keitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

第9地区(2009年製作の映画)

4.5

自分が嫌悪していた存在になってしまう、というどぎついアイロニーが効いていてほんとに面白い。エビが絶妙にキモくて、観ている自分もいつの間にかエビを嫌悪してて、エビの優しい心を見せられた時は罪悪感を感じさ>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

海外の人が撮るトーキョーの映像が好き。
普段はあまり気にしないけど、海外の監督の映像を見ると、日本のネオンきつっとか、日本人うざっとか、日本人って変態やなとか、にほんを客観視できて面白い。

本作は、
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結婚記念日のプレゼント(2006年製作の映画)

3.3

オープニングからの展開がすごく面白いのに、最後のオチの提示が雑すぎて分かりにくい、編集に失敗してる

アリスとひまわり(2022年製作の映画)

3.5

ちょうどいい長さだった。
ひと夏の恋、同性愛、はよく主題にされるテーマだが、このテーマは個人的にこのくらいの尺がちょうどいい。ただ、仲良くなる過程がモンタージュでかなり端折られていたので、せめて仲良く
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アリ・アスターだから作れるし、作っていい作品。監督の描きたいものをなるべくそのまま、大衆向けに換言せずに描いたような印象を受けた。

最初のボーの住んでいるアパートのシーンは好きすぎた。どこまでが本当
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

物語の立ち上げがめちゃくちゃ早いからすぐに物語に入り込め、その後何度もサスペンスとミステリーが張り巡らされ、終始続きが気になる構成。シンプルだけど近未来的な雰囲気のセットがさらに物語に観ている人を引き>>続きを読む

白いブランケット(2022年製作の映画)

4.5

「白いブランケット」の意味を新たに与えられた。その視点をもつ監督の他の作品も観たくなった。秀逸なタイトルだった

こちら放送室よりトム少佐へ(2020年製作の映画)

3.9

昭和の世界観が好きすぎる
短い時間ゆえにストーリーはちょっと弱いけど(それでもその短い時間で2人の関係をうまくまとめていると思う)、映像が懐かしい感じでまた観たいと思える作品だった

また、タイトルが
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励ましの言葉(2004年製作の映画)

3.8

最後にやってしちゃう、なぜか元気出るたった3分の短編映画

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

2.5

全く入り込めなかったのが悔しい…

全シーンを通じてセリフで語らせすぎている気がする。主人公の家庭環境の説明、演劇ばりの隊員たちの自己紹介、特攻隊の説明、全部語ってしまっている。

また、演技がオーバ
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彼方に(2023年製作の映画)

4.2

あのシーンで、ぐわぁぁぁぁってきた
この短さでここまで感情が持っていかれるのは初めて、すごい

タクシー運転手の設定が活かしきれてるかは微妙だったけど

玉城ティナは夢想する(2017年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ美しい映像だった
細やかなカット割りが山戸節を醸し出している
あの瑞々しい感じ、めっちゃ好き

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.7

場所を先に決めて、ストーリーを作っていったらしい。斬新!

2分戻るだけかーって思ってたら、どんどん過去に戻っていって、予想外の展開に転がっていく、ほんとうにあっという間の70分だった。

全編ワンカ
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.9

昔の日本のドラマを観てる懐かしさを感じた

セリフでめっちゃ語らせてるのがくどいけど、主人公の日常のシーンを丁寧に描いて、ちゃんと徐々に感情移入させてくれる
また、ドラマを通じて、主人公だけでなく、他
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

設定がありえんすぎでついていけんかい思ったけど、全然違和感なく見れた、演出の力を見せつけられた

テーマがめちゃくちゃ面白いけど、物語に落とすのが難しいと思った。結局彼女は、外見ではなく内面を選ぶのだ
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適切な距離(2011年製作の映画)

3.3

オーバーすぎる母と子の演技によって、一層2人の間の緊張感が伝わってくる

母親の虚構が主人公の現実に入り込んでくるところや、虚構と現実が混ざっていく主人公という描き方が映画ならではで面白かった

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

囮になることをすんなり受け入れる家族、刺されてから動き回る主人公につっこんでしまった。

照明の明さや、多すぎる犯人視点で、やってることはグロすぎるのに全然怖くなかったし、ドキドキ感(サスペンス)があ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

卒論の口頭試問終わりの1人上映会。

ベラが成長し自立していくと共に、初めはベラをもて遊び所有しようとしていた男たちが逆に捨てられ所有されていく。この「幼女から大人へと成長していくベラ」と「ベラによっ
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