KENTOさんの映画レビュー・感想・評価

KENTO

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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

貴重な歴史的映像を命懸けで発信した記者に賞賛を送ると共に、こんな映像が後世に残ってしまったということを非常に残念に思う。

怒り・嘆き・恐怖・無力感。様々な感情が
湧き上がり、見た今、感情の落とし所を
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

新兵器ではなく、新世界を作った男。
日本での公開が吟味されたのも確かに頷ける。
「戦争を終わらせる」という大義名分を隠れ蓑に20億ドルの費用の成果を見る為、落とされた原爆。
成功のラジオを聴いた後、大
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

プロフェッショナル
  仕事の流儀

殺し屋編って感じの映画。

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.2

オオカミから逃げたつもりが、
自分がオオカミと同じ思考で豚に接して
最後はオオカミに助けを求める。
自分が築いた家・家庭は、オオカミの物だった。

束縛と洗脳の連鎖。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.6

圧倒的。

前作でも非常に素晴らしかったアニメーションが、今作では更にパワーアップ。
これもうCGアニメのトップでは…

「サイバーパンク・エッジランナーズ」を見てる状態を更に倍にした感じ。
つまり見
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

完璧。
今年これを超える映画が果たして出てくるのかってくらい最高の出来。

コミック映画の枠を超えたとてもハートフルな作品で、何回笑って泣いた分からない。

どの登場人物達にも輝く瞬間があり、誰1人と
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.9

個人的には合わなかったというのが正直なところです。

古き良きを守りすぎてる。ノスタルジーは良いスパイスにはなるが、面白さには直結しない。

圧倒的に登場人物の背景などが描写不足で感動する場面で感情が
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.7

「女神の継承」「沈黙-サイレンス-」等の作品と同様に、見えない存在(神)に対する信仰の危うさと不安定さを感じました。
 作中序盤で「奇跡とは厄介なもの」という台詞が出てくるのですが、この作品のテーマを
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

めっちゃ熱い映画!
凄まじい勢いとノリ、カッコいい画は
ジョジョを連想しましたw
正直インド映画を見たことなかったので不安でしたが、ドハマりしました!
この流れでバーブバリも見ようと思います!

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

リック&モーティー+スターウォーズ+マーベルって感じの映画。
思ったよりカーンの小物臭が強くて残念。
サノスには威厳と脅威を感じられたが、カーンは数が多くて倒すの大変そうとしか思わなかった。
量子世界
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バビロン(2021年製作の映画)

4.3

デミアン・チャゼル監督の作品は音楽が本当に素晴らしい。

豪華絢爛で煌びやかではあるが、下品でモラルがない様子は退廃的な都市“ソドムとゴモラ“を連想した。

改めて映画って本当に素晴らしい芸術であり、
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.6

間違いなく傑作。
戦場には大義も正義もなく、地獄が広がるのみ。
「戦争は熱病みてぇだ。なりたくないのに罹っちまう」この台詞が全て。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

見る前
「いやぁ賛否分かれてるからどんな内容なんやろ。きっとミッドサマーみたいに何とも言えない不気味さのある作品なんやろうなぁ!」

見終わった後
「?!?!?!!??!?!」

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.3

ダークナイトが歴代最狂のジョーカーを誕生させたのに対し、今作は歴代最高のブルース・ウェインを誕生させた映画。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.7

素晴らしいSFホラー映画。

今回もジョーダン・ピール監督らしく、
ホラーとコメディーと社会風刺をとてもバランス良く取り入れ、一つの作品にしている。

本作に出てくるUFOの形の“それ”は、
目があっ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

ONE PIECE FILM RED

ONE PIECE FILM ADO(いい意味で)

作品全体はお祭り感あって良かったです。
しかし、個人的には好きな作品では無かったです。

どうしてもウタ
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呪詛(2022年製作の映画)

2.7

この映画を一言で表します。

「母親の戦犯で周りが不幸になる映画」

怖いっていうよりも気持ち悪いが勝つ。
虫とグロ描写が多すぎる。

作中で虫一匹がダンスしてるシーンがあるのだが、ホラーなのに笑った
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

・信仰…特定の対象を信じて疑わないこと。


久しぶりにホラー映画を映画館で鑑賞。

 最近、「本当に怖い!」と評判の高かった『呪詛』をウキウキで見たら自分はあまりハマることが出来なかったので、『女神
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.4

俳優陣の演技が本当に凄かった。
また、光の表現の儚さも素晴らしかったです。

見終わった後、雨に濡れた靴下を履いているようなどんよりとした気分に襲われると同時に、朧げな希望も残っているのだと感じる作品
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

僕は幼稚園児の時1番ハマった特撮がウルトラマンでした。
本作はそんな幼稚園児に目をギラッギラに輝かせて見ていた頃に僕を戻してくれる作品でした。
CGの違和感さが、ウルトラマンが異星人として地球に溶け込
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

面白かったというより、凄かった。
映像美が半端じゃない。
今までのMCUは血の描写は少なかったので、緊張感が薄いイメージでした。
ですが、今作はバチバチに血の描写があって非常に満足!
また、ホラー要素
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.3

祖国の為に人を殺し、壊れた男。

人が人を殺す行為は最も忌むべき営み。

戦場は地獄そのもの。

しかし、彼の活躍により救われた命がある事も事実。

クリス・カイルさんに敬意を。

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

淡々と進んでゆく感じが冷たさと臨場感を持たせていると感じた。

何人かに焦点を当てて物語が進んでゆくが、明確な主人公がいない所が良い。

兵士がドラマチックに死ぬのではなく、当たり前のように死体が増え
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.2

呪術廻戦0は原作漫画を読んでいたので、内容は知っていましたが、それでも楽しめました!

戦闘シーンの作画は凄すぎて鳥肌が立ちっぱなし!!

そして、主人公乙骨憂太役の緒方恵美さんの演技は涙腺に響く程見
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会で鑑賞し、本日が公開日なのでネタバレレビューさせて頂きます。

もう全てが完璧やったとしか言えない。
何回嗚咽しながら泣いたか分からないw

まず、歴代ヴィラン達の素晴らしさ!
特にウィレム・デ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

大学受験が無事終了し、6ヶ月ぶりの映画館での映画鑑賞〜!
今までのMCUに無い神秘的で、落ち着きのある作品でした。
『多様性』を大きく主張せず、自然に溶け込ませているのが素晴らしいと感じました!これが
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.7

傑作でした。

久しぶりの邦画鑑賞がこの作品で良かったと思える作品でした。

多様性の現代社会で個人が抱える様々な問題を絡めた非常に繊細な内容も素晴らしかった。

登場人物がそれぞれの悩みと向き合い、
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

子供から大人。
父から子。
母から子。
子から父。
友人から友人。
心から心。
想いから想い。
過去から今。
今から未来。
愛から愛。
虚構から現実。
おめでとう。
ありがとう。
さようなら…

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.7

軽い気持ちで観るんじゃなかった…
この映画の全てを真に理解できる人間はきっと主人公と同じ様なサイコパスなのだろう。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

心に炎を燃やせ…

本当に素晴らしい作品。

キャラクターに感情移入ができ、戦闘シーンが派手で美しい。

ストーリーも申し分無い面白さで、「こりゃあ社会現象なるわ」と納得させられる。

原作は読んでい
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

7年の構想期間を経て公開されたこの作品。
 内容が難しいとは聞いていましたが、いざ観てみると言われた通り難しく序盤で結構置いてかれましたw
しかし、しっかり中盤から段々と理解できる箇所が出来てきたとき
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