大好きなアダム・ドライバーが出演しているとのことでAmazon prime video で鑑賞しました。制作は去年らしいのですが、なかなか話題にはなってない作品で期待せずに見ましたが骨太で重厚そして>>続きを読む
個人的に映画はオープニングの出来の良さでその面白さは大きく左右されると思います。この映画のオープニングもよく見るといわゆる伏線が張り巡らせてあり、さらに自宅のミニチュアという小道具を用いて「見ている>>続きを読む
予告をYouTube で見たとき、ウェス・アンダーソンの映画かな?と思うくらい美術が素敵で、ヒトラーがイマジナリーフレンドという設定の時点でもうこの映画は勝ちなんじゃないだろうかと思いました。>>続きを読む
まず、ダイアモンドではありませんでしたね。
邦題もアンカット・ジェムでよかったと思います。また、こんな面白い映画をもっとNetflixは宣伝するべきだとも思います。
アダム・サンドラー演じる主人公>>続きを読む
2019年は間違いなく映画の当たり年でしょう。
10年近く続いたMCU作品が一区切りついたり、その一方でジョーカーのヒットというDCの復活の兆しもみえました。また、タランティーノやスコセッシの新作な>>続きを読む
2年前人生で初めて鈴鹿にF1のモーターレースを観に行ったことがあります。目の前を轟音で通り過ぎるF1カーは比喩でもなんでもなく一匹のモンスターのように感じ、この中にヒトがいるなんてと信じられませんで>>続きを読む
「パラサイト」以前の映画で格差を描くとき、持たざる人たちに注目してその人たち視点から話は展開していきます。この映画も最初は低い場所に住む家族の視点から、丘の豪邸に住む人々へと図式的に話が流れていき>>続きを読む
ある日、僕が電車に乗ると隣に座っている人がぶつぶつと呪詛のようにここでは書けない、こちらが不快に思う言葉を独り言で言っていました。当然周りの人達はその人を避けるように、見ないようにしていました。すぐに>>続きを読む
どこの国の中学生でも自尊心は低いのだということがまず思ったことです。背中を丸め、顔はニキビでいっぱいで、体はスマートとは言えない。鏡に写る自分は醜く見えてしまいます。思春期の子供たちに自信を持て!と無>>続きを読む
アメリカという国を考える時、そこには「フロンティア精神」というものが根底にそして普遍的にあると思います。西部開拓時代から受け継がれてきたこの精神は今もアメリカ的なものとして、アメリカだけでなく他の国へ>>続きを読む
この映画の感想を一言で表すならば、「徒労感」と個人的には表します。
ニール・アームストロングが仲間達の死、そして娘の死や家族の反対を乗り切り、半分狂人になりながらも宇宙に向かいます。たしかに月は死の>>続きを読む
「2002年が面白いのは数字の並びだけ」
冒頭の主人公のレディバードがこう言うように、世界で起きている出来事と身の回りでの個人的な出来事を結びつけることなど、若い時ましてや高校生の時にできるはずも>>続きを読む
あまり映画を観ない人たちの中にもこの映画を観ている人は沢山いて、「どうだった?」と感想を聞くと「あの終わり方はちょっと二人がかわいそうでバッドエンドだから、星は一つだね。」とか、「結局は夢が叶ったんだ>>続きを読む
この映画のテーマの一つは「ジェントフリケーション」。都市の再開発によって、地価が高くなりその都市に元々住んでいた人たちのもとに、より経済的に豊かな人々が流入してしまいその土地のコミュニティの形が変わっ>>続きを読む
自己責任論の声が大きい日本においてこの映画はとても価値のあるものだ。自国においてもジャーナリストたちがしたいような仕事ができていない様子を見ると、やっぱり最近の日本ではジャーナリズムが忖度であふれ、形>>続きを読む
今流行りのあおり運転にはこのように対処しよう、という映画。
日本の映画やお笑いなんかを見ていると、その作品がいかにユニークでオンリーワンなものに重点を置かれているように思える。でも、本当に心を打つ映画などのアート作品は、そのほかのアート作品からの影響なしには話>>続きを読む
「ラブシーンを殺害場面のように、また、殺人をラブシーンのように撮るべき」
これはトリュフォーとヒッチコックの対談での言葉であり、ポール・トーマス・アンダーソン監督はこの一説を気に入っているらしい。彼>>続きを読む
“Us”
タイトルのusはそのままの意味で「私たち」これは映画を見れば一目瞭然で、自分たちの影の存在の「私たち」が襲ってくるということだ。
まず、音楽が不気味すぎる。日本のわらべ歌のような音楽が鳴>>続きを読む