KentaroSaishoさんの映画レビュー・感想・評価

KentaroSaisho

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セッション(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

頑固でパワハラ上等の偏見まみれ(でも有能)な音楽教師と若きドラマーの物語。死ぬ気で喰らいつく若者を次第に認めていく過程が面白いのだが、若者がクソ野郎でいまいち感情移入できない。例えば似たような偏屈老害>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何も考えずに観れたけど最後は少し微妙な感じだった。灯りの外側にだけ存在する脅威。に 対抗する手段が懐中電灯やロウソクなのだが、明るくても普通に出てくるし理屈がよくわからん。細かいルール違反があって物語>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.5

怪物というミスリードタイトルを巧妙かつファンタスティックに回収する映画かと思ったら、目が眩むほど美しいジュブナイルだった。あらゆる要素が絡み合い、その場に臭いまで立ち込めるほど手触りと温度をもった表現>>続きを読む

悪女(2023年製作の映画)

2.9

よくあるタイトルのミスリード作品。無実なのか有罪なのか、真実を探る部分と主人公の葛藤、嫌だったらはずの行為で男性を操るまでの過程、もっと丁寧に描いてたら全然違ったと思う。あと日本こじらせすぎ笑

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.0

大人の役者はみんな頑張ってた。脚本と設定がクソすぎて出演者とスタッフ全員気の毒だなぁと本気で色々考えてしまった…。なぜこんな事に…

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

初代以下。そもそも埼玉ローカルネタ満載が面白い映画なのに、本作は関西ネタばかり(しかも誰でも知ってそうなやつ)で一般ウケ狙い過ぎたのかな。たとえば鳥取砂丘が草ボーボーみたいなあるある関西ネタばかりで、>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

評判通り良かった。が、世紀の大傑作!というほどでもないような…。最近のアニメ界隈は推しの子や鬼滅、呪術にフリーレンなど誰かが「面白い」と騒いでいるものを無条件で「面白い」と祭りになるので、そういった喧>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.8

犯人が分からないミステリー、または、種明かしのない手品。
これを延々とみせられる。これは緊張感が維持できているなら問題ないが、中盤の中だるみがとにかく眠いし、オチ(世界がおかしくなった理由)が適当とい
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.1

「ぼくのエリ」の原作者であるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
によるナショナルジオグラフィック映画。この人「人間以外」を描かせたら天才だと思う。監督も役者も物語の芯よく捉えており素晴らしい。モザイク
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

最高の3Dアニメ。昨今はマリオやなど様々な3Dアニメが出ているがどれも「う~ん」だったが、CG技術、演出、ストーリー、どれも素晴らしく大人から子供まで楽しめる良作だった。

複製された男(2013年製作の映画)

3.2

ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品を観よう!という事で鑑賞。最近観た映画の中で一番「は?」となるラストだった笑。展開や雰囲気、カラコレ、カメラは良かった。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

SF映画の金字塔「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴの過去作を観る!というテーマで観たがかなり良かった。この頃から緊張感の出し方や演出は素晴らしい。

メキシコの巨大カルテルの殲滅作戦に召集されたFB
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

白人による民族浄化とその裏の悪意や欲望、愛を描いた作品。リアリティ溢れる作品だった。原作小説である花殺し月の殺人ではFBI捜査官目線なので、作品の理解を深めるには良いかもしれない。

個人的にはリアル
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

視聴開始~30分
「2001年に憧れた映画か~」

観終わった時
「マジかよ…」

SFサスペンスの金字塔的な作品だと名前だけ知っていたのだが、非常に面白かった。「こうだろうな」という視聴中の予想を悉
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ジブリはいつか終わるけど、宮崎が蒔いた種が世界中で芽吹いて、その意思は永遠と続いていく。

宮崎駿が生涯にわたって焦がれた心象風景を旅する映像詩のような体験だった。人生を通して宮崎駿の作品に影響されて
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ジェニファー・ロペス ハーフタイム(2022年製作の映画)

3.5

ラティーナでダンサー出身のジェニファーロペスが人種差別と性差別と戦いながらアメリカの象徴であるNFBハーフタイムショーを成功させる様を描くドキュメンタリー。アメリカ映画界に蔓延する差別や既得権益、エグ>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.6

いまや韓国は超能力アクションを全く違和感の無いレベルで制作できる映画大国になったんだなぁとシミジミ思った。ポンジュノの「オクジャ」のようなモンスター物から本作「魔女」のような超能力アクションまで、もは>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.2

作中を通して不穏な(やや大げさな)音響が鳴り続き、カメラワークも相まって緊張感が続きかなり疲れる映画だった。バリー・コーガンの名演技もあり終始ドキドキして楽しく観れたが、ニコール・キッドマンの「全身麻>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

数年ぶりに観返したが良かった。無修正版では「去勢された傷跡のある元男性」という描写があるらしいので、邦題とボカシのせいでやや陳腐化してしまっている気がする。美しい話だが少年がエリに「入っていい」と告げ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.5

CGは世界トップレベル、中身はスッカラカン。昔のマリオを知っていたら分かるネタが複数あるが、正直に言うと期待外れも良いところだった。まず懐かしネタだが、レディプレイヤーワンみたいな「おお!!あの作品が>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.7

ネトフリで試聴。

ナタリーポートマン主演の王道SF作品。隕石により変質したエリアで起こる不可思議な現象の謎を追っていく。随所にCGが使われているがそのクオリティが素晴らしく美しい。設定や描写に違和感
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呪詛(2022年製作の映画)

3.8

台湾の新進ホラー作品。土台となる設定やセットの作り込みがかなりしっかりしていて面白かった。日本ではホラーと言えば低予算のものが多くB級がほとんどの昨今。リングや呪怨のような作品はホラーブーム以降ほぼ出>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.8

ストーリーは絵本向きという感じ。ディテールやリアリティが無くとも絵本の中なら何も突っ込まず楽しめるけど、100分の映像にするとかなり粗が目立つと感じる。常時闇に包まれた世界という事で千と千尋の神隠しの>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

全てが誇張された世界。

LGBTに対する差別や偏見、取り巻く問題、児童虐待、田舎の村社会、全てが『演劇的』で誇張されており、悪く言えば嘘くさい。これでもかという程に敵と味方が分かりやすい演出でもあっ
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

1.0

普通の人(オタク用語で一般人)からみて「面白く見えるヲタク」を偏見で描いた作品。

「ヲタクってこんな感じでしょ」ってリサーチしただけの小ネタを沢山入れ込んで馬鹿にしてるだけで、偽物感が凄い。

演技
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.5

まあ残念っていうか、普通の人からしたらそんな風に見えるんじゃないかなって感じのゲームの描き方でした。

私は中学の頃にドラクエ5を予約して買って、毎日毎日楽しみに少しずつ進めて、毎週ファミコン雑誌で攻
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来る(2018年製作の映画)

3.3

人気ホラー小説の映画化。原作との違いで叩かれている様だけど原作未読の為楽しめた。そもそもにおいてチープになりがちなJホラー映画において、演出、カメラワーク、CGなどどれもレベルが高く非常に作り込まれて>>続きを読む

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