kkkさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

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人の態度や立ち振る舞いで今後の人生が決まるっていうセリフが、このストーリー全体を指してるのかな。
ただ結局混乱が残ったままエンディング。
ディテールは相変わらずリンチ本人がやりたいことだけをやってる感
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東京画(1985年製作の映画)

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結局その時そこにあるものしか写らないんだな。
墓石に名前すら刻まず一文字「無」とは…小津安二郎強し。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

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老いるのも悪くないよなあって思いました。
全体的に穏やかでユーモアがあるけど、寂しさや悲しさが見え隠れしている。

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

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景観、馬の動作や表情、怪我で麻痺したレイン、記録として撮ってあったであろう昔の競技映像。作り手がコントロールできない部分に良さが詰まってると思う。
やっぱ好きだな。

桜桃の味(1997年製作の映画)

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最後に他人に関わってもらうことを選んでいる時点で、本当に死にたいわけではなく救い出してほしいということなんだろうなあ。

と思いながら観てたら…
最後なぜあの終わらせ方にしたんだ…

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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言葉は認識することで初めて意味を成すけど、その認識は個人の経験に基づく。すごく曖昧なものだよなと改めて思う。
劇中演劇がストーリーにリンクしてきたり、演劇内のセリフなのかストーリー内のセリフなのかが曖
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さざなみ(2015年製作の映画)

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日照時間の短い薄暗い地域で、白髪の無精髭生やしたおじさんが着るオイルドジャケットはなんだか良い。

ロゼッタ(1999年製作の映画)

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手持ちのカメラでロゼッタを追いかけ回してて、ブレブレで何が映ってるのかわからないこともしばしば。
説明的なカットもBGM等の修飾もない。実在する人をドキュメントしているように見える。
エンドロールまで
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

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テンセグリティ構造みたいなことですね…。絶妙に保っていたバランスが一気に崩れていく感じ。でも崩れる様は綺麗で哀しい。
実際の双子が演じてるのかと思うほど、凄すぎる1人2役。

ニックス・ムービー/水上の稲妻(1980年製作の映画)

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本筋がいくつかあるから、映画内で映画を作って監督2人も演技をしてる。そしてオフショットらしき映像も散見する。
何を観せられているんだろうと混乱するし、結局最後まで混乱は残ったままだった。けどそれで良い
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

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全体像はうっすら見えてるんだけど、終盤まで詳細は見えにくく作られてる。
断片がだんだんと繋がっていくのが気持ち良い。
死にかけの男にわざわざ水を持っていく優しさから始まってるのも良いな。

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

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ストーリーは普通だけど
暗くて肌寒そうな場所で良かった。

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

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どこからが妄想・幻覚でどこからが現実・正気なのかがわからない。
そもそもが精神分裂症になった人の伝聞から始まってる時点で全部が妄想なのかもしれないし…。
そしてそもそもが映画だという多重構造…。
おも
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

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景観が綺麗。
影とか暗闇が上手く使われていてシックでかっこいい。
音楽もかなり良い。

サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

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画角にもカメラの動きにも余白があって誰かがいる気配がずっとある。

地獄の門(1980年製作の映画)

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死人が生き返るより襲ってくるより、大量のうじ虫が吹き込んでくるのが怖すぎ…あれ本物だったな
ラストシーンの暗転の仕方がかっこいい

サンゲリア(1979年製作の映画)

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ゾンビの乾燥・腐敗した皮膚が良い質感だった。
意図していないだろうけど、フィルムが一部劣化変色してるの良かったな。

血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

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モノクロで綺麗に撮られてる。
ただ土葬とか信仰とか個人的にリアリティに欠ける分、ストーリーには入り込めなかった。

エクソシスト(1973年製作の映画)

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時々、一瞬だけ映る悪魔の顔が潜在的に意識に残る。そういうところに拘ってやってるの良い。
室内でストーリーが進んでいくのが閉鎖的で陰湿で好き。
あと普通に悪魔が乗り移った後の顔怖い。

死霊のえじき(1985年製作の映画)

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体が引き裂かれるところとか噛みちぎられるところとか良くできてる。
ゾンビが医学的に研究されてたり、教育されている劇中の設定が割と好き。
3部作の中では1番ポップで切迫感は少ない。

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

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デパートの中のシーンは全部最高。普通にかっこよく撮られてる。
音楽も良い。

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

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視覚的に恐怖心を煽ることに頼ってない。
死体が生き返ったり、人肉を食べたり、多数で迫ってきたりする状況とか構造の怖さを強調してる。

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

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至るところに散りばめられている些細な違和感が進行するにつれて効いてくる。
ローズマリーの精神が病んできている可能性を客観的に見せながらも、ローズマリー主観の視点も見せて夫や隣人といった周囲の人間に不信
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

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地下に閉じ込められたシェリルに哀愁がある。
首切られたあとのリンダが襲ってくるところとか最後クレイアニメで死霊が朽ちるところとか目を潰されるところとか、グロく見せようと尽力してる。

13日の金曜日(1980年製作の映画)

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犯人の一人称視点のカメラワークがあることで、姿は見えないけど犯人の気配が出て良かった。音や気配に敏感になる夜の森というシチュエーションも恐怖を煽る一要因だと思う。
犯人の姿が見えない前半は暗殺的な綺麗
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エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

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フレディに滑稽さと愛嬌がある。
どこからが夢でどこからが現実なのかと考えるうちに画面内に引き込まれる感じ。
実際に夢から出られない感覚の時たまにある。

オーメン(1976年製作の映画)

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特殊な何かが出てくるわけではないけど、人の表情とか天気とか普遍的なものに不吉な予兆を孕んでいて良かった。

マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

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赤いフィルター、残像、スローモーション、急な静止とか映像のエフェクトがいちいち良かった。撮り方も多彩。
現実離れした映像なのに、ストーリーの動機付けが嫉妬と復讐っていうのが良いな。