のははさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

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想像妊娠ていうテーマは面白いと思うし、少女がオテサーネク側に立つ展開も良かったけど、エンディングが気にくわない。西洋人の限界案件なのかなこの映画も。

伝承を踏まえたうえで突き抜けていた「ボーダー」は
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.5

傑作。都を飛び出して走り抜けるシークエンスとか凄まじかった。赤ん坊の表現も卓越しておる。


惜しいのはサガミをを活かしきれなかった点か。都で長い間働いてきた女性の本心が一瞬でも垣間見える瞬間があった
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

一級品のメロドラマ。そしてほとんどイメージショットだけで繋いだようなすごい映画。
関東大地震と風が2人の距離を近付けるのは美しい表現。それにどちらもアニメ表現に度肝抜かれる。出会い頭にサラッと雨を降ら
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夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

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声優が庵野に決まる瞬間が面白い。
もっと駿がブちぎれる所が見たかった。
高畑勲が全然カメラの前に姿を見せないのは面白かった。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

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垂直降下は映画映えする。エピローグのタイトルは文字通りカタバシス、冥府への下降。ヘンなハナシやとは思いますが、地下深くに地獄が実在する(あまつさえ地獄の音を測定できる)という考えには共感します。

復讐捜査線(2010年製作の映画)

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ジョージCスコット「激怒」?
隠ぺい工作を行う国家安全保障局・ジェドバーグのキャラクターが斬新。それだけにラストのシークエンスは本当に必要だったのか謎だ。

イコライザー2(2018年製作の映画)

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マッコールさんは時々プロの動きを見せてくれる。
乗せた客が殺し屋だった時の所作とかは見事。

エネミー・ライン(2001年製作の映画)

3.5

再見。
ジャージのオッサンの魅力に尽きる。
これも戦地に1人取り残される系戦争映画。同系統の「ブラックホーク・ダウン」と同年らしい。

マニアック・コップ2(1990年製作の映画)

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悪魔主義青年が出てくるのには意外性があったが、説明が与えられるようで若干幻滅したかな。ただしどのキャラクターが軸なのか全く読めない展開はさすがのラリー・コーエン。イカした刑事は何も活躍しなかった…
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マニアック・コップ(1988年製作の映画)

4.0

再見。
ウィリアム・ラスティグは超自然的な表現に関心がある人で、本作ではかなりそれがハマっている。生きてるのか死んでるのかよく分からない警官のコスプレ殺人鬼は銃弾を何発撃ち込まれても死なない。警棒を抜
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犯られた刑事(1985年製作の映画)

3.0

強姦にあうのは女性にも非があるに違いない、と口にして憚らなかった刑事が強姦されて考えを変えるという映画。警察の尋問によるセカンドレイプを身をもって体験し、女性の立場を知る。オッサンデカのレイプシャワー>>続きを読む

マッドボンバー(1972年製作の映画)

3.0

何から何まで許せない爆弾魔、歩いているだけでかなり面白い。ちゃんと観客に感情移入させるように作っている。
爆弾魔の姿を見た目撃者が連続強姦魔てのがまたトンチが効いててウケる。

ジャッジメント・ナイト(1993年製作の映画)

4.0

めっちゃおもろいです。
俺はギャングのボスの方が好き。

クロールスペース(1986年製作の映画)

3.0

クラウス・キンスキーをキャスティングした理由が掴めないまま見進めていると何と彼はナチ専属の外科医だったことが判明。途端に映画のギアが上がる。
要は、元ナチ外科医がアメリカで身分を隠して一介の大家として
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フレンジー(1972年製作の映画)

4.5

これはめっちゃ面白い。
70年代にはヒッチコック演出はここまで過剰になっていたのか。いつものヒッチコックぽい犯人のドタバタ劇もやり過ぎ。ジャガイモと一緒に転がり落ちてくる死体、急な死体写真もインサート
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

モーテルに行き着くより遥か前、冒頭から不穏なのが意味不明。
改心した直後に惨殺されるのは脚本の妙技。
ノーマンと母親の会話の声が響く、とか面白いこと思いつくよなあ。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.5

中学の時はエロ目当てで見たので温泉の乳モミと寝バックしか印象に残らなかったけど、すごいわコレは。殺人が事後のこととして処理されるくらい淡々とした演出が良すぎ。特に箪笥は名シーン。
撮影もクオリティ高い
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別れる決心(2022年製作の映画)

