経理さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

最初の犠牲者が出て海が血に染まり、サメがヴェロキラプトル並の跳躍とともに登場するまでが開始5分。これはもしや……と期待させておいて、その後モタモタモタモタした展開が続く。開始38分くらいに少し興味深い>>続きを読む

キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

2.7

『カメラを止めるな!』自体がそのアイデアの斬新さを評価された作品であって、そのアイデアをそのまま使ってリメイクしても意義はないですよ、と誰か教えてあげることはできなかったのか。本作は『カメラを止めるな>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

中身がないどころかストーリーがあるかどうかすら危うい。その代わり台詞や台詞回し、カット割りなどの細かなお楽しみポイントが散りばめられている。ダンスシーンも鬼気迫るものがある。そして無意味である。

オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

3.9

鏡が強すぎて倒せねえ! という映画。鏡のくせに攻撃力がすごい。映像についてはカット割りのセンスの良さが伺える。またカレン・ギランの表情と息遣いも良い。リンゴを食べるシーンやラスト数分は何度も観たくなる>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.7

どう転ぶか分からない物語。よくできた脚本だと思う。

ジェヴォーダンの獣(2001年製作の映画)

3.4

マーク・ダカスコスが格好よすぎて主役を食っている。彼のアクションシーンは必見である。衣装などそれなりに作り込まれているが、役者の顔や化粧が現代的すぎてちぐはぐな印象になっている。ストーリーはすっきりし>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

1.5

起承承承……で終わる。役者も一流で画も綺麗だが特に何も起きない映画。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

広告屋のネーちゃんが一番まともな人間。友達になりたいな。あとはクズしか出てこない。さすがの名優揃いで演技は抜群であり、映画としての完成度も相当に高いのだが、何度も観たくなる作品ではない。

裏窓(1954年製作の映画)

4.4

グレース・ケリーが美しく、匂いまで漂ってくる感じがある。物語の展開は予想できない。映像からは目が離せない。会話は興味深く聴き逃がせない。ケチをつけるところがない名作である。

ドッグ・ソルジャー(2002年製作の映画)

3.5

そんなに内蔵出てたら普通は諦めるでしょうが。思いのほか控え目なグロ描写、煮え切らない生存者の態度、なかなか明かされない敵の正体、あまり進展しない戦況に不満が募っていくのだが、突如として挿入されるドビュ>>続きを読む

ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.0

これを3Dで上映したの? どこの映画館だよ。まあそれはさておき、街の稼ぎ時だから湖を閉鎖できないって『ジョーズ』と同じ設定じゃん。まあそれも良いです。ビーチでの被害人数はかなり多く、人体欠損の特殊メイ>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.2

セット、衣装、構図、照明、表情、画面に映る全てが物凄い。目が離せない。ムダなカットがない。30年前の映画だが昨日撮ったように綺麗。尺が長いので家で観ようとは思わないが、劇場に足を運ぶ価値はある。

U.M.A レイク・プラシッド(1999年製作の映画)

3.7

割とちゃんとしたワニが出てくる。そしてなぜか一流の役者が出演している。ホラーとしてはそこそこの出来なのだが、登場人物たちの軽妙なやり取りだとか、一流のハリウッド映画じゃ絶対やらんだろというバトルの描写>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.8

脚本家チャーリー・カウフマンの長編デビュー作。この人は現実の中に奇妙さを溶け込ませるのが巧みである。ちょっと不気味どころの中途半端な映画ではない。どんどん加速していって最後は完全に飲み込まれていく、も>>続きを読む

ラストサマー2(1998年製作の映画)

2.7

ジャック・ブラックが出演しています。つまりそういうことです。奴が出てるシーンが全部ギャグに見える。また1作目にあったような、青春を台無しにされて切なくて悲しいといった雰囲気はなくなっている。俳優・声優>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

近年のサメ映画は全部CGである。一方、ジョーズさんはロボットである。ロボットだから嘘っぽいというわけではなく、不思議なことにまるで本物のように見えるのである。しかもデカい。図画工作が好きな私としては、>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.7

爆笑しながら見ていたが、途中からすごく説教臭くなったのが本当に嫌だった。映画から教訓を得るみたいなことが大嫌いなので……。

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

4.1

昔観たときはパッとしなかった印象なのだが、今観てみると面白い。かわいいクリスティーナ・リッチが見られるのはもちろん、映像の色合い、建物や衣装、音楽、手書きの文字のフォントやイラストに至るまで細かく作り>>続きを読む

