KenjiYamauchiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

KenjiYamauchi

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天国と地獄(1963年製作の映画)

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いろんなエピソードがあるが、どのエピソードを取っても作品に対する気迫が半端ない。
山﨑努が大当たりの配役。

浮草(1959年製作の映画)

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始まったと思ったら劇場のミスで「赤線地帯」が少し流れた。大映、と出たので「あれ?小津は大映で撮ったことあったっけ?」と思っていると前述の通りであった。そしていよいよ本編始まり、と思ったらまた、大映、と>>続きを読む

おとうと(1960年製作の映画)

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継母からのいびりを受けながら弟の世話や家事を熟す姉、げんの姿がいじらしい。反抗的な態度の弟にも引け劣らない勝気な性格もさらに愛おしさが増す。岸恵子は江戸っ子ではないかと思うほどだが、どうやら横浜の生ま>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

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出会った人がみんなそう思うように、世之介は憎めないヤツだなぁとほっこりした。
劇場公開時に観てない事が、悔やまれる。もっと早くこんなにステキな人たちを観ていたかった!

うつくしいひと(2016年製作の映画)

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熊本の風景、人、文化。映画はこの一瞬の風を永遠に捕らえている。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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繋がるはずのなかった人達。魔法にかかったような、偶然の出来事が起きて繋がってしまった。
とんでもない事が行われているであろう部分を描かないことで、想像を掻き立てることに成功している。悲劇だけれど、愛の
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

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実話が壮絶な内容のために脚色なんかしてられない、といった雰囲気。真実に迫る記者たちにそろそろ大きな困難が襲ってくるのかなぁ、などと予定調和を期待してはいけない、これは真実の物語。
新聞記者の男たちのな
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八甲田山(1977年製作の映画)

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ものすごい迫力。だって本当に行ってるんだから。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

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レースに挑むアナキンが幼齢過ぎる。ウソやん、という出来事が起きてしまう。

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

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これを観た男は、劇場から一歩出たときに、かつての男たちが菅原文太になったように、かつての男たちが山田辰夫になったように柳楽優弥になっただろう。
「狂い咲きサンダーロード」を観た、ある若者は帰りに理由も
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シェル・コレクター(2015年製作の映画)

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最近、外国作品をもとにした日本人キャストの作品を見る機会が多かったので、気になっていたことがある。それは、英語の台詞を日本語に訳した際にしっくりきてないことが多いのではないか、と思う。台詞が頭に入って>>続きを読む

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

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88分という中編ならではの小気味良さがあった。これは市川崑作品などにみられる細かいカット割りなどとは違い、脚本からくるリズミカルな展開が上手くいっていると思う。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

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作品のテンポが心地良い。77年公開だが古さを感じないのはそのためであると思う。それは編集のみならず演出にも伺える、役者のセリフのスピード、間合い。観ていて引き込まれるばかり、ダレない。
ミステリーであ
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陸軍中野学校 雲一号指令(1966年製作の映画)

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信念がキーワード。ある者は信念のために死に、雷蔵扮する椎名次郎はその信念を引き継ぐように光りに続く廊下を歩いていく。

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

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モヒカンは緑
カープは赤
矢沢のスーツは白
ははは、と笑って生きていくしかないんだ。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

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娯楽とドラマは混在出来ないのか。SFアクション超大作らしい宇宙空間での反乱軍と帝国軍との攻防、エンドアでのイウォーク族との交流と帝国軍への攻撃を主に描いた内容であった。そして、クライマックス、ルークと>>続きを読む

刺青一代(1965年製作の映画)

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ラストの殴り込みのカラフルな美術、暗闇で拳銃の発砲による明かりのみの照明。初期清順美学の最高潮。

魚影の群れ(1983年製作の映画)

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圧倒的なリアリティを長回しによる撮影で徹底的に作り出している。マグロを仕留めて船に吊るす、緒形拳の鬼気迫る迫力。カラッとした夏目雅子の歌声。観客に「すごい」と思わせる本物の映画である。

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

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前作Ⅳのヒットでシリーズ化の目処が立ち、そのことでルーカスが監督、脚本を離れプロデュースに回ったことが上手く機能したのだろうか、技術的なクオリティーを含め高くなっている。セリフも役者に馴染んでいる。主>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

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ここから壮大な物語が始まるのだな。しかしR2大活躍だな。ダースベーダーって帝国の皇帝なんかと思ってたら案外下っ端なんや。
公開当時はSFの技術などでワクワクしたのだろうが、エピソードの先を知っている分
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陸軍中野学校(1966年製作の映画)

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シネマスコープサイズのお手本のような構図、人物配置。
欧米スパイのような派手さはないが、愛する人との非情な別れを描く人間ドラマと、リアリティを追求した日本のスパイ映画である。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

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こんなにラブストーリーだとは思わなかった。1役123人という設定(性別も国籍も違う)に惹かれて観たのだが、けっこうジンときて泣けます。

恐怖分子(1986年製作の映画)

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小さい時、近所の家の裏で火遊びをしていて、親に見つかりこっ酷く叱られたことを思い出した。
その時は何故そこまで叱られるのか分からなかったが、今思うと、「とんでもないことをしていたんだ」と気づき、冷や汗
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

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圧倒的な自然(風景だけでなく動物や原住民族の存在感も含め)に打ちのめされ、心が震えたのだけれど、最近の映画はどこまでがCGか?という目で観てしまうところがあり、しかしメイキング映像などを観るとスタッフ>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

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ルーニーマーラが美しく、ケイトブランシェットは高貴な女性がよく似合う。もう一度観る機会があるので、じっくり観るつもり。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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幸せなひと時、とはそう思い込むことではないだろうか。
幸せかどうか、はその人が幸せだと思えば幸せである。
私は、私が映画館の暗闇で過ごした5時間17分は幸せな時間であった、と思い込む。

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

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ストライプって線がいくつも並んでいて平行線なんだけれど、平行線だからって悪くはないんだよ。っていう、そういう感じだなぁ。
すごく好きな雰囲気だし、16mmフィルムで素敵だ。

女が眠る時(2016年製作の映画)

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作家の頭の中にあるモヤモヤに包まれていく感覚。
「これはどういうことだったんだろう」と思う感覚は夢から醒めたときに似ている。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

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タランティーノの見るアメリカを極寒の小屋の中に閉じ込めた傑作。エンドロール中、ニヤニヤが止まらなかった

ゆめのほとり -認知症グループホーム 福寿荘-(2015年製作の映画)

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言いたいことが上手く言えない。相手が言ってることが理解できない。
認知症であろうと、なかろうと人間誰しも同じじゃないか。そう思えた。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

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家から逃げ出したいと思っている、それが容易ではないことも知っている、この家族は嘘をつくことで、その欲求をすり替えていた。逃げ出すことも容易でなければ、逃げ出さないことも容易ではなく、それぞれの嘘が剥が>>続きを読む