経理さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ブギーマン(2023年製作の映画)

3.1

ジャンプスケアが下手くそで、怖いというより煩い! っていう気持ち。まず怪物をチラッと見せてからギャーッて鳴らすの意味なくない? で、ラスト30分でちゃんと本編『プレデター』始まります。それまでの我慢!

アップグレード(2018年製作の映画)

4.3

近年のAIモノの中では脚本と演出が群を抜いている。エロン邸の外観や内装、手術シーンのリアルさなどを見ても分かるとおり美術面にも力が入っている。アクションシーンは超人バトルを表現するカメラワークが凄くて>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

4.2

いや凄いですな。もう序盤~中盤のあたりからゾッとする怖さがある。女の異常性を小出しにしていって、観客の不安と緊張感を徐々に増大させていってからの、クライマックス。演出が凝っていて、これ上手いこと映像化>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

脇役のエミリー・ブラント可愛い。アン・ハサウェイと並べると彼女のシュッとした小鼻と口元が魅力的。ちょっと嫌な役だけど、彼女の人の良さがにじみ出てる。アン・ハサウェイの方はというと、なんか地に足付かない>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

シリーズで一番面白かったかも。ガンアクションが食傷気味になっていたところ、中盤では大阪が舞台ということで刀や弓矢を使ったバトルを見ることができて嬉しかった。真田広之さんやドニー・イェンさんのアクション>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

ストーリーはシンプル、アクションも見応えあり。銃の扱い方かっこいい。キアヌ・リーブスかっこいい。しかし暗いね……。登場人物全員が不憫。主人公には共感できるけど、共感したところでしんどくなるだけですから>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.9

東京の街でウルヴァリンvsヤクザの殺し合いが行われたり、長崎の田舎にウルヴァリンが逃げてきたりするのが面白くて気に入っている映画。めちゃくちゃお金かけてるけどなんか違う"エセ日本"のビビッドな感じが良>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.2

裏社会の会計士を描いた映画で、やはり経理マンにも暴力性が必要だなと思わせてくれる作品。しかしアクションシーンは少なく、脚本もお粗末。不正会計の全体像や登場人物の動機などが掴みづらく、時系列もバラバラで>>続きを読む

バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

2.9

中盤までファンタジーかヒューマンドラマかどっちか分からなくて、どうか前者であってほしい、後者だったらこれは本当にキツいと藁にもすがる思いで見続けた。結果、後者でした。日本版ポスタービジュアルの担当者と>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

CG技術が凄い。質感が本物っぽいというだけでなく、カメラで撮影したようなエフェクトをかけて実写映画のようにも見せているし、バイクの挙動なんかも本物を意識して物凄く細かく作られている。丁寧なお仕事である>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.2

エイリアンに勝つために死に戻りする映画。脚本とアクションが上出来。中盤まではいかに攻略するか? というゲーム的要素があり、終盤では緊迫感がさらに増して、知り合ったばかりの仲間を信じていかに戦いに勝つか>>続きを読む

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.8

スクラップした映像を疾走感のある音楽で繋ぎ合わせたような映画。フランカ・ポテンテがピンチの恋人のためにとにかく走り、その中で色々なことが起きるというだけのストーリーだが、演出方法は一風変わっている。な>>続きを読む

貞子DX(2022年製作の映画)

3.8

これはちゃんとしたホラー・コメディ。もう変に怖がらせようとせずに笑いに振り切ってるところが好感が持てる。登場人物たちもキャラが立っていてやり取りが面白い。ストーリーも謎解き要素があって割と楽しめた! >>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

やっとターミネーターらしい脚本に戻ってきた。というか言ってしまえば2とか3あたりの焼き直しなのだが、今までと違ってとにかく女性が強く強く描かれるポリコレ作品である。実際にめっちゃ肉体改造したというマッ>>続きを読む

彼岸島(2009年製作の映画)

4.3

とにかく全編に渡って暗くて汚く、人が死んで血がいっぱい流れる。脚本は本当にクソとしか言いようがないが、セットの出来や顔と服の汚れ方やカメラワークの良さなどを見ると、脚本以外の部分はそれなりにクオリティ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.1

フランス産の上質な食人映画。演技と画作りのレベルが高くて、セリフとして口に出さなくても登場人物が何を考えてるかがよく伝わってくる。単なるグロ・ホラーではなく、周囲の人たちとの関係性をしっかり描いて伏線>>続きを読む

レック(2007年製作の映画)

3.9

75分という短い尺の中をどんどん加速して駆け抜けていく。ゾンビの行動パターンも不気味に仁王立ちしたかと思えばダッシュしてきたりと緩急があって面白いし、もみくちゃになってるシーンでカメラマンが邪魔者扱い>>続きを読む

図鑑に載ってない虫(2007年製作の映画)

4.2

邦画の中でも好きなやつ。意味が分かるギャグと分からないギャグでぎゅうぎゅう詰めになっている作品。脚本はなぜか上手くまとまっていると思う。死んでも別に生き返れば良いかみたいなムチャクチャな死生観だが、作>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.8

