クロエ・ジャオはだだっ広い空間よりも、狭い空間の方が撮るの上手いのではないかと思った。車の中とか、姉、デイブの家とか。舞台美術がなかなか凝っているというのもあるか
職業という主題について話すとき、他のペッツォルト映画とも接続することができる。第一回日本配給作品である『東ベルリンから来た女』(2012年)以降、特にペッツォルトは職業やそれにまつわる技術に対し、葛藤>>続きを読む
カイエ・デュ・シネマ掲載の女優たちへのインタビューを訳出しました。↓
https://www.nobodymag.com/journal/archives/2021/0321_1843.php
『指望』のときのスタイルのまま、『ヤンヤン』を撮ったかんじといえば、言い過ぎだけど、そんな感じ。ギャグセンが意外と高く、もっと引きで撮ったら喜劇的になるだろう部分があった。
人生をいかに芸術にしていくか。映画が物語を持ってから、繰り返されてきた問い。アルモドバルはそれに、ナルシスティックでもなく、過分にノスタルジックになることもなく、取り組んでいく。
過去と現在を往来し>>続きを読む
給料未払いという労働問題が解決できず、スペインに仕事を求め大西洋を渡ろうし、たどり着く直前で荒波にのまれた男たち。しかし『アトランティックス』は、男たちの悲劇的な物語から始めながらも、そこから徐々にフ>>続きを読む
日々、人々は無数のカメラによって映像として記録されている。そして物質(フィルム)ではないそれらの映像は幽霊(デジタル)のように見境なく電子世界を往来し、いつ間にか、自分とは似ているが違う、ドッペルゲン>>続きを読む
マーベルユニバース新作『エターナルズ』を監督する予定であるクロエ・ジェオの2017年の作品について書きました。Netflix などで配信中です。
https://www.nobodymag.com>>続きを読む
裸の男が、ブルジョワに服を着せられるところから物語が始まるというあたり、『素晴らしき放浪者』を思い浮かべた。服を着せられるところから、ルノワールのテーマである「演劇」に非演劇人、演劇に対して無知であり>>続きを読む