けーなさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.0

セリーヌ・シアマ監督作。子供が主役だから、「トムボーイ」に似た雰囲気があった。

亡くなった祖母に、きちんと挨拶できなかったことが悔やまれる少女が、お祖母ちゃんに、きちんとさよならを言うためにタイムト
>>続きを読む

僕の巡査(2022年製作の映画)

2.8

イギリスのブライトンが舞台。1990年代を今として、1950年代を回顧しながら進むストーリー。

同性愛の男2人と、そのうちの1人の妻の物語。

これは、理解できなかった。同性愛者のことは、昨今、理解
>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.5

「オズの魔法使い」に出演し、子役で、大スターとなったジュディ・ガーランドの晩年を描いた物語。  

子役で、大スターになるっていうのは、やっぱり、想像を絶することだったのだな。今の時代だったら、もう少
>>続きを読む

シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~(2019年製作の映画)

4.3

とてもいい映画だった。派手さはないけど、イギリス映画らしい、とても心に沁みる映画だった。そして、最後の式典でのコーラスには、涙が出た。

原題は、「Military Wives」で、まさしく、「軍人の
>>続きを読む

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.3

アガサ・クリスティの密室劇。

終盤までは、一体どうなるの?とか、犯人は、誰?と、ハラハラして、とても良かった。しかし、最後の種明かしが、ちょっと肩透かし。それに、タイトルにある『誰もいなくなった』じ
>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.2

一言で言うと、とても良かった。

このシリーズは、3作目がピークで、4作目が駄作だったので、この5作目を作ると聞いた時は、もうやめてくれと思ったりしたけど、いやいや、作ってくれて、有難うという気持ちに
>>続きを読む

彼女たちの革命前夜(2019年製作の映画)

3.8

観終わって、いい映画を観たなと実感する映画だった。

1970年に、ロンドンで行われたミスワールド大会で、女性解放家達が、妨害活動を行った実話に基づくストーリー。

観る前は、ウーマンリブを声を荒げて
>>続きを読む

デリシュ!(2021年製作の映画)

4.6

まだレストランが無かった18世紀のフランスで、フランス革命前夜に、紆余曲折を経て、レストランをオープンした元宮廷料理人の話。

いい映画を観たなと思う。何より、飯テロ映画で、とにかく美味しそうだった。
>>続きを読む

おもいでの夏(1970年製作の映画)

3.6

「アラバマ物語」のロバート・マリガン監督作。「アラバマ物語」と同様に、観終わってからとても余韻が残る。

原題は、”Summer of '42” ('42年の夏)。
脚本家のハーマン・ローチャー自身の
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

原作は、伊坂幸太郎の「マリアビートル」。原作は未読。

劇場に観に行こうと思ってたけど、行きそびれ、WOWOW録画を鑑賞。観始めてすぐに、これ苦手なヤツと思って、さらに、観続ければ観続けるほど、苦手度
>>続きを読む

オネーギンの恋文(1999年製作の映画)

2.8

レイフ・ファインズ目当てで観た。しかも、監督は、レイフの妹、マーサ・ファインズ。音楽は、弟のマグナム・ファインズが手がけてる。

原作は、ロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの「エフゲニー・オネーギ
>>続きを読む

家族の庭(2010年製作の映画)

3.2

「ヴェラ・ドレイク」と「秘密と嘘」で、心を大きく揺さぶられたマイク・リー監督の作品。今作でも、ヒリヒリとした感情が湧き起こった。あの2作ほどの感動は、無かったけれど、登場人物達が繰り広げる会話劇は、実>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.0

とても観たかった今作をようやく観た。しかし、想像と、かなり違った。

なぜとても観たかったのかというと、これまで、3枚目の役や、ちょいワルな役が多かったスティーブン・グレアムが、このジャケット写真だと
>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.3

公開当時に劇場で観たけど、冷蔵庫に入ったことと、シャイア・ラブーフがバイクに乗ってたことくらいしか覚えてなくて、どんだけ印象が薄かったんだと思った。

なんせ3作目が、ピークだったものだから、今作は、
>>続きを読む

プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング(2004年製作の映画)

3.3

1作目で、ジェノヴィア王国の孫娘であると分かった主人公のミアが、今作では、大学を卒業し、祖母の退位後、女王に即位する顛末を描く。

いかにもディズニー、いかにもゲイリー・マーシャル監督って感じだった。
>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.3

原作を読んでいないし、1978年版も観ていない状態で、今作を観た。  

映画の出だしが、完全に戦争映画の様態なので、最初、間違えて、違う映画を観始めてしまったのかと思ったくらい。ポアロの過去が明かさ
>>続きを読む

2番目のキス(2005年製作の映画)

3.6

今作は、コリン・ファース主演のイギリス映画「ぼくのプレミアライフ」を、アメリカを舞台にリメイクした作品。どちらも、原題は、「Fever Pitch」。

コリン・ファースの方では、サッカー(正確にはフ
>>続きを読む

ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.5

ボストンで1962年から1964年にかけて実際に起きた連続殺人事件「ボストン絞殺魔事件」を2人の女性新聞記者が追う形で描いたストーリー。

この事件について全く知らなかったので、どういう結果になるのか
>>続きを読む

イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.1

英国男優を追いかけて、あれこれ観ているので、今回は、マシュー・グード目当てで今作をチョイス。

ホラーなのかサスペンスなのか、ドキドキしながら観たけど、なるほど、そういうことだったのか‼︎ と、終盤、
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

