木村建太さんの映画レビュー・感想・評価

木村建太

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猫は逃げた(2021年製作の映画)

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会話がおもしろすぎ
そして猫がかわいすぎ
猫は「演技をしている」という意識があるのだろうか?そんなことを考えるとさらにかわいい

バッファロー’66(1998年製作の映画)

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倫理的な欠落が大きな魅力となる作品。
男の行動は完全に間違っているし、女のリアクションも佇まいもどこか間違っている。正しくない。その正しくなさが魅力。

心に傷を負った男がまず間違いを犯す。そして間違
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耳をすませば(1995年製作の映画)

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初恋と青春の名作。90年代前半のニュータウンも美しく描かれ、夏が待ち遠しくなる。

が、なんかさらっと観れてしまった。心が波立たない。もっと「キテ」もおかしくない内容なのに。こちら側のコンディションの
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北の橋(1981年製作の映画)

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わけわからないものをわけわからないままとりあえず観ていられる人にはとてつもなく面白いと思います。かわいいし狂ってるし最高じゃないですか。

やさしい女(1969年製作の映画)

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すばらしい。魅力的なわからなさ。でもそのわからなさは哀しい。

余白が多く、想像力を使って能動的に参加しなければ何も掴めない映画なのだが、人間の想像力には限界があり、それを裏付けるように、夫の想像力の
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

もう帰ってこないのに、まだあり、ふとした瞬間に甦る。そんなあらゆる永遠のための映画。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

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インドのスピリチュアルな面へのあこがれがほぼまったくないのだけれど、差し引いてもいい映画だった。この作品に流れる「ゆるさ」はファッションではなくリアリティだと思う。

ケン パーク(2002年製作の映画)

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(頭おかしくないです。)

「ピーチ・バム」のハーモニー・コリンが関わっているということで渋谷のTSUTAYAで借りてきた。「ビーチ・バム」には芸術全般に対する考え方をビーチでスイカが棒でぶたれて炸裂
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

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信じられないほどの時間と労力のかけられた強制地獄巡りツアー。常識はずれの熱量で発熱する細部と「世界そのもの」の手触りに酩酊する。胸に迫るリアリティは扱う題材の身近さと必ずしも正比例しないことを痛感させ>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

4.2

前半に警察に誤認逮捕されたやつ、可哀想すぎるだろ。
とか、そんな倫理的欠陥をものともしないほど素敵でオシャな映画。
ソニックユースがかかる伝説の場面は映画で一番笑ったかもしれない。

モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.2

大した面積のない庭が、仙人のような主人公の視点を経由することで広大なジャングルのように見えてくる錯視はとても心地よい。
また、独自の価値基準で生きている山崎努と樹木希林の夫婦に俗人が振り回される様はか
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.4

ヨシカは選挙に行くのだろうか?
そしてどういう考えで何党に入れるのだろうか?
行動力のあるイタ女が大暴れする痛快なお話の中でも最高峰級に面白いとは思うが、「こういう人は実は日本全国どこにでもいる」と思
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ギャングース(2018年製作の映画)

4.2

現実世界の地獄という白飯の上に、バキバキのエンタメという煮肉がべっちゃりと叩きつけられた究極の牛丼映画。

ビリディアナ(1960年製作の映画)

4.2

昏睡中に叔父にレイプされたと思い込まされ、神に愛される資格を喪った修道女ビリディアナは、それでも人々のために生きようと試みるのだが、その先には手酷いしっぺ返しが待っている…
悲惨な筋書きだが、突き放し
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

5.0

難しいことはわからないが、こんな風に笑える映画は他にない。傑出したコメディ。

麦子さんと(2013年製作の映画)

3.8

麦子さんと…何?と思い観賞。
生き別れとなった母とのつかの間の再会、共同生活と死別を経験した麦子(堀北真希)が複雑な感情を抱きつつ母の地元へ納骨のために帰ると、今ではおじさんとなった若い頃の母のファン
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来る(2018年製作の映画)

3.7

2019年最初に観たのでこの点数は基準です。トップバッターなので多めにつけておきました。
妻夫木が結婚して「育メン」になるまでの描き方が、記号的ではあるものの嫌みたっぷりでとても楽しめました。音楽の安
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

最後のあいつはあいつの書いたあれをあいつがじぶんのために書いてくれたもんだと思ったのかな。。
でも、あいつとあいつの出会いが犯罪すれすれの○○○で、その部分と、あそこのあの国のあいつらにあいつが○○○
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

最高だった。でもこれみて「最高!」とか言ってる場合なのか?

「いずれ誰かにぶち殺されるために誕生した新たなるゴジラ」としての傑作

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.0

最後の「移人称」に涙…。
「ほんとに大変だったんだね、でも、よかったね」という気持ち。
海の生き物のディティールも細かくて最高。イカの「あの部分」をあんなに恐ろしく描いたのはもしかしたらはじめてでは?
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

4.5

まだ途中までしか見てないけど、傑作。
マイケル・ベイがこんなことを思える人だとは思わなかった…

筋肉質な奴にこれほど感情移入できる映画があるとは

突撃(1957年製作の映画)

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弾丸の嵐で、塹壕の外に出れば絶対に死ぬとわかってる状況で「いいから出ろ!」って命令されるような状況、よくありますよね…