けんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.0

監督 吉野耕平(ハケンアニメ)

吉野監督の前作ハケンアニメは、最高だったから期待してたんだ。Amazonが資金出してるみたいだし。

なかなか独創的なコンセプトの漫画として、当時話題になりまくったけ
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.0

監督 松山博昭(ライアーゲーム)
脚本 相沢友子(本能寺ホテル)

ドラマの演出も松山監督だったけど、なんだろうな?違和感を感じたんだ。

この作品って登場人物たちの行き詰まった状況に対して、全く違っ
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.1

監督・脚本 原田眞人

僕は原田監督の作品は、クライマーズ・ハイ以外はあまり好きじゃない。前作のヘルドックスも、イマイチだった。

でも今作はヘルドックスよりは、ぜんぜん良かった。それは、安藤サクラ演
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

監督 エリザべス・バンクス

コカインでガンギマリの熊が、暴れまくるんだ。
ただそれだけなんだけど、このB級感嫌いじゃないよ。

熊のCGだけはちゃんとリアル感があるんだ。
でも、ちぎれて飛んでくる人
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.0

監督 斎藤工
脚本 倉持裕(アイアムまきもと)

何度かお会いしたことのある斎藤工さんの監督作品。謙虚で本当に映画が好きなんだなって印象のある方なんだ。

ホラーというよりミステリー。いや、ラストが嫌
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

監督 ニール・ブロムカンプ(第9地区)

こんな無謀すぎるチャレンジをした日産。
こんな精度の高いドライブシュミレーターを産み出したソニーコンピュータエンタテイメント。

世界の中で日本の企業の競争力
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.9

監督 ジャスティン・シミエン

みんな行ったことあるランドのホーンテッドマンションが、そのまま映像化された作品なんだ。

あのちょっと不気味だけど、怖いまではいかない世界観。あの見たことある幽霊には、
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福田村事件(2023年製作の映画)

2.9

監督 森達也

オウム真理教などのドキュメンタリーを撮ってきた森監督の初長編だし、このテーマを今撮るというのは偉業だと思うし、なんといってもキャスティングが成功していると思ったから、かなり期待して観た
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春に散る(2023年製作の映画)

3.2

監督・脚本
瀬々敬久(ラーゲリより愛を込めて)

横浜流星の役作りに脱帽。
役作りに没頭し過ぎて、ボクシングのプロライセンスまで取ってしまうなんて。極真の世界大会で優勝したこともある彼だから格闘技のセ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

3.0

監督 横嶋俊久

鳥山明の絵が動いている。
それを観ているだけで、懐かしさのような安心感のような感情が生まれるのは何故だろう?

勧善懲悪なシンプルなストーリー。
夏休みの子ども向け作品なんだけど、大
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.1

監督 ベン・ウィートリー

前作のジョン・タートルトーブから監督は変更。前作と同じく米中合作なんで、中国色高め。既にサメ映画界では、あのジョーズを超える興行収入なんだよね。

前作と今作をつなぐ要素が
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.3

監督 スティーブン・ケープル・ジュニア

久しぶりにこのシリーズを観たけど、監督はマイケル・ベイではなくなったのね。大金持ちになったし、そろそろ引退なのかな?

トランスフォーマー達って、そもそも宇宙
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

2.5

監督 行定勲

綾瀬はるかの美しさしか見どころがないやん。
行定勲にアクション映画は難しかった?

時代設定やキャラクターの背景は、面白要素満載で、大正時代の舞台セットも作りこんである。

だけど、話
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.3

監督 佐藤信介

1と2も観てきて、このシリーズはあんまり僕には合わないなぁ、今回面白くなかったら観るの辞めようと思っていたら、

今回はだいぶ面白くなってきたゾ。

登場するキャラクターの癖が強くな
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セフレの品格(プライド) 決意(2023年製作の映画)

3.0

監督・脚本 城定秀夫(女子高生に殺されたい)

そこまでエロくない日活ロマンポルノを観ているようなノスタルジックな雰囲気を感じるんだ。

前編を観ていないけど、なんか色々あって、今のセフレな関係に落ち
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.0

監督・脚本 タラ・ウッド

パルプフィクションを最初に観た時に衝撃を受けて以来、QTの作品は全部観てきたんだ。

僕と同じ境遇の人なら、きっと楽しめる。

映画をどこの誰よりも愛して、映画を一緒に創る
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遠いところ(2022年製作の映画)

3.7

監督・脚本 工藤将亮

リアリティが凄まじい。
凄まじすぎて痛いくらいなんだ。

この救われない生活は、なにも沖縄だけの話ではないと思う。東京でも地方でも、救いを求めても救われない中で、歯を食いしばっ
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

