安田監督のキャリアはFilmarksのデータベースでは「オーライ」以降しか登録されていないが、私はもっと前の8ミリ作品もすべて観ている。というのも彼女が神戸大学に入学して映画研究部に入ってきたとき、>>続きを読む
今年を締めくくるビッグバジェット・ムービー。
なんですが……。
まずは、劇場に文句を。
ユナイテッドシネマ豊洲の10番スクリーンよぉ! ピンが甘いんだよ!
予告からピントが外れていて、「>>続きを読む
エクセレーント!
そして、ステーショーン!
そして、ワオ!
もう最高です。とっても楽しかった。
ものすごく時間を置いた続篇というのは、私が若かったころには例えば「ハスラー2」があって、あ>>続きを読む
デヴィッド・フィンチャーが「ソーシャル・ネットワーク」に続いて「『市民ケーン』もの」をやるんだと思ってたんだけれど、調べたらこっちの方が企画は先にあったのね。なんとフィンチャーのお父さんが書いた脚本>>続きを読む
本作にて年間1000本達成!(劇場では144本目)
1000本越えは自分としては34年ぶりのこと。
1000本記念の本作は、それにふさわしい傑作でした。
もう、こういうミュージカルを待って>>続きを読む
これは怖い。
子供が観るとトラウマになるレベルで怖い。
では、大人向けなのかというと、そこが判然としないところも何だか気持ち悪い。
ぜんたいに、映画というのは、とりわけハリウッド映画と>>続きを読む
皆さんのレビューをお読みしていると、子供の頃に大好きで繰り返し観たというレビューがたくさんありますね。
日本では現在鑑賞困難な本作を観ることができたのは、それらの方々と同じ体験のある、私の映画仲間>>続きを読む
渋谷はオープンセットですか。
凄い。
これだけでも一見の価値はある。
人物の掘り下げが足りてないのは、本作にとってはプラスだと思う。
そのおかげで疾走感があるタイトな仕上がりになっていた>>続きを読む
昨年4月に劇場で観てから、都合3度目の鑑賞。
観るたびに評価があがる大傑作。
ホラー映画というジャンルの皮をかぶった、あまりに美しく、切なく、悲しい愛の物語。
「人はなぜ物語を求めるのか」>>続きを読む
テーマ曲が流れてオープニング・タイトルが始まった瞬間に「あちゃあ、しまった。これって、テレビドラマの劇場版だったんだ! 予備知識ないけど、おれ観ても大丈夫かな?」と思った。
あの始まり方は、「私が>>続きを読む
プロットやテーマは、そろそろ手垢がついてきた「分断と恐怖」からの「相互理解」であり、また「文明社会vs自然」かーらーのぉ「自然回帰」でもある。
もっとも近いと感じたのは「ヒックとドラゴン」シリーズ>>続きを読む
スコアはパート2ふくめての総合点ということで。
マブリー兄貴の「罠」と似ているというので鑑賞したら、ほんっとにそっくりでびっくりした。
こちらのほうが先に作られているのですね。
甲乙つけ>>続きを読む
ある意味十代で体験した映画としてオールタイムベスト。
「群青」は私のカラオケガチで、私より年配全員の涙をエクスプロイトするナンバーなんだけど、かつ油断したら歌ってる自分まで泣いちゃう曲なんだけれど、>>続きを読む
出演者も知らずに観たら、序盤である女の子にカメラが寄る。
禰豆子みたいになってるので、よくわからないけど、「あれ? 絶対知ってる女優さんじゃん」と思う。
その猿轡が取れたところで、顔がはっきりと>>続きを読む
劇場予告は何度か観ていたんだけれど、それ以上の予備知識なし。
予告篇で、私がいちばん忌避するストレートなラブストーリーだと知れるんですが、三木監督作品ってことで、来年公開予定の「夏への扉」への期待>>続きを読む
原作もアニメも何も知らない状態で参戦。
なので、採点の権利は放棄します。
完全に取り残されるかと思ってたら、意外や意外、そんなことはなかった。
全部わかる。全部台詞で説明される。
同じこ>>続きを読む
ずっと「神話」を撮り続けてる河瀨直美監督は、時々それに飽きるのか、Down-to-earthな作品も作る。本作もそれ。
さらに言えば、河瀨監督作では数少ない、原作ありの作品。
その意味では「あん>>続きを読む
サメ映画なのに2時間近くあるってどういうことだ、と思って観たらなるほど。
ドラマ部分を厚くしたかったのね。
全然上手くいってないけど。
タイトルは「ダーク・タイド」だけど、観てるこっちは「眠た>>続きを読む
「お見事!」
本作を端的に褒めるなら、間違いなくこの言葉以外はありえない。
前半の見どころは断然、「当時の役者さんたち」にしかみえない俳優陣の佇まいと演技。ミソは「当時の人物」じゃなく、あくま>>続きを読む
今回は上から目線のレビューになります。ごめんなさいっ。
堤幸彦は私にとって三池崇史と並んで当たり外れの大きい監督(三池さんほどぶっとんだ特大ホームランはないけれど、私はまあ何しろTRICKシリ>>続きを読む
あー、もう。好き好き大好き!
