けーなさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.8

阪神タイガース、クライマックスシリーズを無敗で勝ち進み、日本シリーズ出場を決めました。例年にない強さなので、ファンながら、びっくり。日本シリーズも頑張って欲しい。というわけで、野球の映画を観た。>>続きを読む

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.5

「おみおくりの作法」のリメイク。オリジナルの方が、いいなというのが、第一の感想。阿部サダヲは、なかなか上手く演じていたけれど、オリジナル版の主人公は、ここまで空気が読めない人ではなかったので、こちらの>>続きを読む

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.5

フォロワーさんで、この映画が好きという方が、結構多くいらっしゃるので、前から気になっていて、ようやく観ることができた。

知らなかったのだけれど、"in the soup"って、「窮地に陥って」という
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リディバイダー(2017年製作の映画)

1.8

ダン・スティーブンス目当てで観たけど、全然面白くない。もともと、私は、こういう近未来のディストピアを描いたSFが苦手なので、全然入っていけなかったわけだけど、私以外の人も、皆さん、かなりの低評価。>>続きを読む

シャンプー台のむこうに(2000年製作の映画)

3.8

面白い。コメディタッチだけれども、心が温まる展開で、観終わって、爽やかな気持ちになれた。脚本は、「フルモンティ」の脚本家サイモン・ボーフォイ。こういうユーモアとハートウォーミングな掛け合いが上手いのだ>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

4.3

実話を元にした重厚な物語で、とても見応えあった。

第二次世界大戦下に、イギリス軍が、成功を収めた諜報作戦を描く。この作戦が、連合国の勝利を導く契機となったので、感慨深い。

連合国軍が、イタリアのシ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作だが、ロンドンが舞台。主人公は、フランス人。「大人は判ってくれない」で、子役だったジャン=ピエール・レオが、主人公を演じている。

長年水道局に勤めていたアンリが
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.6

先月末に、マイケル・ガンボンが亡くなったので、追悼の意味を込めて、今作を観た。ダンブルドア校長先生役で、すっかり有名になったけれども、今作の上映当時、かなり話題になったことを覚えている。しかし、未鑑賞>>続きを読む

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.8

サム・ロックウェル目当てで観たけど、安定のサム・ロックウェルだった。

主役は、ニコラス・ケイジの方。脅迫性障害を患っていて、潔癖症だったり、屋外恐怖症だったりする難しい役を上手く演じてた。

終盤の
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スローターハウス・ルールズ(2018年製作の映画)

3.0

サイモン・ペッグとニック・フロストが映画会社を作って、制作した映画。「ホット・ファズ」とかを、もっと破茶滅茶にした映画だった。B級にも、ほどがある。

マーゴット・ロビーの使い方が、贅沢だった。

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ロンドン・ヒート(2012年製作の映画)

3.7

面白かった。けっこう、こういうの、好きかも。

Filmarksで、だいたいの人は、とても低い点数をつけているのだけれど、高い点数をつけている人が、時々いた。たぶん、ハリウッドのアクション大作が好きな
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オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語(2019年製作の映画)

3.9

長年連れ添ってきた夫婦の物語。 乳がんが見つかり、手術をし、化学療法のために通院する妻と、その妻に寄り添う夫を描く。と言っても、喧嘩したり、文句言ったりする場面もあって、そんな姿がリアルだった。

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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.4

なんやかんやと忙しくて、映画をいくつか観ていたけれども、レビューを全然できずにいました。フォロワーさんのレビューも読めていなくて、すみません。だから、この頃、長くなってばかりのレビューを、短めに書いて>>続きを読む

キッチン(1989年製作の映画)

2.0

吉本ばななの原作が、当時、ベストセラーとなり、話題だったし(未読だけど)、この映画も、上映当時、話題になったけれども、観たことなくて、30年以上経った今、ふと、観てみることにした。

モデルになってか
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白いトリュフの宿る森(2020年製作の映画)

3.8

北イタリアのピエモンテ州にある森で、犬に匂いを嗅がせて、白トリュフを採るトリュフハンターの老人たちを描いたドキュメンタリー。

ドキュメンタリーとは思えないほど、映像がとても美しくて、全てのシーンが、
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男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

3.7

「男はつらいよ」を、これまで1回も観たことなくて、フォロワーさんが強力にお薦めしていたから、一度は観なきゃ!と思っていた。しかも、観るなら、まずは1作目から観ようと思っていたのだけれど、今、BSで、寅>>続きを読む

ラブ・オブ・ザ・ゲーム(1999年製作の映画)

3.5

昨夜は、阪神タイガースが、18年振りにリーグ優勝🏆👏阪神ファンなので、とても嬉しい。

そんなわけで、今作を鑑賞。何故かっていうと、今作は、デトロイト・タイガースの選手の物語だから。タイガース繋がりっ
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.4

若くして結婚し、すぐに離婚したジョージアとデヴィット。その後、会う機会があっても、喧嘩しかしない2人。1人娘を想う愛の深さだけが、共通点。そんな最愛の娘が、大学卒業後、旅行に行ったバリ島で出会った海藻>>続きを読む

