チーズマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

タイカ・ワイティティ監督のソーですが前作以上にコメディに持っていきましたね。
おおいに笑いました。
ヤギ!

音楽にノって笑ってスカッとしたということ以外は内容はほとんど覚えてないですが、これでは単な
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

上映後に是枝監督と会場でのティーチイン付きの回でした。
色々な話が聞けて面白かったですね。
そして是枝監督がまたとても好感が持てる人で、観客席の例えば難しい質問から抽象的な質問までちゃんと一生懸命考え
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

個人的には久々にIMAXほぼ満席状態の圧の中での鑑賞だったので、新作映画観にきた感があって良かったですね。

飛んでいる映像はもちろんですが、身体に響くエンジンの轟音がめちゃくちゃ重要な映画なんで劇場
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

これは劇場で観たかったです。
エドガー・ライトの映画作家の力量ですね。ノリに頼らなくても全然面白い作品を作るじゃないですか。

なんと言いますか行き場のない“思い”というのが作品全体を支配しているんで
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

あの不穏な始まり方がまた良いですね。

おおよそ2作目として期待されるような要素がほとんど入っていて、きっちり面白く仕上がってたんじゃないでしょうか。

口喧嘩となるとそりゃあ関西勢は強いですよね。
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.9

ヤクザはつらいよ、というタイトルに変換して観るととても楽しいです。

なんていうか、これもある意味そういうホームドラマのシリーズですよね。
やたらと家族やメンツや建前の“形”にこだまるという。
もうセ
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.7

韓国映画お得意の悪同士の殺し合いをタイのバンコクに持ち込んだ作品でした。
今やしっかりと確立された韓国ノワール的なのもをこの先東南アジアにも展開していける可能性があるかどうか試してる感じもしました。
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.0

タイトルが秀逸ですね!近年のクレしん映画では1番気に入りました。

学園モノや探偵ミステリーにスポ根や恋愛などなど色々な要素がギュッと詰まって目まぐるしく変化していきますが、最終的には熱い青春のような
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

全然当時のを知らない人まで、むむ…これぞ懐かしのウルトラマン、とついつい思ってしまう作品だったんじゃないでしょうか。笑

好きな人が作った感が伝わってきて、楽しかったです。

とくに、一回目のスペシウ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

タイトル通りヒーロー映画として狂ってましたね〜。

Dr.ストレンジとスカーレット・ウィッチの組み合わせとサム・ライミ監督らしいオカルトホラーみたいなものが意外とうまく融合していて楽しかったです。
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.4

言ってしまえば、周囲にバカにされながらもひたすら自分のやることを信じ抜くだけというとてもシンプルなストーリーですが、そのシンプルゆえの力強さを感じる映画でした。
観てる間、ちょっとした細かい疑問とかを
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ヒート(1995年製作の映画)

4.4

画面の色合いや質感、風呂で叩いたかのように響くパーカッションや音楽、バリエーション豊かなロン毛の悪役達にデ・ニーロのひげの形など、まさにこれぞ90年代!を代表するクライムアクション映画ですね。

前半
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0

アスガー・ファルハディとSNS、きっと嫌〜なハラハラ感がすごいんだろうなと思ったらほんとそうでした。

ファルハディ監督作品のファンなら今作の新しさに気づいたかと思いますが、これまで毎回登場人物たちが
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.7

ブルース・ウィリスが俳優引退というのは寂しいですが、ジョン・マクレーンというキャラクターを残してくれただけでも自分にとってはアクションスターの1人ですね。

ということで懐かしの吹き替え版で久しぶりに
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

A24のロゴがスケボーのデッキを並べて作ってあるのがまた良いんですよ。

主人公と割と近い世代でなおかつ日本の地方に遅ればせながら伝わってきた米ストリートカルチャーに少なからず影響受けた身からすれば、
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ロープ(1948年製作の映画)

4.4

とても面白かったです。
ずっとハラハラしてました。

とあるニューヨークのマンションの一室という限定空間で最初から最後まで全てワンカット(風)で撮るというチャレンジも見ものでしたが、映画を観たこちら側
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

いまでこそ色々な役を演じるようになってますが、この2002年頃のアダム・サンドラー主演のラブ・コメディといえば当然不穏な空気とはかけ離れたハッピーな困ったちゃんものを想像するはずです。

と思って観た
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トパーズ(1969年製作の映画)

3.3

当時の時代性を感じるスパイ映画でした。

主人公というよりも、花屋の黒人が書類を入手する一連のシークエンスが1番面白かったですね。

あと冒頭のソ連高官が亡命するシーンはかなり力の入ったものななってい
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.8

『誰もがそれを知っている』
なかなかカッコいい邦題ですが、まさに誰もがそれを知っていることが発端で事件が起こり、そしてその結末の後にこれまたおそらく誰もがそれを知ってしまうことになるだろうというなんと
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.1

