経理さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

AVP2 エイリアンズVS. プレデター(2007年製作の映画)

3.1

プレデターから生まれたプレデター型エイリアンが人間を襲いまくる。そして、な ぜ か それを狩りに来てくれたプレデターとの戦いを描く。スピード感、ワクワク感、画面の分かり易さなど、どれをとっても前作に遠>>続きを読む

処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

4.2

なんと続編。ゾンビに腕をかまれ、腕を切り落としつつ命からがらゾンビ軍団から逃げてきた主人公。手術は成功だ! と言われ目を覚ましたら、ゾンビの腕が間違って取り付けられてしまっていた……。アイデア一発勝負>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.8

吹替で鑑賞。気の抜けたミッション・インポッシブルみたいな映画で、随所にユーモアが散りばめられている。かといって適当というわけではなく、ストリングスベースの上品な劇伴を使ったり、気の利いた綺麗な画作りが>>続きを読む

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.2

極シュール映画。開始1分でヘドラ登場(早い!)そしてこのオープニング曲である。この時点で既にシュールさが爆発して収集がつかなくなっているわけだが、まさかとは思うだろうが、この状態が1時間半続くことにな>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.3

ヴァイオリニストのサラサーテが演奏する、「ツィゴイネルワイゼン」のレコードをめぐった物語。シュールレアリスムとエロスとホラーとユーモアの要素がごちゃ混ぜになっていて観ている間は混乱させられるが、一応ラ>>続きを読む

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.3

山に逃げんの!? って思いましたけど、ターミネーター!? って思いましたけど、うん、割と楽しめました。中盤までは人間の怖さと心霊的な怖さどっちもあったりして。それだけに終盤以降、もう加速度的にクソ映画>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

へーこんな映画あったんだね。18世紀のフランスの孤島が舞台で、とにかく画が綺麗。海のシーンとか綺麗。どのシーン切り取ってもそのまま絵画にできそうな感じがある。それに加えてファンタジー的な演出もあったり>>続きを読む

エイリアンVS.プレデター 完全版(2004年製作の映画)

4.3

いや、雑だナー笑 古代遺跡に潜入した探検隊が、プレデターやエイリアンと遭遇して虫ケラのように殺されていく。命の軽さがハンパない。雑ですけど、一応プロットはちゃんとしているし、あのポール・W・S・アンダ>>続きを読む

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(2003年製作の映画)

3.6

吸血鬼、ジキル博士、透明人間などの超人達と共に、ショーン・コネリーが国家の敵に立ち向かう映画。CGがクソ、ミッションがクソ、すぐに裏切る仲間もクソ、何もかもクソで救いようがない。しかし、よく分からん駄>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.7

盗賊から村を守るために村人に雇われた7人の侍と、その戦いの様子を描く。これはまさに映像表現の映画。役者に喋らせずに観客に何かを伝える技術というのが凄い。台詞の有り無しにかかわらず、映像からとにかくバシ>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.1

女と戦争を通じたナポレオンの栄光と没落が描かれる。製作費2億ドルということで、スクリーンに映し出されるもの全て一級品である。戦闘シーンの迫力、VFXのクオリティ、ドラマパートのセットの作り込みなど細部>>続きを読む

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.5

我慢しながらなんとか最後まで見た、というのが正直なところ。現代のゾンビ映画を見慣れちゃったからしょうがないね……。しかしゾンビ映画好きなら一度は見ておかなければならない映画ではある。劇場版『アイアムア>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.6

ディカプリオ率いるチームが、ミッション達成のために夢の中に入り込んでいく……。夢の中でさらに夢に入っていくという構造的な面白さ、それを踏まえた目的達成のプロセスの面白さがあり、さらにアクション要素あり>>続きを読む

シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

4.1

119分版と比較するとまあ確かに長いけど、割と物語の核心に触れるような重要なシーンが追加されていたりもする。119分版ではちょっと唐突感を感じた気がしたが、北米公開版はそういうことはなくて、ああこれが>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

4.3

金のためにヤクザの抗争を煽っちゃう用心棒! その戦略みたいなところが面白いし、戦略が裏目に出ちゃったり、金以外のところが大事になって正義感を発揮しちゃったり、なかなか飽きさせない作り。何より登場人物の>>続きを読む

DRIVE ドライブ(2001年製作の映画)

4.6

製薬会社で働く堤真一、信号待ちで柴咲コウに見とれていたら銀行強盗3人組が車に乗り込んできて、それぞれの運命を変える一日が始まる。かなりファンタジー寄りな作品で、とんでもないことばかりが起きてミラクルな>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラパートは良かったですね。『ゴジラ』(1954)へのオマージュとかもあって楽しかった。海上の作戦が多いので結構『ジョーズ』感ありました。ドラマパートが気に食わなかったな……。あれだけクサい演技にも>>続きを読む

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.3

音楽を向井秀徳が担当。キャッチーで耳に残る音楽が多く、プレイヤーも実力派揃いなので音楽面をしっかり楽しめる。神木隆之介が地獄に落ちた後に輪廻転生をするために地獄でバンドとかを頑張っていく話で、一見する>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

石油で一攫千金の部族。そしてその部族の金をめぐった殺人事件に巻き込まれていくディカプリオ。面白いけど3時間半は長いよ!

