けーなさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.2

実在したイギリスのパンク・グループ、セックスピストルズのシド・ビシャスと恋人ナンシーの破滅的な恋を描いた実話を元にしたストーリー。

ゲイリー・オールドマン、27歳。若かったな。役作りもあるだろうけど
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

怖い。感想は、ズバリ、それ。

バリー・コーガンの1人舞台だった。不気味な人を演じるのが、ほんと巧い。

女優さんの中では、ロザムンド・パイクとキャリー・マリガンが好きなので、「17歳の肖像」以来の共
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/リチャード三世(2016年製作の映画)

4.0

いよいよ、このホロウ・クラウンシリーズの最終話。

英国史上最も残虐と言われるリチャード3世が主人公。演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。

驚くべきことに、カンバーバッチは、リチャード3世と血
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二人(2007年製作の映画)

3.4

ショートムービーだから余計に、ベネディクト・カンバーバッチの演技力が光っていた。

それにしても、悲し過ぎる選択。この選択は、ひどいよ。奥さんの気持ち、よく分かる。これで、奥さんも子供も、この後、幸せ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.0

デミアン・チャゼル監督は、「セッション」と「ラ・ラ・ランド」が好きだったので、期待していたけど、なんだろ、これは。劇場に、観に行きたいと思いながら行けずにいたけど、行かなくて良かったわ。

とにかく、
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー六世 PART2(2016年製作の映画)

4.1

このホロウ・クラウンシリーズ、前作と今作が、ドロドロだけど、面白い。裏切ったり寝返ったりしながらの、こんな血みどろの王位継承権争いが、実際にあったことだと思うと、とても恐ろしいけれど。

戦いで、人を
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ミスター・ウィダーシンズ(2018年製作の映画)

3.5

スコットランドのショートアニメ。近未来を、逆にクラシカルに描いた絵が、印象的。なかなか面白かった。Hello Worldが、Hell Worldに。あの女性が良かった。

赤毛のアン(2015年製作の映画)

3.3

中学生くらいの頃、モンゴメリー著、村岡花子翻訳の「赤毛のアン」が大好きで、全シリーズ読んで、ハマっていた時があった。

しかし、少女時代から年月経って、すっかりヒネてしまった今、本を読み直してみても、
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー六世 PART1(2016年製作の映画)

4.1

このシリーズを観始めて、前回までは、前作が1番面白いと思ってたけど、これを観たら、話に猛烈に引き込まれ、こっちの方が面白いと思えてきた。しかし、内容は、かなりドロドロ。

前作では、平民にも慕われるヘ
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ジャック・サマースビー(1993年製作の映画)

3.5

これは、とても面白かった。何の情報も無しに観たものだから、先が読めない展開で、映画として、とても楽しめた。面白いとか、楽しめたと言ったけど、笑える話では、決してなくて、とても切なかった。リチャード・ギ>>続きを読む

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

4.2

いい映画だった。本屋さんが舞台の映画は、味わい深い秀作が多い気がする。今のところ、ハズレ無し。

年老いた店主と、移民の子との本を通した交流が素晴らしかった。隣のカフェの店員との友情も良かった。

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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー五世(2012年製作の映画)

4.0

「嘆きの王冠~ホロウクラウン」このシリーズをこれまでに4作観て、今のところ、これが、1番良かった。ヘンリー5世が、これまでにない素晴らしい王様だし、それを演じたトム・ヒドルストンの魅力満載。

シェイ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

映画館で観て良かったと思える作品だった。何よりも、木漏れ日が、印象的。

パーフェクトデイズというタイトルが深いと思った。

代々木八幡宮、前に行って、好きな雰囲気と思ったことがあるのだけれど、今作で
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キンキーブーツ(2018年製作の映画)

4.6

2005年の映画「キンキー・ブーツ」が上映された後、ブロードウェイで舞台化されたミュージカルが大ヒットし、トニー賞を獲得。その後、ロンドンのウエストエンドで上演された作品を映画館で放映したのが、今作。>>続きを読む

劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART2(2012年製作の映画)

3.4

ヘンリー4世(ジェレミー・アイアンズ)が亡くなる時に、息子のハル王子(トム・ヒドルストン)と対峙するシーンが見どころ。王冠を身につける苦悩を語るところが、実に見事だった。

とは言っても、今作は、そこ
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映画めんたいぴりり パンジーの花(2023年製作の映画)

3.6

2年前の2022年も、前作「めんたいピリリ」を観て1年をスタートさせたので、今年、2024年は、この2作目でスタートすることにした。 

1作目に引き続き、今作も、笑いありの、ほっこり、じんわり、ほろ
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

ドラマ版を観たことないけど、今作を観てみた。なんて面白いんだろ。しかも、ほっこりする。ドラマの方も観てみたくなった。

まず、映像の撮り方が、素敵と思うシーンが多くあった。最初の京都のシーンは、特に。
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART1(2012年製作の映画)

