湿度の高さが伝わるほどのドヤ街の空気感、神代辰巳の愛はわかりやすい
ワンカットでありながら怠惰に陥らないのは微々たる移動を継続的にしているからに思える。
五月革命後の退廃したパリ、何かが終わって何かが始まる過渡期の中で愛にすがるビュル・オジエと見えざる敵と闘うパスカル・オジェ。寛容な人達も描く優しさ。パスカル・オジェの立ち姿然り、精神疾患を抱える女性の>>続きを読む
若いエネルギーを発露しながらも、示唆に富む子供と眼前の事象にしか目を向けられない滑稽な大人という対比。ファーストショットのクレーンからクレーンへの長回しは痺れる。自転車から軽トラに乗り込むシーン、貯木>>続きを読む
斉藤由貴と広瀬すずの近親相姦紛いのあれはいいけど、接見シーンの反射で顔並べるシーンのやりたかった感結構きつい
黒澤清、あらゆる映画の2段階くらい別のレイヤーに行ってる 長澤まさみが放つ杉村春子風の「しょうがないなあ」やっぱり笑った
香川照之のワンシーンで全ての性格を描写するシーンは痺れた。黒沢清の演出の巧さからなのか、香川照之の力なのか。小池栄子が殴られるカットもいい。
即物的な演出やセリフ、女性はいつまでも結婚に対して切実なロマンスを。