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.6

『ゴジラ-1.0』観る前にとりあえずなんか山崎貴監督の映画観とくかってことで。前作もそうだけど深津絵里の落ち着いた演技が割と好き。特に警察と赤ん坊とのシーンが印象に残る。原作とは脚本が異なるっぽいけど>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

吹替で鑑賞。藤森慎吾さん割と上手かったな。全然期待せずに観たけど結構面白かった。ドラマパートはいらん要素がなくて見やすかったし、変形シーンも今までガッチャンガッチャンやってたのとはちょっと趣が異なる感>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

他の監督だったら全部CGにしちゃうところを、ちゃんと模型とか作って撮影してるのがリアリティの源泉。レインジャー号の薄い鉄が軋んでる感じとか、エンデュランス号が宇宙をバックにぽっかり浮かぶ姿とかが最高。>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.2

ゴジラは災厄なんだ、これ絶対倒さなきゃダメだわって再認識させられるくらいゴジラが冷徹に、徹底的に街を破壊してくれる。そしてゴジラ討伐と、自身の研究が悪用されることに対する恐怖との間で揺れ動く芹澤博士の>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

ほぼ日常系で、アクション要素は2割くらいである。注目すべきは『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でスタントを務めた伊澤沙織さんのアクション。ギャップ萌えってやつかな(死語)。それにしても主人公2人の滑>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.7

『インファナル・アフェア』のハリウッドリメイクだが、全く違う映画に仕上がっている。『インファナル・アフェア』は上映時間102分、『ディパーテッド』は上映時間150分で、後者の方が敵も味方もキャラクター>>続きを読む

インファナル・アフェア 4K(2002年製作の映画)

4.2

「4K上映」という触れ込みだったが、ひと昔前のブルーレイ並の画質でかなりガッカリさせられた。映画そのものは最高。マフィアに潜入した警察官vs警察に潜入したマフィア。この設定で面白くならないはずがない!>>続きを読む

トニー滝谷(2004年製作の映画)

4.2

村上春樹作品の映画化で成功したやつ。淡々とした語り口と演技で、孤独と喪失が描かれる。ずっと流れ続けてる坂本龍一の音楽がかなり良いし、イッセー尾形と宮沢りえの表情と演技も良かった。暗い話の割に不思議な心>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

上原ひろみスゲー。音楽好きなら必見。音楽とそれ以外の要素の主従関係が逆転していて、音楽で感動させるために映像やストーリーが組み立てられている。しかし、演奏中のCGのクオリティが低く、演出もワンパターン>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

ペレペペペペペペペペレペペペペ……。常人には理解できない映画。何回見てもストーリーが全然まったくこれっぽっちも理解できないし、登場人物たちの動機や目的もよく分からない。ただ画面の前では何か凄いことが起>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.7

なんか夫の様子がおかしいな、から始まる地球侵略への道のり。宇宙人たちは適当にヘラヘラやっているように見えて、侵略に対する確固たる強い意志を持っているのが不気味。観客側も、え? こんなんで本当に侵略した>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.2

怖っ! 引越し先で出会った怪しい隣人と過去の事件との繋がりが徐々に明らかになり、自分の妻にも危険が及ぶ。ジャンルとしてはサスペンスだが、日常に潜む異常人格者である香川照之と彼の家の不気味さが、黒沢清監>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

4.7

「言い方ァ!」で有名なモキュメンタリー・ホラーの代表作。リアリティのある作りが特徴で、それに加えてキャラの濃い登場人物たちのキ◯◯イじみた言動の数々が印象に残る。過去に友人たちと一緒に見た時、友人は相>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

ケイの喋り方、クセ強めのショッカー構成員、アクションシーンなど小ネタとして楽しめる部分は多い。柄本佑のひょうひょうとした演技も好きだった。しかし登場人物はみんな出会ったばかりで人間関係は希薄な上に、無>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

緊急事態における政治ドラマと、その裏ではみ出しもの達が活躍して官民学一体でゴジラ討伐作戦を進めていく様子などが描かれている。日本国内のリソースを駆使して戦ったり、外交ルートをうまく使ったりと日本人にと>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

映像は凄まじい。CGと作画がものすごいレベルで融合していて、日本のアニメーション技術の進化を感じることができる。ストーリーは超ハイコンテクストで比喩表現が独り歩きしている状態。とにかく観客が気持ちよく>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

まず画質が素晴らしい。全編に渡って明度とコントラストと発色が良好で精細感もあり、近年の邦画の中でも別次元の画。画面に映るのは柴咲コウ、檀れい、福山雅治、北村一輝などベテラン勢がメイン。41歳の柴咲コウ>>続きを読む