女性活躍社会。マトリックス三部作は何十回も見返すくらいのファンの私、懐かしのあの人に会える! 違うモーフィアスが見れる! と勢い勇んで劇場に観に行ったものの、がっくりと肩を落として帰路についた記憶があ>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

3.8

観客を退屈させないようにと、あの手この手で楽しませてくれる映画。そういうサービス精神がこの作品を名作たらしめていると思う。バスがジャンプするシーンはどうしても笑ってしまう。キアヌ・リーブスかっこいい。>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

モキュメンタリー・ホラーの佳作。頼りにしてる女神というのが全然身近なものじゃなくて、味方になってくれるかどうかも分からないっていう距離感が気味悪くて良かった。中盤からラストにかけてはかなり恐怖。緊張度>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.6

地下倉庫の場面は一見の価値あり。展開はチンタラしてて退屈。カット割りも基本的にTVドラマとか教養番組みたいな感じで画としても退屈。その割にはセリフ中心にストーリーが展開していくし、一部が日本語字幕なの>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.6

呪いのビデオのクオリティ、貞子の呪殺シーンのインパクト、主題歌の『feels like "HEAVEN"』の3点セットで当時の世の中に与えた影響は大きく、エポックメイキング的な映画であることは間違いな>>続きを読む

リング2(1999年製作の映画)

2.9

深田恭子がビデオで首振るシーンとかプールのシーンとか、印象に残るシーンはいくつかあるけど話の意味が全然分からない。心霊ホラーにしては恐怖が足りん、バトルアクションにしては派手さが足りん、サスペンスホラ>>続きを読む

リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

3.6

恐怖演出の面ではリングシリーズの中で本作が一番イケてるんじゃないでしょうか。気付いたらそこに霊がいるみたいな場面では抑えめな演出にして背筋をひんやりとさせる一方で、集団パニックのシーンでは劇伴をジャン>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

アクションシーンの興奮度でいくと『ALIVEHOON アライブフーン』に全く及ばず。ストーリーも最初から最後まで勝ち確の雰囲気が漂っているし、レースで勝っていくと普通に成功者みたいな態度をとるようにな>>続きを読む

シライサン(2020年製作の映画)

3.5

原作小説があるということで脚本はしっかりしている本作。理系出身の監督らしく全て理詰めで展開されていく。分かりやすい! シライサンやその他の幽霊の恐怖度はさておき、あの不気味な実在感は割と好みだったりす>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

賢すぎるSF映画。最初から最後まで集中してそれぞれのシーンの意味を考えながら見ないと置いてけぼりをくらってしまう。ジャンルとしては極ハードSF・ファンタジー。地球上12箇所で同時多発的に進行する宇宙人>>続きを読む

整形水(2020年製作の映画)

3.0

フルCGアニメですね。手描きだったら良かったかも知れんけどね。クオリティは高くないね。なんだろうなーなんか前半は順当でスピード感もある脚本だったのに後半に事故った感じ。面白くないわけじゃないけど、もっ>>続きを読む

ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.7

モトターミネーターを始めとして色んな種類のターミネーターが見られるねということで星3つは堅い。逃げて戦って最後にやっつける! というターミネーターシリーズの定石からは外れているが、脚本や演出は割とちゃ>>続きを読む

ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

4.3

劇場で初めて観た時、映像の迫力とエンジン音が物凄くて、いやほんとにこれはとんでもないものを見たと思って目ん玉かっぴらいて泡吹いて倒れるかと思った。とにかくドリフト・カー・アクション映画としては世界レベ>>続きを読む

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

3.7

緊迫感ある脚本、リアルな幽霊、時折コミカルにも見える恐怖演出。恐怖度はそこそこだが一見の価値はある。日本恐怖映画の代表作の一つ。

テネイシャスD 運命のピックをさがせ!(2006年製作の映画)

3.9

私の中でのコメディ映画といえばまずはこれ。ロックの心を忘れそうになったタイミングで見返している。脚本は割と奇想天外な方向に飛んでいくが、意外と伏線回収もちゃんとやってみたりして、B級映画にしては丁寧な>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.2

創造主と人間との関係を描いた前作『プロメテウス』と比べて少しスケール小さめ。エイリアンが出る! ということで絶望感よりも恐怖感が増している。そして前作でも垣間見えたアンドロイドの悪意はさらに加速。ラス>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

4.6

嫌なことしか起こらない映画。途中から畳み掛けるように嫌なことが起こり始めて、急カーブで絶望的な状況に追い込まれていくのがたまらない。テーマとしては壮大で、生命とは? 神にとっての人間とは? という観点>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

アート作品としての完成度が高く、ケチの付けどころがない。映像も音も全てが壮大で、砂漠の民になった気分を味わえる。でもなんだか砂漠が涼しそうに見えるのが不思議。字幕だとよく意味が分からないセリフもあるの>>続きを読む