のははさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

拾った女(1953年製作の映画)

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最高~これが反共映画として見られる世の中、て一体なんだ。それよりも貧しさの方が切実で、モーの会話のほとんどで金をせびっている。


・冒頭、顔の切り返しだけで状況を把握させてしまう手際がよすぎる

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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非常に面白かった!
感想を以下のブログに書きました~ぜひ読んで、よければ意見交換しましょう~

https://ken-ken-pa-pa-20220408.hatenablog.com/entry/
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セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身(1966年製作の映画)

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傑作。画面がもつよそよそしさは目を見張るものがある。気持ちの冷めてしまった夫婦のキスシーンなんてすごい。特に転身してから終始保たれる違和感に敵う映像なんてあるのか。

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

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最高。トカゲが撃たれて内臓飛び出すカットによって幕を開けるので、充分バイオレンスな作品である。そして劇中二度にわたってケーブルによって口にされる「I'll spit on your grave」は暴力>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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派手なトリップと時間逆行場面以外に面白さは見いだせず。永遠=無時間や異次元からの敵など盛り上がる設定は数あれど、どれも実現できているとはいいがたい出来。ドルマムゥのビジュアルなど、既存のイメージの再生>>続きを読む

ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦(1972年製作の映画)

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この題材で映画化に踏み切ったことは英断だ。家が取り壊される場面、バーでの大乱闘、「乳しぼり」とどれをとっても、バイオレンスともアクションとも言い難い。特にこれといった傷を残さずに流れていくのが不思議だ>>続きを読む

拷問の密室/伯爵の淫らな毒牙は鮮血にまみれた(1970年製作の映画)

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これも意味が分からない。死んだはずの人が生き返ってて、また死んだりする。二作続けて見て、ともに「因襲」がテーマとなっており、更に終盤にどんでん返しが用意される。因襲の負の側面が顕在化してしまうようなエ>>続きを読む

アンディ・ミリガンのガストリー・ワンズ(1968年製作の映画)

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かなりわけが分からない。ただ、れっきとした「切り株映画」であることが素晴らしい。映画は断面を見せてなんぼなのである。


・白塗りの弁護士

ディメンシャ13(1963年製作の映画)

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結構良い。『惨殺』や『恐怖』など主にジミーサングスタ脚本の映画を思わせる雰囲気で、イギリスっぽい。特に気狂いお母さんが庭園の真ん中で気絶してしまう場面など迫力がある。また水中撮影も見所であり、湖関連の>>続きを読む

燃える惑星 大宇宙基地(1960年製作の映画)

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身体を横に倒し「自動操縦に切り替える」で発射するシステムが素敵。
火星近くのとある星での、異星人同士の共食いと、それを見させられる人間という構図には『プロメテウス』の原型を見た。遡ればマジのもんがまだ
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Black Past(原題)(1989年製作の映画)

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すばらしい!『死霊のはらわた』よりも断然こっち派。禍物として鏡を持ってくる辺りが優れていると思う。ただギャグは足りないか。
フラッシュフォワードと回想、夢を駆使しして、終始ゴアで埋め尽くす発想が潔いと
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私は殺される(1948年製作の映画)

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女のもとに殺し屋が迫る場面での、長いクレーンショットが魅せる。

輪舞(1950年製作の映画)

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好きだけど、軸が1本しか無いことが不満ではある。例えば人妻と娼婦と侯爵が一同に会するような場面もあれば、物語の可能性は無数である。時折、狂言回しその人に「あなたは何?」と問い詰めるが、物語論的に、ここ>>続きを読む

忘れじの面影(1948年製作の映画)

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大好き。ガラス越しに音楽家を見たり、またもやガラス越しに彼の演奏に耳を澄ませるだけだった少女が、はじめてガラス格子の扉を開き彼の部屋に入る場面が、何とも感動的。部屋の中は楽器が敷き詰められており、彼女>>続きを読む

快楽(1952年製作の映画)

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傑作。
「仮面の男」の冒頭一連のショットは絶品。ダンスホールにカメラが分け入るまでが既に流麗で美しいが、一度入ると、カメラは欄干を手で伝いながら右往左往する男をフォローし、ホールに降り立つと若い女性の
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大脳分裂(2000年製作の映画)

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大地とセックスする場面が白眉か。枝をかみちぎると幹から血が噴き出す、そんな発想は素晴らしい。邦題に偽りなく、脳が題材になっているものの、それほど脳映画としては旨味に欠ける。ただ、左脳と右脳が分裂すると>>続きを読む

