物語をどう解釈するかは、読み手の自由である事を教えてくれるという意味で、とても重要な作品。流石、金田淳子先生。それだけで満点。
自分の考えや思考を巡らす面白さ、そして解放する事の楽しさであり、それは>>続きを読む
“トイレから立ちあがれなくなる”これで1シーズンって面白い発想やなぁ。
でも、こうした目線って大事だよなぁと思わされる。
物語において徐々に“老い”の比重が大きくなってきて、これからどうなるのだろうと引きつけられる。
でも最後の盛り上げのためか分からないが、フランキーの言動にちょっと無理があり過ぎる気がする。。
高齢者の人権も大きなテーマの一つとなっているこのシリーズで、1シーズン使って老いよる変化と向き合うための序章的なシーズン。次のシーズンが楽しみ。
シリーズが進む事に登場人物たちの掛け合いのグルーブ感が増していって面白い。どんどん好きになる。
ラストのマイクドロップでの退場が良かったなぁ。
英語も聞き取りやすいので、訳と聞き取りで文化圏によるニュアンスの違いも感じれて面白い。
結婚して40年経ったある日、家族ぐるみで仲良くしてきた互いの夫同士が不倫関係にあった事を知らされ、離婚する所から始まるという設定が面白い。
そして、登場人物のほとんどが70代である事が、人生における>>続きを読む
天国と地獄を考える事から始まったこのドラマが最後のシーズンでテーマとしたのが、“生きる意味”。
テーマを考える題材となるストーリーやそうしたテーマ性を哲学的に考えていく様、そして、答えの導き出し方、>>続きを読む
5年ぶりぐらいに続きを見たので、前のシーズンはだいぶ忘れてしまったけれど、キリスト教における天国と地獄という概念、愛という概念を哲学的に考察していく様は、言葉の概念を読み換えていくだけでなく、抽象的な>>続きを読む
ハーヴェイ・ワインスタインの事件が明るみになったのが、2017年。シーズン4が公開されたのが2018年5月〜2019年1月にかけて。この事件が大きかったか、明らかにこれまでのシーズンとはマイノリティに>>続きを読む
ニューヨークで暮らす様々なマイノリティの人たちが、壁にぶち当たりながら個性的に暮らす様を描いた作品なのかも知れないけれど、ただマジョリティから笑われているようにも思えてくる。
彼女たちを笑っている人>>続きを読む
十数年地下に閉じ込められていた主人公が、NYで新たな生活を始めるスッタモンダを描いた作品。
5年前と現在とでは、ドラマや映画における笑いの線引きが変わったなぁと思った。シーズンが進むに連れて、この線>>続きを読む
国境や移民/国民という定義がテーマの作品。
労働基準法を無視しても違法にならない技能実習生制度や殺人を犯しても罪に問われない入管の法律的立ち位置など私の身の回りでも、ここで描かれている問題は地続きだ>>続きを読む
うーん。終わり方もあまり好きではなかった。
それぞれのキャラクターはシリーズが進むに連れ好きになっていくけど、ただそれだけという感じだった。
巻き込まれ方がちょっと度を越してきたというか、刺激的にしようとする余りに、本作のナードな10代たちの珍道中的な魅力がどんどん無くなっていった。
映画だと20〜30分ぐらいの所を10話で描いたシーズン1。やっと物語が始まってきた。
パンデミックにより変更を余儀なくされたからだろうがシーズン3までとは設定自体を変更、さらに最近また多くなってきたミュージカルテイストを大胆に導入している。正直、最後の方になるまでこの大胆な変更について>>続きを読む
差別された側が声を上げる事を自制してしまう問題と、権力を持つ者の腐敗がテーマだと思った。
それにしても、シーズンが進むごとにどんどんと区切りの意味が無くなっていく。物語なにも解決してないんですがw
シーズン2は構造が温存させる差別がテーマになっているのかなと思った。それぞれの登場人物たちの発言、行動、問題意識から、結果的にそれらが浮き彫りになる。
特に第8話が面白かった。
ジャーナリズムによる>>続きを読む
各話ごとの主人公それぞれが悩みを持っていて、それを言葉にしたりしながら自分の中で少しずつ紐解いていく。
何か答えがある訳でもない問いを問い続けていく所がいいなと思う。
物語が進んで行くに連れて、主人公の言動は同じようなのに、その描写を積み重ねていくことで、主人公のクズっぷりがどんどん増していく所が最高!
他のドラマや映画だったら決め台詞として使われるような言葉も彼>>続きを読む
顔芸はさらに磨きがかかっただけでなく、時折みえる彼らの住む町の閉塞感がより具体性を帯びていている描写になっており、これは映画のような短い話では表現できない作品だなと思った。
アメリカの大学というコミュニティをアメリカの縮図として人種差別を描いた作品。
最近、『白人ナショナリズムーアメリカを揺るがす文化的反動ー』を読んだのですが、人種というモノは社会によって作られたと考え>>続きを読む
人一倍不器用な主人公が傷つきながら成長していく青春ドラマ。
80年代リバイバルの楽曲がシーズン1から使われてきて、2000年頃から始まる80年代リバイバルの起点であるカイリー・ミノーグが最後にかかる>>続きを読む
ペイブメントのステファン・マルクマスが音楽を担当したドラマ。
これは主人公の年代、キャラクターや部分と、ルーズな倦怠感とポップさ、映像の爽やかな雰囲気という本作のテイストを含めた選曲なのかなと思った。>>続きを読む
フッドにおけるナード系たちの奮闘記。特にジャマールがいい味出してた。だ・け・ど・この後、どないなんねん!!
第一話
父が怖くてアメフトを辞めれない。映画『WAVES』でも描かれていたマチヅモ的な文化>>続きを読む
見ず知らずの人との交換日記という形を使って、恋愛における理想と現実というテーマを描いた作品。
女性をお姫様として見て、男性を王子として考えるフェアリーテイルは、男性によって書かれているという指摘は面>>続きを読む
“ルールではない、これはスポーツマンシップだよ”
本作は、最初から最後までこの言葉が一つの道筋になっていると思う。
教育は人を型にはめる側面がある事を最初からずっと描き続けていたが、最後は50年代当>>続きを読む
メキシコ系移民として暮らす3世代の視点の違いを描いた日常生活作品。
変わるモノと変わらないモノ。
コミュニティの変化は、そこで暮らす一人一人の小さな変化の総体である。
第2話
ビル・クリントンの演>>続きを読む
アメリカ映画とフランス映画の線引きの違い、皮肉の使い方や、セックスに対する考え方などを、
映画文法の違いとして、ひとりのアメリカで育った女性の視点から浮き彫りにする。
第4話
映画『巴里のアメリカ人>>続きを読む
シーズン1以上に、実際に起こった差別運動や事件など具体的な事象を会話の中に盛り込んでいる。これは書籍などに書かれているそうした差別の歴史がドラマという媒体を通すことで、“その時代に生きていた人たち”当>>続きを読む
LGBTQのコミュニティの日常の悲喜交々を描く事で、コミュニティを中心にその外へと広がりが見えてくる作りになっている。実態としての社会という枠組み、そのコミュニティも社会の一部であり、生活であり、LG>>続きを読む
世界が終わるというが、その世界という言葉の定義とは?をテーマにした作品。
最初の始まりから、途中の演出、最後の終わり方まで最高!情報量が多過ぎて頭がパンクしそう。
KKKを復活させた『國民の創生』、>>続きを読む
テーマは何だろうか。まだまだ途中という感じ。
80年代を模するのではなく、80年代に行く感覚。