主人公が、途中で、「何なの?」と言うシーンがあったけど、ほんと、これ、何なの? 全く理解できない。

りんごが出てきた段階で、隠喩だろうなと思ったけど。女友達は、なるほどねと思ったけど。

邦題のサブ
>>続きを読む

ボー・ピープはどこに?(2020年製作の映画)

3.6

これは、「トイ・ストーリー2」の後、ボー・ピープが、どこへ行っていて、そして、たくましく変貌して「トイ・ストーリー4」に戻ってきた理由が語られるショート・ムービー。
 
「トイ・ストーリー4」を観た直
>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.5

昔から野球ファンなので。

今年のWBCの、あの感動が蘇った。特別価格だったけど、観に行って、ほんと良かった。 

あの感動劇の舞台裏を観ることができて、嬉しかった。そして、色んな選手の色んな面が見れ
>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

こういう雰囲気、とても好き。夜の遊園地が出てくる映画は、だいたい好きだし、怖がりな割に、フリークショーがあるような怪しげなカーニバルの映画も、好きなこと多い。

監督は、奇才ギレルモ・デル・トロ。暗い
>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.4

何故、今作をクリップしていたのかを忘れていて、興行が大失敗だったらしいこととか、Filmarksのフォロワーさんも、ほとんどの方が低評価だったことも、すっかり忘れ、さらには、ジャケ写の3人以外に、誰が>>続きを読む

スプリング・ガーデンの恋人(2003年製作の映画)

3.0

監督は、マーク・ハーマン。同監督の「ブラス!」と「縞模様のパジャマの少年」には、とても胸を打たれたけれど、今作は、イマイチだなぁ。皆さんの評価がけっこう高いけれど、私には、全く響かなかった。

男女の
>>続きを読む

ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.3

ロンドンのウエスト・エンドの劇場で起きた殺人事件を、1人の警部と1人の巡査が、バディを組んで捜査し、事件を解決していく物語。お話の中に、アガサ・クリスティも出てくるから、びっくり。

この映画で、上演
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

㊗️2000レビュー

フォロワーの皆様、いつも有難うございます。

最近は、同年代の方は、もちろん、歳の離れた若い方も、親しく話しかけて下さり、とても嬉しく思っています。私が、歳いってるんだと分かる
>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

最初は、劇場に観に行こうと思っていたのだけれど、なんせ怖がりだから、大画面で観るのは、止めた方がいいなと思い始めてしまい、結局、観に行かなかった。 

今回、観てみたら、怖くて観れない映画ではなかった
>>続きを読む

フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.7

かつて鉄鋼で栄えたイギリス北部の街シェフィールドで、工場が閉鎖したため失業中の男6人が、ストリップをして稼ごうとする話。

サッチャー政権下の不況の時代に、失業したイギリスの労働者階級を描いた映画は、
>>続きを読む

ピーター・パン&ウェンディ(2023年製作の映画)

3.5

ジュード・ロウのファンなので、これを観るために、Disney+に入った。現在、Disney+で独占配信だから。

ジュード・ロウは、フック船長役。今作では、ピーター・パンとフック船長が、なぜ長年、敵対
>>続きを読む

ドラグネット・正義一直線(1987年製作の映画)

3.3

刑事のバディ物。

80年代の匂いがぷんぷんするB級映画だけど、若きトム・ハンクスが出ているから、なかなか面白かった。

トム・ハンクスは、誰もが知る、今やアメリカを代表する演技派俳優の1人で、近年、
>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

3.4

シニアタウンに引っ越してきた70代のマーサが、若い時に、やり始めたけれども断念して途中でやめたチアリーディングのクラブを作って、仲間と一致団結するストーリー。

シニアマンションとか、老人ホームとかは
>>続きを読む

フォーリング 50年間の想い出(2020年製作の映画)

3.6

認知症の父と、その父を介護する息子の日々を、過去を振り返りながら描いた作品。

もともとパワハラだった父親。そのせいで、母親は、離婚しているし、周りの人に暴言を吐いてばかりいたような人だから、歳を取っ
>>続きを読む

孤高のメス(2010年製作の映画)

4.5

とても感動した。個人的に共感できる部分や、胸を打つ箇所がいくつかあり、心に深く染み入った。

患者の病気を治すために、メスを持ち、一途に仕事をする腕利き外科医の物語。1人の看護師の目線で語られるところ
>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.3

犯人は、あの人だろうと思って、ずっと見ていたけど、最後に、どんでん返し的な感じで、犯人は、そっちか‼︎と、驚いた。というわけで、最後は、けっこう楽しめたけど、全体的には、そこまで惹きつけられなかった。>>続きを読む

アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.4

スティーブン・キングらしい話だった。と言っても、ホラーが苦手なので、スティーブン・キング作品でホラー色が強いのは、ほとんど観ていないのだけれど。今作は、「スタンド・バイ・ミー」と「グリーン・マイル」に>>続きを読む