経理さんの映画レビュー・感想・評価

経理

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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

冴えない主人公。あなたは恵まれてるのよなんて言われて、主人公も観客も「?」という感じだったと思うが、最後はやっぱり恵まれてたなという話。成長物語として見るとちょっと最後に急に成長したなと唐突感はあるが>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.7

悪の皇帝パルパティーンの居場所を突き止める、ための手掛かりであるウェイファインダーを探す、ために、C-3POのメモリに記憶されたウェイファインダーの手掛かりが記された短剣の文字を解読する、ために、闇の>>続きを読む

BRICK ブリック/消された暗号 BRICK ブリック(2005年製作の映画)

3.6

勢いだけでやってる映画。やはりライアン・ジョンソン監督は画面の切替えでスピード感を表現するのが強い。特に暴力シーンにおける急な攻撃の表現の表現が特徴的。同じ構図で車が行って帰ってくる表現も面白い。『L>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.3

IMAXの70mmフィルムで撮影された美しい映像をコントラストや色調が完璧な状態で4K UHD Blu-rayに記録。ノーラン監督ありがとうございます。警察に追われながら市民のために身を捧げるブルース>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.8

ライアン・ジョンソン監督繋がり。いやーなかなか厳しいな。これはかなり厳しい。のっけからギャグがひどい。そして中の1時間全部イラナイだろこれ。ていうか「作戦、全部失敗してませんか!?」 赤い人達とのバト>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.1

演出が独特。全体的に乾いてるというか砂っぽいというか。タイムループSFというジャンルから想像されるキラキラした感じ、壮大な感じが全くない。しかし消える/現れる、寄る/離れるといった画の変化が凄く面白い>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

暴走を暴走と感じさせないAIの暴走、「ヤツを信用するな」と言われて誰を信用していいか分からない孤独と恐怖。途中まで美少女ロボと楽しくチューリングテストをやってたのに、そこからの停電で急にドンと表出する>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

3.9

真犯人を追うジャック・リーチャー。現役でもない、万能でもない、泥臭くて寂れた感じのヒーローをトム・クルーズが演じている。ロザムンド・パイクとのコンビ芸。中盤のエンジン音がブルブルうるさい、でも静かでシ>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

2.6

とにかく安っぽくてドラマくさい。登場人物がキーキーうるさくて困る。音楽が徹頭徹尾、本当にダサすぎる。ポリコレの主張がきつい。しかもポリコレの主張内容も本筋に全く関係ないじゃないか。あのシーン要る? U>>続きを読む

28週後...(2007年製作の映画)

3.9

コード・レッドの発令により、ゾンビからも軍からも狙われるというまさかの事態に。その軍を抜けるきっかけとなった少年と奇しくも行動を共にして、少年を守るために戦うというジェレミー・レナーの行為に一本筋が通>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

バブルの空気感とはどういうものかを感じることができる。2017年の仮想通貨バブルの後に観て答え合わせした思い出。なんとなく今観ておくべきだと思って再鑑賞してみた。意外と俳優陣が豪華でブラピ、クリスチャ>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

4.1

ヒットしたドリフト・カー・アクションといえば本作と『ALIVEHOON アライブフーン』くらいか。冒頭から女を取り合ってのカーレース、ホントに取られちゃうわよと焦る表情がよい。ドリフトなので壁やら柱や>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

光の中に現れよ! 小山力也と田中敦子の吹替が好きすぎるので吹替で鑑賞。それにしてもストーリーが分かりにくい。さらに細部を見てもツッコミどころが多い。特にレイチェル・ワイズが首にかけたはずのお守りをわざ>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

CGのクオリティが凄い。しかしボーとの再会から物語の軸がブレて集中できなくなる。フォーキーの救出劇だったはずが、だんだんフォーキーがどうでも良くなってボーが主役に。そしてギャビー・ギャビーのヴィランと>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.8

サメのIQがどう見繕っても120はあるのに、最後にIQ10のやられ方をするのがなんとも。サメはCGだけど傷は特殊メイクなのでめちゃくちゃ痛そう。とにかく痛い痛い!という作品。最初は母の死を理由に医学部>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.4

久々に観たがアクションが凄い。敵は元エージェントで、組織に裏切られたことをきっかけに復讐を企むというストーリーなのだが、冒頭でボンド自身も組織にぞんざいに扱われており、観客の視点としてはボンドと敵を重>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

星川が可愛……おっといかんいかん!(自分を殴る) 複雑な問題を複雑なまま描き、3人の視点の物語を繋ぎ合わせることで真実を明らかにするという作り。観客がスッキリする映画である。ストーリーを支える登場人物>>続きを読む

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

4.4

アンレイテッドver.鑑賞。尺86分でテンポが非常によい。生き返るからって命の重さが軽いのなんの。死んだと思ったらすぐ生き返って大暴れ、内臓を曝け出してのバトル。非常に景気がよい。なんせ脚本と演出が観>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.4

