KenjiYamauchiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

KenjiYamauchi

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牡蠣工場(2015年製作の映画)

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観察映画第6弾。何もテーマ決めずただ観察していく中で、きちんと何かが起こり、それを捉えているのは、見逃してしまうかも知れない聞き逃してしまうかも知れない出来事を徹底した観察者として想田監督の姿勢がある>>続きを読む

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

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亀岡拓次は演じることしか出来ない
亀岡拓次は嘘しかつけない
亀岡拓次は俳優である

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

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レニングラード・カウボーイズがヨーロッパを行く!
モーゼに導かれて!
名前を変えても、モーゼはウラジミールだし、メンバーも疑問を感じながらも付いて行く、ツッコミどころばかりだが、音楽は最高だし、故郷は
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双生児 GEMINI(1999年製作の映画)

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久しぶりの鑑賞。個人的に塚本監督作品でベストだと思う。キャストも最高だし、本木雅弘の井戸の上での狂気とまさに乱舞するシーンはハイライト。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

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劇場で観たのにレビューを書いていなかった。
スコットランドはグラスゴーの街並みとともにオシャレでポップな病んだ若者たちは歌を糧に冒険の旅に出た。迷わず行っていいんだと言ってあげたくなる。

スモーク(1995年製作の映画)

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「点けた煙草の火はいつか消える」というセリフのように全編を通して、儚く消え行く感情を描く。それはネガティブなだけでなく、怒りや誤解もいつか消え、再び分かり合えることを想像させる物語だった。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

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レニングラード・カウボーイズがオフビートを響かせながらアメリカを行く!最果てのツンドラから始まるロックンロール・ロードムービー

オデッセイ(2015年製作の映画)

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グリーンバックのスタジオで演技をしなければいけない役者は何を思うのか、とCGだらけの作品に否定的な気持ちでいたのだが、始まるとそんな思いは宇宙の彼方へ飛んで行き、主人公とともに火星に居た。CGの技術も>>続きを読む

さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)

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BGMとか音楽はやはり重要で、一気に「昭和」の匂いがした。
タカとユージのそれぞれのキャラの住み分けがこうも違ったのかというほどで、どちらが欠けてもこの作品は成り立たない。
衰えしらずの2人の勇姿に感
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ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

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ドライブインは旅の途中にある
蒲生姉弟はまだ旅の途中にいる

味園ユニバース(2015年製作の映画)

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ポチ男の記憶を巡る物語だが、山下敦弘監督の記憶を巡る物語でもあった。赤犬というバンドはいるし、味園ユニバースもある。
虚構と現実が交差するこれはファンタジーだ

8 1/2(1963年製作の映画)

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フェリーニほどの名作を残す映画監督でも、こんなに深い暗闇の中を彷徨うのか

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

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16年振りに観た。映画は一回観るだけではなく、何回も観て楽しむという味わい方があるんだなと再確認。ジャンヌが異端とされてから処刑までが意外と早く感じたし、ダスティン・ホフマンが
もうちょっと出て来てた
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男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

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寅さんが家族を待つ前半とマドンナの岸恵子との後半に何の繋がりもない気がしたが、どちらも「切ない」と言う点で共通している。
いや、毎回ラストは切ないんだ。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

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これだけ真っ直ぐなサクセスストーリーがあっただろうか。いつ落ちるかハラハラしながら観ていたのに期待を見事に裏切られた。

オー!ファーザー(2013年製作の映画)

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原作がある場合、やはり気になるのは、ただ映像化しただけに終わらないか、ということだと思う。ストーリーを変えてしまうことは無理があるかも知れないが、欲を言えばもっとぐちゃぐちゃにしたって良いと思うのだ。>>続きを読む

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

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カトリーヌは1度に2人を愛せない社会に抗議をしたのだ。
ゴダールの「女は女である」と似て非なる三角関係の一大恋愛譚

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

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やはりジェームズボンドはロジャームーアがいちばん良い。軟派で素っ頓狂な展開の目白押し、飽きさせない。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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フランス国旗の青は自由を意味している。サルトルは、自由とは不安である、と言った。

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

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森の中に包まれる感覚。ブンミおじさん今際のかすかな記憶の物語。

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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これはゴダールのギャグである。
3Dだろうがなんだろうが、ゴダールはゴダール。

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

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クレイジーだ。この時代を知らないのだが、映画全体に60年代70年代の雰囲気が閉じ込められている。映画はその時代を映す。映画を観ることでその時代を知ることができる。

街の灯(1931年製作の映画)

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ラストはこうだったら良いなぁ、と思った自分は、やはりまだまだなのかも知れない。
撮影裏話でのチャップリンがヴァージニア演じる盲目の女との出会いのシーンに1年かけて撮り直した。という逸話を聞いて、さらに
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

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ワイヤーアクションとかCGを上手く使っている。作品を活かしていると思った。
内容とか関係ないが、作品について語るチャウシンチーの知的な印象に興味が湧いた

マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

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大人は大人らしく、子どもは子どもらしく、男は男らしく、女は女らしく、白は白、黒は黒。「そうでないこともある」ということを知っておかなくてはいけない気がした

ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

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映画が始まってブッチャーズの音が鳴った瞬間に震えた、その震えが最後まで続いた。

ハンナ(2011年製作の映画)

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音楽がケミカルブラザーズということでしか知らなかったのだが、グリム童話と絡めるストーリーで面白いと思う。

江分利満氏の優雅な生活(1963年製作の映画)

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テンポの良い編集だったり、江分利の反戦の一人語りなど岡本喜八なんだけれど、山口瞳の原作を読みたくなった。岡本喜八がどう解釈して(解釈せず?)映画にしたのか興味が湧く。後半眠くなったが、葬儀の後のお茶漬>>続きを読む

エレファント・ソング(2014年製作の映画)

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俳優ドラン。ドランは「マイケルは僕自身だ」と言った。はみ出し者、繊細、破滅型、孤独、狡猾、自作の中で演じてきた妖しさと危うさを持った青年を見事に演じている。
こうなってくると、観たことのないドランを観
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

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ドランの集大成的な作品であろう。また、ドランが次のステージへのスタートを切った作品でもある。両手を広げて前へ進んで行く姿がドランにも見える。

クーキー(2010年製作の映画)

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ただ面白いだけじゃない、ただ可愛いだけじゃない。不気味だったり残酷だったりする。ちょうど世界がそうであるように。

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

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坂口安吾の「堕落論」のなかのFORCEに就て、その中で安吾は「(芸術、文学において)単なる写実は実物の前では意味をなさない」と言っている。古典と言われる時代の物から、現実に起こった事をありのままに表現>>続きを読む