たなのうえさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

アカデミーの脚本賞にノミネートされていたことから、気になって本作を視聴。監督はマギー・ギレンホール。彼女といえば、物言う女優として有名だが、どんな映画を撮るのか楽しみだった。

 物語は冒頭と結末が
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

村上春樹原作ということで、完全に食わず嫌いしていた作品。食わず嫌いするということは興味津々の裏返し。アカデミー賞の作品賞にノミネートされたことから、重い腰を上げこの度、やっと視聴。

3時間という
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これはあれかな?「舐めてた老人が実は元ロシアンマフィア親玉のカーチャンだったモノ」。終始そっちの視点で期待して観てしまったのだけれど、正しくは「目的のために手段を選ばないサイコパスなロザムンド・パイク>>続きを読む

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.2

巨匠スティーブン・キングが本の発売当時、「この物語は怖すぎるから、出版するかどうかも迷った」というほどの名作ホラーの映画化。観たいな~と思いつつ、手を付けていなかったけれど、ようやく鑑賞。

愛してい
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

ランティモスといえば、籠の中の乙女やロブスター、そして最近のメジャー作である女王陛下のお気に入り。
この監督のイメージは、寓話的というか、神話的な風刺が大好きな変わったおじさん、かつ、引きの不気味な構
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

「どうせまた少年たちの忘れられないひと夏の思い出、的なものだろう〜?」、「まあ、美しいもの観られるから良いけど」といったちょっと斜めから見たスタンスで劇場に足を運んだ本作。

だがしかし、本作は、そん
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃ期待して観に行ったせいか、「面白い!!感動!!」とまではいかないけど、普通に面白かった。
モブキャラとしての、「主役ではない自分」、「決められた役割を果たすだけの舞台装置」としての葛藤もち
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.7

冒頭から中盤までは流石のジェームズ・ガン。まさにプレイリストムービーでテンションをハイのまま保ち続け、あっという間に駆け抜ける。ブラックな笑いも連発して、テンポは最高。あとテキストの入れ方もアメコミ的>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.0

10年ぶりくらいに再視聴!

私が映画を本格的に観るきっかけとなったのが、デイビッド・フィンチャー。
フィンチャーの映画を観るまで、テレビでしか洋画を観ていなくて、もちろんセブンなぞテレビのゴールデン
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.3

三島 vs 全共闘...。当時の学生運動については、「これだけ固まった思想に傾倒できていいなあ〜、自分の中で世の中の解を得ることが出来ていいなあ〜」と、ある種憧れのようなものは抱いていたけれど、三島と>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

韓国映画を彷彿とさせる、においがする映画。
小人症の方の「僕なら結婚してくれると思った?」が耳から離れない。この辺とこの辺ならお似合いだろう、という無意識下での線引きが浮き上がってくる。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

ボニー&クライドを意識したSF映画。設定の割にストーリーは単純なので、頭を使わなくても楽しめる作品でした!結末も悲劇で終わるかと終始ハラハラしてたけど、そんなことは無く、後味爽快でした!

ロッキー(1976年製作の映画)

3.9

遅ればせながら初視聴。
もっと男臭いスポ根ものかとずっと思っていたのですが、これは右ストレートな純愛映画ですね...。泣きました。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

のんのコメディエンヌっぷりを堪能。面白かった〜。
女性の世の中への怒り、変わらない自分への怒り、でも変わりたくない戸惑い...。共感づくしの1本でした。

Aの声が中村倫也だから、いきなり前野さんが出
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.0

アン・ハサウェイの怪獣映画???一般的な怪獣らしさとのギャップで魅せるコメディ映画かな??とある程度内容を予想して視聴!

観始めて30分くらいはナルホドね、そういう感じね、とある意味予想の範疇だった
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