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さすがのパクチャヌク。しっかりサブキャラが主役を引き立てているので面白い。刑事の奥さん、異動先の後輩刑事の2人が特に良いね。
ただこういう題材ではどうしても「薄氷の殺人」みたいな映画を期待してしまう。
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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三部作の中では一番良かった。アントマンみたいな超強いわけではないヒーローは敵が強ければ強いほど良い。アントマンの可変パンチも一番カッコよく映っていたと思う。それ以外のアクション設計は、もうちょいちゃん>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

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復習。悪役がイマイチ。せっかく面白かった量子空間も行って帰ってこれてしまうのなら意味がない。
しかし終盤のラボを巡る三つ巴は面白かった。
あとワスプ、エロすぎ。

アントマン(2015年製作の映画)

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復習。
一匹の蟻が殺されたために立ち上がるスコットが良いですね。それから量子空間ていう設定が活きている。小さくなりすぎるとそれはそれで危険、という。こういう越えちゃいけない一線があると映画は盛り上がる
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スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

5.0

悪いけに次いで大切な映画。ブラッド・ドゥーリフが父に会いに行って演説、その後原発がメルトダウンを起こし始める場面は感涙。神がかっている。

エルム街の悪夢3/惨劇の館(1987年製作の映画)

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「夢」で面白くするのは難しい。唯一良かったのは夢と現実が交錯する夢遊病パートでこういう表現には弱い。同じ病棟の不眠症の連中が助けに来てくれるのも良かった。

静かについて来い(1949年製作の映画)

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あれ?これはつまらなかったな。
のっぺらぼうがデーンと登場するシーンと、雨の日にしか殺人を犯さない犯人が配管から漏れ出る水を見て発狂しそうになる場面が見所。のっぺらぼうは最近でも似たような顔写真が上が
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

ミグズをなじって自殺に追い込むレクター、死体に隠された秘密が事件解決の糸口となる、人を食うか活かすかでしか判断していない人間がいる、若い女を精神的に追い詰める、などが特に好きなアイデア。
とくにクラリ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.0

映画館前で白竜とたけしがかち合う場面まではめっちゃ面白いと思う。だけど哀川翔の鬼気迫る佇まいと比べると、たけしは弱いかな。渦巻く情念が感じられないから、終盤どうしても物語が弱く見え散らかった印象。
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復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

4.5

傑作。日本で刑事映画をやる上では拳銃の扱いがネックになってくると思うけど、そこも上手いこと処理していて天才。主人公を拳銃にトラウマを抱えた人物にしてしまう、という。
ヤクザと福祉が手を組むという設定も
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ファイナル・オプション(1982年製作の映画)

4.5

傑作です。淡々とした描写が良く、SASが機械的に仕事をこなしていく様には痺れた。まさかあのトンチキ訓練場面が終盤活きてくるとは…
敢えてリチャード・ウィドマークのような名優をキャスティングしたことも納
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ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊(2019年製作の映画)

3.0

良いです。クリアリング作業が一々カッコいい。アクションとアクションの間をカッコよく演出するのは基本だが、ここまでの成功例は中々ないかも。


・アルバニアって全然知らなかったけど、謎の国なんやな。異様
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

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意外と良いです。
巨乳が困ってるのマジおもろい。

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

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むっちゃくちゃな脚本やと思うけど、勢いはある。ならず者たちがとにかく話が早いのが良かった。
プレデター×手術台も見れるし、人がプレデターの武器を奪うなら、プレデターも人の武器を奪う、という頓智?もある
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.0

異様なビジュアルで押し通す勢いが良い。一斉携挙も迫力あるし、人間の脳みそをもぎ取って移植する場面も強烈。一見適当に思えるエイリアンのビジュアルも触手髭とゴツさが良い感じ。良い奴=赤い目、悪い奴=青い目>>続きを読む

スノー・モンスター(2019年製作の映画)

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原題の「大雪怪」の方が合ってると思う。
ラスト、大雪怪が立ち上がる場面は王道の展開で盛り上がった。
最後の最後でめちゃくちゃ恐い演出が入るのが謎。いや謎多き映画。最後まで彼らの動機は分からんかった。
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