カシワイさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

動いている庭(2016年製作の映画)

4.5

とてもよかった ずっと風や水の音がしてる

「できるだけ合わせて、なるべく逆らわない」ことでつくられた庭は時間がそのまま堆積し未来に向かってひらかれている
本も読んでみよ

浮草(1959年製作の映画)

3.6

構図が格好いい
関西弁と広島?方面の方言が耳に心地よい

親方がほぼ全ての元凶では
阿呆しか言えない方が阿呆なんだぞ

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.1

二人の会話が最高
ルーブルを車椅子で爆走したい
でも階段を上がるとき、視力、食欲、そこかしこで二人の年齢の差が感じられる

哀しみに沈む背中をそっとさすり、何か僕にできることはあるだろうかと聞くそんな
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写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

4.3

皮肉屋でジョーク好きで写真と絵と音楽と静かな生活を愛した人の言葉
柴田元幸さんの翻訳も素晴らしい

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

話している最中に脈略なく、羊たちが通り過ぎたり、鶏の鳴き声やロバの鈴の音、洗濯する音や石を積む音などの生活音が挟まる映画がすき

親も先生も祖父も街のひともほぼ誰一人子どもに耳を傾けなくてつらかった
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はちどり(2018年製作の映画)

4.5

程度の差はあれど、この生きる息苦しさを知っているよね
「それでも世界は不思議で美しい」

風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.5

話している人の顔を全然映さない 上下に富んだ白い街を、荒地を、ずっと移動している

凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.4

手持ちカメラで酔ったので目で追うのは厳しかった

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.2

感情のまわりの広くなりすぎた外堀を冷蔵庫分解したりカスタマーセンターと文通したりしながら埋めていく

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

なぜ今『若草物語』を映画化?と思っていたけどジョーを作者自身とすることで闘い生きるそれぞれの女性の物語になっていた
クリスマスの話もスケートの話も未だに憶えていた 服かわいい キャストが皆美しくて画面
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永遠と一日(1998年製作の映画)

4.8

老いた詩人と難民の子どもが出会うたった一日の永遠 海辺の家 娘の誕生 結婚式 楽隊 葬いの火 バス

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.9

憎めないキュートさ
フィッツジェラルドを連想してしまう

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.2

でこぼこ3兄弟ジャーニー 列車旅だけだと勘違いしてた
リフレインによる前後の違いが気持ちいい 色と音楽もやっぱり素敵

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.0

マイケルも年を取り、起伏が減るなーと思いながら観ていたけれど継承後は畳み掛けてくる

殺しのシーンで生き生きとしている 画が格好いい ラストも

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

あらすじ読んで地味だと思ってたけど人間関係(漫画ぽさもある)を中心にぐいぐい物語を引っ張っている

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.7

実話に基づいた、登場人物全員に役割がある無駄のない映画
つらい

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

-

「透明人間」の演出がよかった さりげなくオダギリジョーと田中泯が声を、中田ヤスタカが音楽を担当している

カニの話は主人公の動作が終わるまで敵の魚が待っている

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

長い 父が駆け上がっていった栄光の過去とマイケルが孤立を深めていく現在が重なっていく Ⅱもお祭りやお祈りと殺しがセット

皇帝ペンギン ただいま(2017年製作の映画)

4.0

ずっと昔に観た『皇帝ペンギン』は「愛してるわ」などとアテレコしてて鳥肌が立ちましたがこれはナレーションのみでよかった
かなり詩情にあふれたナレーションだけれど

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.2

結婚式と葬式がある映画好きだ

マフィア映画の金字塔なのよくわかる 洗礼と殺しのマッシュアップ

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.0

短いけど期待よりずっとよかった

ストップモーションなのにずっと瞳がゆらゆらしてる 子どもに捨てられたという警官の部屋がサボテンだらけだったのも

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

バカでキュート
タランティーノ映画のフラグって全く役立たないね
女の子たちもみんな可愛い

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.3

蒼井優さんはどんな役柄にもなってすごい
熱くてみんな熱かった

お前なー!金魚をなー!ゆるさーん!

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

音楽映画、結末や流れが分かっていても一定の気持ちよさがある ピアノの音すき 配役が絶妙

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

-

途中まで丁寧に演出してたのに、種明かしの部分が語りであっけなく終わってしまった 原作読んでないけど本通りなのかな

あと頬を染める描写ってアニメで見るとかなり記号的なんだなと学びがあった

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

4.2

巨大給食センター
食べることは生きること

映像もBGMなしの音もいい

食べ終わった金属の皿をバンバン投げ入れてそれを皿で受け止めるのも

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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すみっこぐらしのキャラクター設定を考えたひとお手柄!サンエックスでちゃんと報酬を得ていてほしい

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

画面が綺麗 衣装も可愛かった 真っ白な祝祭テーマパーク ルールを守って楽しめる人は楽しい

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.1

もう一度夕焼けを見たくないか 月を見たくないか 泉の水を飲みたくないか 黄桃の味を忘れてしまうのか

車窓から臨む砂埃の街を通り過ぎていくのがよかった