監督・脚本 ディビッド・O・ラッセル

脚本が良くできてる。

でも、第二次世界大戦後のアメリカの時代背景を理解できていない僕には完全にこの作品を理解できた訳では無いかもしれない。

だけど、僕がなん
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.3

監督・脚本
クリストファー・マッカリー

還暦を越えたトムが、車でバイクで電車で暴れまくるんだろ?っと思って観たら、そのままなんだけど、やっぱりスゴイ。

もちろんストーリーはあるんだけど、正直それは
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

監督・脚本 宮崎駿

みんなが、わからん!って感想が多いから、すごく難解な作品なんだと覚悟を決めて観たんだ。

でも、話にはちゃんとついていけたよ。

マルチバースみたいに、急に展開が変わったりするの
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.3

監督 山口淳太
脚本 上田誠(ヨーロッパ企画)

ヨーロッパ企画お得意のタイムリープ(タイムループ?)作品。

京都の貴船が舞台なんだ。行ったことがある人なら、なんとなくそんなこともあるかもしれない、
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ハマのドン(2023年製作の映画)

3.0

監督 松原文枝

僕は横浜市民だ。そして横浜へのIR(カジノ)誘致には賛成だ。

日本には世界の富裕層の大人が遊びに来やすい施設が、圧倒的に少ないと思うからだ。彼らは家族で日本に遊びに来たいのに、小金
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.0

監督・脚本
飯塚健
(荒川アンダーザブリッジ、井上和香の旦那)

日村勇紀
中村倫也
伊藤沙莉
柄本時生

この4人の演者が4兄弟を演じるというだけで観たくなるナイスなキャスティング。

小さなギャグ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.3

監督 
ジェームズ・マンゴールド(ナイト&デイ)

ハリソンフォードが80歳。スピルバーグが76歳。
世界的に有名なこのシリーズも、いい加減継承しないとなって感じで、スピールバーグは59歳のマンゴール
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

ポップアートの中に迷い込んだ気分にさせる、とにかく圧倒的にカッコいい作品なんだよ。

前作を観ていたほうが良いけど、観ていなくても楽しめる。前作から監督チームも変わってるしね。

だけど、今作を観たら
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

監督 三木慎太郎

WBCで侍ジャパンを応援していた人たち!
みんな観ても損はないゾ!

これは、ドキュメンタリーというより、WBCを臨場感たっぷりに追体験できる作品なんだ。

2200円だけどな。試
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渇水(2023年製作の映画)

2.8

監督 髙橋正弥
脚本 及川章太郎

設定も良いし、演者たちの演技も良いし、ストーリーも僕は好き。
でも、なんか残念なんだよな。

子役の姉妹とても頑張ってるのにな。セリフがチープだから、観客にあざとさ
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怪物(2023年製作の映画)

3.6

監督 是枝裕和
脚本 坂本裕二

子役2人を輝かせたのは、是枝監督のサスガと言わざる負えない手腕だし、坂本裕二の脚本は言葉選びのセンスの良さと構成の緻密さが、やっぱりハンパない。

是枝監督は初めて自
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.0

監督 マイケルBジョーダン

ブレイキングダウンじゃないんだから、刑務所から出てきたばかりのプロ経験無しのおっさんが、世界タイトルマッチに出れるなんてあり得ないだろって思ったけど、試合の臨場感はハンパ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.4

監督 藤井道人

もっか作品量産中の藤井監督。
藤井監督のこれからについては心配していた。
見出してくれた河村プロデューサーが亡くなった後、やっていけるのかって。

でも、この作品については心配は無用
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

監督・脚本 内田英治(獣道)

子供は大人を養分にして成長するけど、あのまま東広島にいても大きく成長させてくれる大人に出会うことは難しかっただろうな。

新宿で、生きること、自分のアイデンティティに向
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

監督
アーロン・ホーヴァス
マイケル・ジェレニック

いやぁ、ゲームへのリスペクトに溢れている。
そのまんまゲームの世界観に観客を没入させてくれるんだ。

横スクロールを使った表現や、最初のスーマリが
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エスパーX探偵社 〜さよならのさがしもの〜(2023年製作の映画)

3.1

監督・脚本 木場明義

探偵×ファンタジーって一見チープそうって思ったけど、インディーズ魂で木場監督のやりたかったちょっとシュールな世界観にもっていけてるんだよね。

嫌いじゃ無いよ、この世界観。
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

3.3

監督 松木綾

鈴木亮平は、今や日本のTOP俳優なのは、誰も否定できないよね。役作りの完璧さには、毎回感嘆させられるんだ。

緊急医療系スポ根作品なんだ。
そう、スポ根。

だから細かいことは抜きに、
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.3

監督・脚本 藤井道人(新聞記者)

横浜流星の顔面演技に注目だ。

ストーリーの中で一貫としてモチーフとしている能には表情は無いから、解釈は観客に委ねられるんだけど、藤井監督は横浜流星の顔面を観せて、
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.4

監督 ベンアフレック

80年代が懐かしい人も、憧れている人も、あの頃流行った音楽と乾いた色味で、当時の空気感プンプンだから浸れるよ。

みんな結果が大成功することを知っている話だから、話の密度で作品
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