keitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

最初の大人がジオラマで遊ぶというスキーマの破壊、ひろしの人生のモンタージュ、塔を駆け登るしんちゃんの躍動感、ラストシーン、何度も見返したい名場面でいっぱいだった

敵役の描き方も秀逸だった
単に悪いや
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.8

2023年最後の映画。
むちゃくちゃ好きな映画だった

主人公だけじゃなくて、登場人物みんなが成長する、映画としては理想的な形
映画を作ろうとしている自分とも重なって非常に面白かった

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『フォレスト・ガンプ』や『君に読む物語』などと同様、過去を回想して物語を前に進める構成

ハッピーエンドが多いこの構成の他の作品とは異なり、この作品はそう簡単に物語を終わらせない

しかし、後味は悪く
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

エヴァやAKIRAのシーンがオマージュされていて興奮する

ジョーダンピール監督の作品はいずれも、映像と音楽を使ったミスリード、美しい構図、鑑賞後考察せずにはいられない社会テーマ、ジェットコースターの
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

2人に目標がなく、その場その場の逃避行動を続ける作品。
この中で培われていく2人の友情、男尊女卑社会への痛烈な批判が濃縮されていて、とても見応えがあった。
一方、全てがその場限りの行動ゆえに、その後に
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.5

静と動、天才と天才、論理と愛。
多様なものが対比されており、映画として完成されていた。

次々と進む展開も目が離せず、とても面白かった

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

終始サスペンスが漂っていて、目が離せない。最初の始まりだけくどくて飽きそうだが、それ以降は忙しい!

殺しのシーンは今から考えるとかなりチープな作りだが、映像の見せ方が秀逸でちゃんと怖いし、感動する。
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

夢と人のはなし。

夢中になれるものがあると、人生はこんなにも輝き、周りの人の人生も輝かせるのか…!夢を持った人生を生きる素晴らしさを感じさせてくれる作品だった。

また、周りの人がいるから、自分の夢
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.5

1. Nver ever give up 〈絶対に諦めるな〉
2. Never too old to chase your dreams 〈夢を追うのに年齢なんて関係ない〉
3. It looks l
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

やってることは鬼太郎の映画と同じなのに、描き方違うだけでこんなに雰囲気変わるんや

エドガーライト監督のテンポ感重視なカットの繋げ方が、後半からのアクションシーンとマッチしていてめちゃくちゃ迫力でて面
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

3.7

実話だが、映画特有の王道感動ストーリーに綺麗に仕上がり過ぎていて、陳腐なものになってしまった気がする。実際のアダムスのインタヴューでも、その点について苦言を呈している。

しかし、王道展開が故に、多く
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.8

大人たちはなんて勝手なんだ
子どもの気も知らないで
知ったような口を平気できき、子どもの言い分を全く聞かない

子どもの頃、いつも思っていた気持ちが呼び起こされた
子どもと大人、大して変わらないのでは
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乾いた湖(1960年製作の映画)

3.0

今じゃ絶対に作れない、時代を感じる映画だった。

自立を求める大学生、カリスマに傾倒して人とは違うことを成し遂げようとする大学生、子どもでも大人でもない時期に感じる葛藤が、その時代の政治とセックスと絡
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2人のかっこよさに加え、2人の友情・愛情が強く、安心して観ていられた

殺し合うシーンの後に、より一層愛が深まるシーンを持ってくるという、想像し得ない展開が面白かった、あっという間の2時間だった

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

戦争ものの映画が苦手なのかもしれない

戦闘シーンはとても迫力あるのだが、意味のない殺し合いを豪華にしているだけにしか見えなかった…

ストーリーも抑揚がなく、史実をダイジェストに映像としているような
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呪怨(1999年製作の映画)

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監督のトークショーと一緒に京都の寺で観た
ポーランドのテレビドラマシリーズ『デカローグ』から着想を得た構成らしい

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

同じ人物でも、前半と後半で評価が180度異なる、精巧な構成。
当事者の2人、夫が犯人と偏見を持ちつつ次々と発見される証拠で翻弄される刑事たち、何も知らずに断片の情報で同情したり憎んだりする野次馬、そし
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ゲーム(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後の最後までハッピーエンドかバッドエンドか、どっちに終わるか読めなかった演出と脚本に圧巻。最後のヌメっと感が拭えなかったが…

最初のセットアップが物語最後に効いてくる(これももうちょっと悪いやつに
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.9

薬をして絨毯の中に沈み込む映像感覚が、サウナの整うのそれと全く同じ感覚で、やったことないのにそんな気持ちなのねって理解できた。そのほかの幻覚のシーンの映像もその感覚に陥らせてくれるものでおもしろかった>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の一人称語りからしか我々は真相を知ることができないからこそ騙される、もう一度観ずにはいられない作品。

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.9

自分とは何か、何者、就活の時に嫌というほど考え続けた問い。
この問いは馬鹿げている、それは若者だけじゃなく、大人になっても分からない。夢の職業につけたって、所詮は仕事。どこかで、また振り出しに戻る。
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.5

手品は、確認(プレッジ)、展開(ターン)、偉業(プレステージ)からなる。本映画を通じて観客はマジックを魅せられる
タネは知らない方がいいかも…

(2023年製作の映画)

4.5

笑いと暴力が表裏のシーン続きで常に面白かった、終わらないでくれって思ってたら急に終わっちゃった

ろくでなし(1960年製作の映画)

4.0

松竹ヌーヴェルバーグの1つ、
強い自己を持った『勝手にしやがれ』の主人公とは異なり、主体性がほぼない今作の主人公、
だけど、どちらも心の中で何か葛藤しているように思える(このキャラクターの描き方が上手
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

5.0

単純な、分かりやすい人種差別的構図の作品では無かった、もっと人間の深いところにある差別意識を描いていた

また、社会問題を真っ正面から描いてるのに、ストーリーとしてもどんでん返し系でめちゃくちゃ面白い

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

冒頭らへんのシーンの繋ぎが、今敏を感じる滑らかな繋ぎだった

中盤のアクションシーンは、線のようなタッチで迫力があった

ストーリー全体は見応えのあるもので「そうきたか」の連続で楽しめた

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

買収された警官、掃除屋、ホテルの支配人、バーの裏ボスなど、殺し屋の世界の常識みたいなところの世界観の設定が緻密でのめり込めた

と同時に、最強の主人公の落とし方がやはりむずいなと感じた(どうしても矛盾
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

主人公の記憶障害を観客も体験するという、新しい体験だった

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.6

サスペンスが至る所に散りばめられていて飽きなかった、あっという間の2時間だつた

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.4

終わり良ければ全て良し

世の中に嫌気が刺したら空港の搭乗ゲートに行くことにしよう

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

動きの躍動感半端ない

7人の長所と短所が際立ち、それを前半までに一人ひとり描く。これによって、後半の合戦のドラマひとつひとつに感情移入できた。

テーマについても、百姓の性・身分差の恋愛・大人への成
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.5

年末に観たい映画トップ10入り!

家族愛と友愛が満遍なく描かれたハートフル物語。こうなって欲しいと思ったことみんなそうなる

羅生門(1950年製作の映画)

4.3

人間のエゴイズムが当時独自の語り方でとても効果的に描かれていた

原作のエッセンスをうまく映画に落とし込んだ、原作映画のお手本だと思った