3.6

これまでシェイクスピア作品をレビューした時に、いつも書いているけど、シェイクスピアの原作を学生時代に読まされた時から、シェイクスピア作品は、好きじゃないという気持ちしかなくて、映画で観ても、苦手意識が>>続きを読む

クリスマス・ ウォーズ(2020年製作の映画)

3.4

奇抜な発想のストーリーだった。

子供のビリーが、最低なヤツ。良い子じなはいから、クリス(サンタクロース)は、クリスマスプレゼントに石炭を送ったわけなのに、逆ギレして、サンタを暗殺しようと、暗殺者を送
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.9

やっぱり、名作だ。若い時に観た時には、今ほど良さを分からなかったけど、今、観ると、映画として最高だなと痛感。

何より、リックの男気に痺れた。

そして、やはり、有名な名セリフに、惹きつけられた。そん
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/リチャード二世(2015年製作の映画)

3.4

学生時代にシェイクスピア作品が嫌いでならなかった記憶が頭にこびりついて離れないものだから、今シリーズの評判を聞いて、ずっと気になりながらも、観ずにいた。しかし、これは、やっぱり観なきゃと、とうとう思い>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。観て良かったと強く思う映画だ。観る前は、もっと難解かと思っていたけれど、観始めてすぐに、話に引き込まれた。

無実なのにも関わらず、9.11の首謀者の1人として拘束され、悪名高きキューバの
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

2.5

長年人気のある今作、一度は観ておかなくてと思って観たけど、このノリに全くついていけなかった。普段は、ブラックユーモアも、けっこう好きだけど、今作のノリは、全然面白く感じられなくて。

ラストは、たぶん
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天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

4.1

これは、かなり好きな映画だった。

ポーランド系ユダヤ人少年ドヴィドルの物語。バイオリンの才能を買われ、家族と離れ、ロンドンの家庭に預けられ、バイオリンの腕を磨いていたが、デビューコンサートの初日に、
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時をかける少女(1983年製作の映画)

3.2

大林宣彦監督の尾道三部作の2作目。他の2作は、観たことない。

先日、「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」のレビューに、タイムリープや、タイムトラベル等の言葉の意味の違
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

タイトルからも分かるように、タイムループ物。タイムループ物が、好きなので、去年上映されてから、とても気になっていて、ようやく観ることができた。

なかなか斬新なアイデアだったと思う。同じ週が何回も繰り
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.1

香港ノワールの名作。ようやく観た。

こういう男の友情や兄弟愛を描いた男臭い感じの映画が大好物なので、今作にも、とても惹かれるものがあり、感動を覚えた。

とは言っても、やっぱり、今、観ると、映像の古
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

見始めてすぐに、これは、苦手な映画かもしれないと思いながらも見進めていくと、意外な展開で、釘付けになる。

主人公ビリーのことも、見てすぐから、最も嫌いなタイプの男だから、不愉快な気持ちしか起きないか
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.5

2015年のスウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のリメイク。

オリジナルを観た時にも、最後に感動して、いい作品だなと思ったけど、こちらは、主演がトム・ハンクスだから、オリジナル以上に、ジーンと来て
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

アーサー王物語の影響を受けて書かれたとされる詩「ガウェイン卿と緑の騎士」を元に作られた映画。アーサー王の甥である騎士ガウェイン卿が主人公。

うーん、難しくて、あまり理解できなかった。

カメラワーク
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

すごく面白かった。約3時間の長さも気にならず、とても引き込まれた。映画館で観たかったな。

この映画を観た人の多くは、観た後、興奮冷めやらぬって感じで、熱くレビューを語っているのだけれど、一方、そうで
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キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱(2019年製作の映画)

3.4

女性初のノーベル賞受賞者であり、物理学賞と化学賞をダブルで受賞した天才科学者マリー・キュリー夫人の物語。

今作を観る前に、ベーブ・ルースの映画を観て、子供の時に読んだ児童向けの伝記と、実際の人となり
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夢を生きた男 ザ・ベーブ(1991年製作の映画)

3.3

㊗️阪神タイガース、38年ぶりの日本一✨👏👏👏

前にも言いましたが、阪神ファンなんで。関東在住だけど。38年前の日本一の時にも、もちろんファンでしたよ。  

今年の日本シリーズは、最後までハラハラ
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ディケンズのニコラス・ニックルビー(2002年製作の映画)

3.8

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズが原作。1947年に製作された映画「悪魔と寵児」も、同じ原作。そちらも観てみたい。

ディケンズらしい話で、父を亡くして貧乏になった主人公家族が、伯父を頼って出てき
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メジャーリーグ3(1998年製作の映画)

2.3

1と2は、良かったけど、これは、全く面白くない。全然惹きつけられなかった。

トム・ベレンジャーとチャーリー・シーンが出てこないから、違う作品になっちゃってる。やっぱり、あの2人に魅力があったので、あ
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メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

3.6

1に引き続いて、こちらも観た。公開当時に、石橋貴明が出ているってことで話題になっていたけれども、未見だった。今作も、コメディ色強いけど、ストーリーも、上手くまとめられていて、とても面白かった。

1か
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