映画的な完成度はわからないけど、佐津川愛美さんはもっと評価されていいと思う。
脚本とか演出とかそういうものの先にある何かを必死につかみ取ろうとしているカウリスマキ、カッコいいなあ。子供のように幸せ。まさに。
偶像と実像はいつも違う、新人女優のインタビュー起こしをしていていつも思う。
非二元論的な考え方や可愛げのある大人達の恋愛は非常に現代的だ。色気と知性があるけど女性が好きで仕方ない大人の男はめちゃくちゃかっこいい。
オープニングからブチ上がるけど、ちょっと長い。マカヴォイは身体的な美しさがある。運動神経がいい。
ゲロしないというか、物言わぬさは時にロマンスに変わるっぽい。キム・ギドクめちゃくちゃセクシーだ。
「男の宝物を女がとっていく現代」って菊地成孔も言ってたけど、制服の水中シーンは出色。
もしジュリエット・ルイスの演技がなかったらだいぶキツイかもしれない
ノンフィクションから来るからこそ許される分かりやすい対比と階層が融解するようなスケートは良かった。
ヴァーホーベンの5分のインタビューが、50分の本作の2000倍くらい面白い
あらゆるものの外側の存在であるにも関わらず、正しさを担保するものがちゃんと浮遊する。韓国では釣り堀に娼婦を呼ぶスタイルはスタンダードなの。
最近の宮崎駿をめちゃくちゃ思い出してしまった。募集の件も然り。エイミー・アダムス若い。
割と地味で静かな映画なんだけど、こんなに原作を読みたくなった映画は久しぶりだ。距離と時間の屈折と逆転現象がどこか東京の交通事情と近似値にあるのでは。初日に全然入ってなくてびっくり。
冒頭20分だけでお釣りが出る。大学生の時に狂うように観ていたけど後50回はみたい。