フード(1993年製作の映画)

3.5

最近、フォロワーさん達が、レビューによく挙げてるヤン作品、初めて観た。シュールって言うのか、何て表現したらいいんだろ。とにかく不思議な世界だった。

ヤン作品、好きと言う方多いけど、私は、まぁ、嫌いじ
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.6

売れない俳優が、刑務所の囚人たちに演技を教えることになり、癖の強い囚人達相手に奮闘する物語。スウェーデンでの実話を元に、ヨーロッパ各地で、舞台演劇となって人気を博しているストーリーを、フランスで映画に>>続きを読む

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

4.0

まさに、この時代を生きてきたので、今作を観ると、青春時代を思い出し、とにかく、懐かしい。しかも、私は、学生の時に、スキーをやっていたので、当時、仲間内でも、今作は、かなりの話題だった。とは言っても、私>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

ようやく観に行けた。1〜6作目を再び観直すのに時間がかかってしまって、なかなか劇場に行けずにいたものだから。

IMAXで観て良かった。この映画は、家で観るより、やっぱり大スクリーンで観るべき映画。ト
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恋の骨折り損(1999年製作の映画)

3.0

原作は、ウィリアム・シェイクスピア。ケネス・ブラナーが監督したミュージカル仕立ての映画。
 
ナバール王国(現スペイン)の若き国王が、勉学のために、3年間、女性とは会わないという誓いを立て、親友3人と
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

すごい斬新な発想だって思ったら、元になる小説があって、アメリカで大ベストセラーなのだそう。

映画の始めでは、実際、あり得ないだろと思って、少し引いて観てたけど、だんだん話に引き込まれた。

話が進む
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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

2.0

原題は、"The Justice of Bunny King" (バニー・キングの正義) 。バニー・キングというシングルマザーが、里親に預けられた我が子に会いたいがために、彼女の正義で、突き進む物語。>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

2.5

イギリスで権威のある文学賞(ブッカー賞)を受賞したグレアム・スウィフトの小説が原作だってことと、ジョシュ・オコナーが出演しているってことしか知らずに観たら、コリン・ファースやオリヴィア・コールマンまで>>続きを読む

最高の花婿 ファイナル(2021年製作の映画)

3.4

前2作に引き続き、多国籍ファミリーのドタバタ劇。よく言い合いしてるけど、結局、とっても仲がいい家族だな、ほんと。
イスラムとユダヤの婿家族は、お隣同士に住んでるし。今回は、婿達の両親も全員出てきての大
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.8

4人の娘が、イスラム、ユダヤ、中国系、アフリカ系の婿と結婚した前作の続き。

1作目に引き続き、とても面白かった。今の時代、国籍や人種に対する差別的発言は、映画では、封印される傾向が濃厚にあるけれど、
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.7

すごく面白かった。原作が、ベストセラーだというのも頷ける。法廷物にハズレ無しと、かねがね思っているが、今作も、秀逸だった。

上映当時、劇場で観たいと思いながらも、湿地帯の苦手な生き物が出てくると嫌だ
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.5

水上勉の料理エッセイ「土を喰う日々 わが精進十二カ月」を原案に、作られたフィクション。料理全てを土井善晴が手がけた。

日本の四季を感じることができ、とても良かった。心に静かに響くものがあった。

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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.0

ウェールズの片田舎を舞台に、村人達が、共同出資で、競走馬を育て、最高峰のレースに挑んだ実話をもとにした映画。

感動した。実話だと思うと、余計に感動する。動物が出てくる映画は、涙無しで観ることができな
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.8

これ、すごく好き。観終わって、元気もらえた。

イギリスに住む家政婦のミセス・ハリスが、お手伝いに行っているお家で、ディオールのドレスに一目惚れ。オートクチュールなんてこと、全く知らずに、お金を貯めて
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ブライトスター いちばん美しい恋の詩(2009年製作の映画)

3.4

25歳で結核にかかって夭折した19世紀を代表するイギリスの詩人、ジョン・キーツの物語。実話ベース。  

ジョン・キーツを演じたベン・ウィショーが、はまり役。こういう弱々しい雰囲気が、よく似合う(←褒
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トースト 〜幸せになるためのレシピ〜(2010年製作の映画)

3.6

ジャケット写真からは、料理を軸に、ほっこりする家族愛の物語だと想像してしまうけど、内容は、かなり違っていた。けっこう壮絶な日々を過ごす少年の物語。実話ベース。

イギリスでは、知らない人がいない、料理
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.4

今回、これを観たのは、先週、ジェーン・バーキンが亡くなったので、哀悼の意を込めて、出演作の中から、1番観たいと思っていたこれを選んで、観ることにしたため。

ジェーン・・バーキンは、飾りっけなしのナチ
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トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

1.8

離婚する前の日に、結婚する前の日のことを思い出し、離婚を踏みとどまるというストーリー。

2006年にロンドンで初演され、2013年には日本でも上演された同名ミュージカル舞台の映画化。舞台の方は、ロン
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