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.4

初見でけっこう怖かった。あんた、絶対リングとか呪怨とか観た後で映画撮ったよね? と思う場面もあったが、あれは気のせいだったのだろうか。あと、悪魔・心霊モノとしてはちょっとハッキリ見え過ぎじゃないですか>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

アクションが主軸にあってストーリーとかはとりあえず置いといてみたいな映画。登場人物が増えてごちゃごちゃしてきたせいもあり、私もストーリーは全然覚えていないが、観てめっちゃ興奮したなという記憶だけは残っ>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

特に列車のシーンが好きで何度も見返している映画。自分を食べようとした相手、自分の腕を折ろうとしていた相手と一緒に旅する千尋。その純粋さに毎回心打たれている。また、芸術作品としての完成度も高い。作画の情>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

私は映画を観るときに映像表現とかに気を取られているので、よほど単純なストーリーでなければ頭に入ってこない。雰囲気だけで映画を観ている。そういう人にとっては満足できる作品だと思う。劇場では、何だかよく分>>続きを読む

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

4.7

たしか10歳くらいのときに何を思ったか父親と一緒にこれをTSUTAYAで借りてきて、一見して度肝を抜かれて数日悪夢にうなされた。そういう思い出補正も入っているのだが、一番好きなホラーがこれである。宇宙>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

2.6

世間の評判ほどには好きになれない映画。グワーッと襲いかかってギャーッと殺されれば満足な私としては、学校と家の周りをひたすらウロウロ、あの人が犯人かな……やっぱり違うかな……怖いよ〜とチマチマやっている>>続きを読む

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.7

サスペンス系ホラーとしてはわりとありがちというか凡庸な感じである。ただ、登場人物が美男美女揃いだったり、主題歌・挿入歌のセンスが良かったり、三石琴乃さんが吹替をやっていたりと、ちょっとした良いところが>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

下手すると大失敗しそうなテーマであるが、脚本家アケラ・クーパーさんが土台を固め、我らがジェームズ・ワンさんが丁寧に作り込んだことでそれなりに完成度の高いバトルアクション・ホラーとなっている。ミーガンダ>>続きを読む

死霊のはらわた(2013年製作の映画)

4.0

正気のうちに自分で自分を傷つけさせたり、死ぬ直前だけまた正気に戻したりと、死霊さんが割と容赦ないことになっている。細かい表情も良かったりする。通常版も良いのだが、アンレイテッド版だと切る場面とか傷口と>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.1

大人になるとストーリーの良さが分かる映画。空と海が綺麗で、登場人物も清々しい。また、アクションシーンの作画は凄まじい。並の実写アクション映画より迫力があるのではないか。一番お気に入りのシーンは久石譲の>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

ボウリングの話かと思ってずっと避けていたのだが、別にそういうことはなかった。日本語製作スタッフが良い仕事をしているのか、吹替は結構笑えた。玄田哲章さんが良い味を出している。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

2.9

私は動物はすごく好きだが動物愛護の概念に興味はないし、欠点のある主人公に親近感を覚えたりもしない。大切な友達のために命をかけるとか、そういうのをどうでも良いと思ってしまうタイプなので全く楽しめなかった>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

ホラーとしては大したことないのだが、ラッセル・クロウがスクーターに乗る姿など面白い画が随所で見られるのと、ラストバトルの爽快さによって何度も見たくなる作品ではある。尺が100分というのも良い。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

経理がちょっと活躍するので好きな映画。主人公たちは悩まない。悪を倒すために集まり、悪を倒す。そういうシンプルさが良いと思う。だが、いかんせん音楽がジャンジャカうるさい。音楽による説明のクドさ、というの>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.9

それなりの出来という印象。2013年リメイク版に比べて血の量は増えたが、グロ表現の凄惨さという意味では劣っている。そういう意味では印象に残るシーンも少なく、普通に見れてしまうホラーだなと思う。

スマイル(2022年製作の映画)

4.1

ストーリーなどはさておき、かなり芸術点が高めな映画だと思う。まずどのシーンを切り取っても色合いが綺麗だし、面白い構図も多くて目が離せない。そして効果音の使い方が上手い。なので、繰り返し観ても細かな気付>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.0

えげつない展開を想像してたが、わりとあっさりしてた。薬局のシーンはツッコミどころが多い。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

俳優が実際の戦闘機に乗って撮影した迫力満点の映像もさることながら、映画としての分かりやすさが抜群である。例えば、登場人物のある行動に対して別の登場人物に「それで良い」と言わせることで、観客は安心して別>>続きを読む

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