これはべつに似ているとかではなくて間違いなく『君の名は』以降のアニメ映画という感じで、若い人に観てほしいというのは伝わってきました。

コンビニなどの具体的な企業名なども含めて緻密に描かれた実際の日本
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.6

1966年の冷戦真っ只中に作られたと言うことで、こんな感じだと予想したような昔のハリウッドのザ ・スパイサスペンス映画のイメージを裏切らない作品でした。

これまた沢山詰め込んでありましたね。

なの
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マーニー(1964年製作の映画)

4.1

どこか『めまい』を連想するようなとても変な映画でしたが、なかなか強烈な印象を残しました。

取り付く島もないぐらい観客に感情移入させてくれないティッピ・ヘドレンが演じる男性嫌悪の主役のマーニー。
そし
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.7

わざわざ車で宇宙に行く必要があるのかと言われれば、あるんです。笑
ワイルドスピードだから。

とにかく今作は磁力の力でくっつけたり吹っ飛ばしたりと全ての問題を強引に解決していましたが、どうやらその力が
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(1963年製作の映画)

4.1

鳥に襲われ続ける映画ですが、たかが鳥と舐めているととても恐ろしいことになる物語です。


まるで往年のロマンティックコメディのような序盤じゃないですか。
普通にこのまま2人の男女の恋の行方を見ていたく
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サイコ(1960年製作の映画)

3.9

とにく終盤にあいつが包丁を持って飛び出て来た瞬間、色々な意味でヤバさがMAXに振り切れてましたね。笑

あのヤバさは今後も時代を超えていきそうです。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

どう考えても仕事の数より殺し屋の人数が多すぎるので、皆食べていけてるのか心配になります。
実際よく見ると皆さん副業してるっぽいです。そりゃそうですよね。
今回の宿敵ゼロも、あれだけボス級の立場なのに普
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.7

究極のホモソお祭り映画です。

物語はあって無いようなものですが、とにかく往年のアクション俳優たちの夢の共演ということで企画として素晴らしいことをスタローンはやってくれましたね。

公開時はスタローン
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ホビット 決戦のゆくえ エクステンデッド・エディション(2014年製作の映画)

4.5

内容自体はもちろん素晴らしく、スマウグ退治のアバンタイトルからいきなり楽しませてくれます。

ポケットから金貨じゃなくどんぐり、というビルボらしさにトーリンがふと我に帰るシーンすごい好きですね。
ホビ
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ホビット 竜に奪われた王国 エクステンデッド・エディション(2013年製作の映画)

4.0

樽の川下りが楽しいですね。

レゴラスとギムリの父親のくだりも良かったですね。

記憶がおぼろげだったので、さんざん黒い矢だのなんだの観客に向けての準備をしておいてさあいよいよスマウグ戦、というタイミ
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逃走迷路(1942年製作の映画)

3.6

アメリカの軍需工場の作業員として働く普通の青年が、工場の破壊工作の濡れ衣を着せられ警察やら何やらに追われながら、真犯人を追っていき、やがてナチっぽい組織の陰謀に巻き込まれていく、アクションありロードム>>続きを読む

ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション(2012年製作の映画)

4.3

このエクステンデッド版は劇場公開版よりも10分ぐらい長いですが、もとから長いので10分ぐらいじゃ正直どこが追加されたシーンなのかよく分からなかったです。
誰にも求められめてなさそうなドワーフ達の全裸水
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

ウェス・アンダーソン作品の常連からそうじゃない俳優まで豪華キャストが勢ぞろいした、オムニバス風だけど大きい括りでは一本の筋があるような作品でした。

雑誌にまつわる映画ですが、まさに作品コンセプトその
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

3.8

まさかのブラックコメディでした。

山の中で倒れていた死体。
もしかしたら自分のせいかもと、心当たりのある人が次々と集まって死体をどうにかしようとドタバタする様が不謹慎ユーモアとして描かれます。

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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.3

あっと思った瞬間に急にポポポンッとおとずれる度を越したバイオレンスと、それとは一見相反するようなどっしりと腰を据えたゆったりとした語り口が独特の味わいをもたらすS・クレイグ・ザラー監督作品の魅力が1番>>続きを読む

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.7

昔の映画なのでだいたい最初はオープニング曲から始まるんですが、なぜかそれを実際に演奏しているオーケストラの映像から始まり変な感じに思わせといてその演奏こそが終盤のキーとなる展開に繋がるという面白い作品>>続きを読む

疑惑の影(1942年製作の映画)

4.1

物を整理していたら、たまたまヒッチコックのBlu-rayBOXを見つけました。
しかも未開封の。
なんで買ったのか、いつ買ったのかも思い出せないのでしばらくサスペンス的な気持ちを味わいましたが、まあせ
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