正直、舐めてて、何なら「へっへーん」と鼻で嗤ってやろうと思って観に行ったら、これが大好物でした。
なんと監督はアンドリュー・ラウ! 予備知識なしで足を運んだので、冒>>続きを読む
面白かった。
楽しかった。
引用される映画は自分でも驚いたことに、ほぼ全部観たことのあるものだった。
ってことは、歳とったんだな、わたしゃ。
にしても、この手のドキュメンタリー観るといつ>>続きを読む
今年の青春映画はほんとに当たりが多いな。
しかもその中に、演じる側が初監督したものが2つもある。
そう。ひとつはオリビア・ワイルドの「ブックスマート」。
そして、こっちは我らがジョナ・ヒル>>続きを読む
ビートルマニアには堪らないロード・ムービー。
「ジョン・レノンの僕の戦争」は、残念ながら観たことはない。ちなみに、私が子供の頃は、日本未公開のこの作品は邦題などついてなくて、原題のまま「How I>>続きを読む
「神々(Gods and Godesses)」のまばゆい姿に触れることができる最高ドキュメンタリー。
同じ世代の方なら首肯いただけると思うけれど、私が10代だった頃は、アイドル歌謡以外に若者を>>続きを読む
フィルムの逆回しは、映画が産まれてすぐに発見された。
あえて「発明」ではなく「発見」と書いたのは、それがほかのいくつかの原初的な手法と同じく偶然に誕生したものだから。
リュミエール兄弟のごく初期>>続きを読む
物議を呼んでいるとの評判を聞いて観ました。
たしかに、Filmarksで書いてきた中で、これほど自分の旗色を鮮明にしてレビューするのに勇気が必要な映画はなかったなあ。
でも、結論から書くと、私は>>続きを読む
予告篇は劇場で何度もかかっていて、興味を持ってたし、花ちゃんが出てるので観たいと思っているうちに終わっちゃった本作を本日DVDで鑑賞。
予告でもわかるのは、3月の31日分を別の年ごとに描くとい>>続きを読む
日本語の台詞が聴きとりにくいので、そこは英語字幕を読んでカバーせねばならない、という捻じれ現象を生じているところが何だかおかしい。
最近は、海外向けプリントには英語字幕を除去したバージョンがあるこ>>続きを読む
チャドウィック・ボーズマンのあまりに若い逝去に、意外なほどショックを受けている自分がいる。
とはいえ、私はティ・チャラ王子/王としてのMCU4作品以外は全然観ていなかったという、ファンと言うにはお>>続きを読む
私が子供の頃に、本の中で、和田誠さんたち「いい大人」が大絶賛していたが、当時はレンタルビデオもまだなかったので、観ることができなかった。
ずいぶん後にDVDで初めて観たのだけれど、「なんじゃ、これ>>続きを読む
予告篇が、叙述トリックものを匂わせる雰囲気だったので、ちょっと期待して観にいったら、想像していたものと違っていたけれど、これはこれで悪くなかった。
まあ、ある意味こじらせちゃった男の子がようやくま>>続きを読む
2013年に大阪から東京に転勤になって、大田区に住みました。
一軒家2LDK+ロフト付きのデザイナーズ・ハウスで、しかも築4年だったんですが、相場より断然安かった。
住み始めた後に遊びに来た同僚>>続きを読む
子供の頃、「月曜ロードショー」を観てたときのこと。
映画の後の解説で荻昌弘さんが「すべてを失って絶望するしかない人間に、それでも残されたものは『祈り』なのかもしれません」としみじみ語られた。
お>>続きを読む
ワイダ亡き後、氏の遺志を継承するホランド監督の最新作。
ある映画を観て、おもしろかったと感じるかどうかは、年齢や経験それにその時の心理状態などに大きく影響されるものだけれど、それらと共に、それ>>続きを読む
上映スクリーン数は多いのに、ほとんど吹き替えでしか掛かってない。
それでも、ちょうどいい仕事終わりの時間に、字幕版が日比谷で掛かっていたので、そちらを鑑賞。
誰が声の出演かも知らずに観たら、>>続きを読む