好きな蜷川実花監督の色彩感覚をくすんだ色ver.でも味わえて、音楽も素敵で満足でした。

フランス語の曲かな?がかかった
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

アメコミの知識はない状態で観ました。

悪役ジョーカーが誕生するまでのストーリーは胸が痛くなるような展開が多く、しんどかったです。

でもジョーカーが悪を好む人物ではなく、社会からはじかれたことで悪に
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

タクシードライバー→ジョーカー→キングオブコメディの順に見ました。

なるほど、キングオブコメディのこのシーンがジョーカーでオマージュされてるのか、と気づきます。

私的にはジョーカーを観たあとにこの
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.0

ジョーカーに行く前に観たほうがよいと教えてもらって鑑賞。

音楽がかっこいい。デニーロの演技がよくて、レナードの朝の感動を思い出しました。ジョディ・フォスターも12,3でこの色気のあるきれいさはすごい
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

最初はどんなストーリーか想像がつかず、ヨハンのまじめさにちょっとへき易したりしていたのですが…。

中盤で取り扱う事件の重さに気づいてからは目が離せなくなりました。正義だけではなりたたない人間だからこ
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.5

ゆれるが好きで、永い言い訳はかえってずっと見れなかった作品でした。

見て、やっぱりゆれるがいちばん好きだと思ったけれど、映像だけに頼らず言葉でも伝えようとする悪戦苦闘みたいなものを感じて、台詞の重さ
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

2.5

エルガーの背景に暗殺事件を起こすもほどのなにかを感じられなくて、展開をうまく飲み込むことが難しかったです。

でもドイツらしいまじめでがんこな感じは嫌いではないです。

ネーベとハインリヒの表情のやり
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

4.0

iPodしかApple製品は持っていなくて、ジョブズがどんな人かも知りませんでした。

画面のなかでジョアンナ、リサ、ウォズ、アンディ、スカリーなどとの会話を通して理解していく構成がよかったです。
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

どんでんがえしの醍醐味が味わえました!語りと映像を使って真実をミスリーディングさせるところが面白かったです。

展開が安易なヒューマンエラーに頼ってるとこもありますが、それも完璧に成立するセキュリティ
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

家族愛をテーマにしたハートウォーミングなタイムリープものと思いきや…という予想外の展開で畳み掛けてくるつくりが面白かったです。

1969年と1999年の時代を行き来するストーリーに、アメリカの生活感
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フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

3.0

三部作完結編。

結婚式から始まって30分くらいはセレブリティをひたすら描写されていて、セレブな暮らしになじんでいるアナに、普通の人だったのに…と環境が人を作るんだなと微妙な気持ちになりました。

3
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

3.0

感想に困る…としばらく置いていたくらい、よくわからない映画でした。

でもマティアス・スーナールツについて触れたくて。この映画のあとに見たヴェルサイユの宮殿庭師では知的な庭師を演じていて、この映画での
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