ムジョルニアを破壊されたソー、力を制御できなくなったブルース・バナー、仲間を殺されたヴァルキリー、そしてアスガルドを裏切ったスカージ。これらの問題を全て片付けてカタルシスに導く脚本、非常によく出来てい>>続きを読む

60セカンズ(2000年製作の映画)

3.5

吹替で鑑賞。50台盗むっていう割には派手な画がない。ほんとに50台盗んだ? 盗む予定の車に名前を付けて「エレノア……後で迎えにくるからね……」みたいに言うんだが、いやそれ他人のモノですよねと。しかし大>>続きを読む

レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.4

まあ子供向けか。ヴィランの行動原理の説明が何もない、ラストの彼の心変わりの理由が分からない、といった具合にストーリーが予定調和的に適当に進んでいく。ヴィランが美女に化ける必然性がない。サンタがマッチョ>>続きを読む

オズ はじまりの戦い(2013年製作の映画)

3.7

ミラ・クニスもミシェル・ウィリアムズもガッチリ主役張れる女優なのに、レイチェル・ワイズと並べてやるなよと思うのは私だけだろうか……。ストーリーはさておき、ホラー的演出が割と楽しい作品。特に光る植物に襲>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.6

まーた『死霊のはらわた』やってるよ! ゾンビも出るわ悪霊も出るわでやりたい放題、ブルース・キャンベルの無駄遣いも甚だしい。『ワンダヴィジョン』見ておかないとストーリーがよく分からんっていう大きな欠点は>>続きを読む

ピストルオペラ(2001年製作の映画)

3.8

アート映画。オナニー好きの殺し屋を江角マキコが演じている。『ショムニ』に出てた頃の全盛期の江角マキコが見られるというだけで価値がある。話は意味不明で全く頭に入ってこないが、画がすごい。不思議な魅力があ>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.3

スパイがバレるのかバレないのか、緊迫感溢れる会話劇。いや、とっくにバレてるんだからそれ以上やめて!という気持ち。クリストフ・ヴァルツの演技がすごい。クライマックスの作戦は結局交わらないの?みたいな脚本>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

4.3

冴えない非モテ男がみんなの夢に現れる。有名になって有頂天になるけどある日から皆の嫌われ者になったりして、ずっと周りの人間に翻弄され続けて可哀想。ある一大チャンスが屁で台無しになったりとか笑えるポイント>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.4

4K版はめちゃくちゃ高画質で65年前の映画とは思えなかった。真相が明かされるシーンとかオチとかが案外アッサリしてるのがヒッチコックの特徴なのかな。映画好きなら1度は見ておくべき作品。

トレマーズ(1990年製作の映画)

4.4

DUNE…ってコト!? 全員フレメンの歩き方を知っていたら楽勝だったのか。なんつーかワイヤー見え見えだったり作り物感が凄かったりしてザ・大味ではあるんだが、景気良くやる時はやる、楽しませるっていうのが>>続きを読む

クリスティーン(1983年製作の映画)

3.7

怨念の宿った車。トランスフォーマーってわけでもないが、破壊された箇所を自己修復するカットが凄い。あと車体燃えながらの走行。ストーリーはシンプルだが画が面白い。もうちょい派手・グロでもよかった。

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.6

ホラー小説の世界に引きずりこまれる話。サム・ニールの演技が光る。雰囲気はチルな感じで悪くないし、クトゥルフ的モンスターのキモ造形もよいのだが、どうにも起承転結が弱い。深夜にボンヤリ見る分にはよい作品。

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.2

パイ・メイとの修行シーンの演出が面白すぎる。アニメのキャラみたいな師匠が出てきてズームインとズームアウト多用のコミカルな画。そのくせ脚本的にも重要なシーンっていうのが面白い。エル・ドライバーとのアクシ>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

4.1

イントロでレッチリの『Dani California』が流れてデスノートのルールを説明するモノローグが入るのだが、そこがめっちゃカッコいい。演技やセリフがわざとらしいってのは前作と変わらず。しかし見せ>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.7

最近はIQ高めの作品ばかり観ていたのでIQ低いやつを観たいなと思い。いや金子修介監督に失礼なんやけども。そもそも主人公のIQはやたら高いんやけども。原作読んだことない人でも分かりやすい、余計な要素がな>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.2

超能力の映画と聞いていて自閉症の子が出てきたので、これはもうエラいことになるわいと冒頭から期待値が上がる。その期待は裏切らないクオリティ。なんか『スキャナーズ』を思い出させる展開だけど。割と落ち着いた>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.2

ニトラム怖すぎる。知的障害者のクライムスリラー、次の場面で何が起きるか分からない怖さがある。車のファンベルトが鳴いていたり、ダイニングで虫が飛んでいたりと細かいところで不穏さを出す演出も上手いと思った>>続きを読む

人肉ラーメン インターナショナル完全版(2009年製作の映画)

3.6

ゴア描写は特殊メイクで割と気合が入っている。ゴアシーン自体そんなに多くないけど楽しい。しかし死体がいつまで経っても綺麗すぎて時間経過してないように見えるのがリアリティがなくて残念。狙ってやってるのか知>>続きを読む