なんかドキュメンタリーじゃなかったらめちゃくちゃダサい、なんだろ
ブルジョアとプロレタリアートの単なる構図ではなく、ブルジョア批判でもなく、少しだけプロレタリアートに寄り添う。またカウリスマキはプロレタリアートを悲観的に捉えていない。おそらく。
作家の自己なんてものを標榜させて映画を観てしまうことは恐らくダメなんだろうけどね
レオの真似をして兄の映画に出演して、フィンランドの『勝手にしやがれ』だって言っちゃうくらいのカウリスマキ。神を信じなければ、地獄はない。
色々なところで色々なことが同時多発的に起きていて、何回も観たくなる演劇みたいだ。無機的な感じがすごいする。
求めてる救いが似ている人たちは見ていて楽しい。
合理的じゃないもの、二元論的な考えじゃない人は説得力が違う。生きてる感じがする。