Splatter Farm(原題)(1987年製作の映画)

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お母さんがすごい。あんなにやる気の無い芝居は中々お目にかかれるものではなく、情けない死に方まで含めてマヂに最高だ。屠殺の場面が最も迫力があり、その後死体を原っぱに埋める際、スコップを地面に突き刺すと土>>続きを読む

フリーク・オルランド(1981年製作の映画)

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終始、人間が壊れた機械のように動く。オルランドもフリークシティでは一定のテンポで靴に刻印を施すことしかできなかったが、最後には皆人間らしい動きで踊る。先へ進むには必ず先導者が必要なのが面白い。また、デ>>続きを読む

殺し屋ネルソン(1957年製作の映画)

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素晴らしい傑作。ミッキールーニーは当時スターだったそうだが、かなり際どい役。妻に自分を殺させようと誘う最後の台詞なんて最高。乾いた暴力表現、特に駅で幹部の一人を気絶させて車に押し込んでから、道中で走る>>続きを読む

無人列島(1969年製作の映画)

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畸形児もの。後天的なシャム双生児、という設定は本作が初では?


・出産場面が白眉、君が代
・佐藤重臣出演
・国会議事堂に殴り込みをかけるも、それは虚構であり、また見世物にされるのだ

ネクロマンティック1[完全版](1987年製作の映画)

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森の奥へと分け入るとボディバッグが姿を現しジッパーを開けて中を覗くとそこには腐乱した自分がいる、というカットは特に美しい。ブットゲライトは映画青年なんだろうな。ただ、もっと下卑た映画にして欲しくもある>>続きを読む

デモンズ’95(1994年製作の映画)

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意外や意外、大枠が『トゥルーマンショー』的世界で驚いた。鬱陶しく聞こえる独白も、そう考えると納得できる。特に作曲はかなりフィリップグラスに影響を受けているに違いない。その世界に『知られぬ人』等様々な要>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

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レビューを書いています!
是非読んで下さい~

https://ken-ken-pa-pa-20220408.hatenablog.com/entry/2022/04/28/201538

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

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レビューを書いています!
ぜひ読んでみて下さい!

https://ken-ken-pa-pa-20220408.hatenablog.com/entry/2022/04/25/143748

血まみれ農夫の侵略(1971年製作の映画)

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邪教集団もの。アドラムはちゃんと娯楽映画を志しているはずだ、チェイスシーンの演出を見るに、そんな意思をひしひしと感じる。
血液が増殖するという設定がとても面白い。そして信頼していた相手が実は…という展
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魔の谷(1959年製作の映画)

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スキー場が舞台のためか光量が十分すぎるほどある。この頃から経済的な撮影を行うモンテヘルマンは優秀だ。
エクトプラズムみたいな怪物は、モチーフは蜘蛛なのだろうか?アバンタイトル、終盤の洞窟は見応えあり。
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遠い国(1954年製作の映画)

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こんな小さい話で90分の映画を作ってしまえることがすごい。西部劇らしくない抜けのない景色に、斜面が映り込むだけで緊張感が走る。斜面の上には、雪崩だったり狙撃者が潜んでいたりする。


・熊の死体
・ラ
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怒りの河(1951年製作の映画)

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尻上がりに面白くなる。
首に巻くスカーフをあんなに劇的に見せる映画も中々ないのでは。ジェームズスチュアートの行動に若干の違和感を抱かせる演出が上手い。


・二度の素早いパン

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

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傑作。最高すぎる。
最後の最後になってハイ・グラウンドを活かした緊張感溢れる活劇が用意されているなんて。マンによる素早いパンを用いた空間の提示は非常にタイトで魅力的だ。


・丘。西部劇に似つかわしく
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痴漢ドワーフ(1973年製作の映画)

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超かっこいいオープニング。曲が最高や。
トルベンの魅力に尽きる映画かと思わせて、女優が皆さんお綺麗。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

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こちらにレビューを書いています!
ぜひ読んで下さい~

https://ken-ken-pa-pa-20220408.hatenablog.com/entry/2022/04/23/180828

チェスティー・モーガン in ダブル・エージェント73(1974年製作の映画)

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前衛的カットつなぎ。左右のおっぱいを素早く交互につないだり、話してない方の顔で切り返したり、全く関係ない花とかビーチバレー映像(特に花多め)、カーチェイスとすごい。ミスターTと距離を縮める場面の処理の>>続きを読む