動物、両親、家族、全てに惜しみなく注がれる愛の深さが見る者を圧倒する。馬を愛する人間の心の奇跡のような美しさに切なくなり、涙した。単なるスポーツドラマとはひと味もふた味も違う。フランス語圏の映画らしく>>続きを読む
これも子どもの時に見て非常に感動した映画。久しぶりに見てやはり打ちのめされた。人間であることの責任について深く考えさせられる。
フランス映画らしい味わい深い映画。何より南仏の自然と人びとが美しい。それに、自分も森の中の別荘が欲しくなった笑。
久しぶりに見たが、やっぱりこの映画は好きだ。自分の人生の中で「文学」が占める割合がどんどんと高くなっているので苦笑、20年前に見た時以上にいろいろと考えさせられた。当時は全くその視点で見ていなかったが>>続きを読む
人の目的は存在することではない。人の存在はその進む道によって初めて正当化されるー。ドストエフスキーの本質を言い得ている。主人公であるこの崇高な高齢女性に人生の指標を与えられた気がした。80を過ぎても文>>続きを読む
またしてももの凄くいい映画に出会った。陳腐だが、平和な時代に生まれたことの信じられないほどの幸運さを痛感するのと同時に、過去を忘れないことの大切さを思い知らされる。
大学生の時に池袋のミニシアターで見た時は全身が震えるくらいに感激したが、40過ぎて渋谷のミニシアターで見たら、それほどの感動はなかったの不思議。これを20年間の進化と呼ぶのか退行と呼ぶのかはさていかに>>続きを読む
映像が美しく、全体的に欧米の映画のような雰囲気。フェミニズムの視点で見ると非常に面白かった。慰安婦問題のメタファーかとうがってみたりもしたが、どうなんだろ。
ノルウェーのレジスタンス活動については全く知らなかったので勉強になった。。
最近ヒトラーものばかりみているのであれだが、やはり英語を話すヒトラーというのかかなりいただけない。登場人物が英国なまりの英語で話されてもなー。
原作の小説は愛読書で何回も読んでいるのでストーリーは熟知していて、先が読めてしまい若干退屈な感じ。でもおばあさんがいい味出してる。
鎌倉に行ったら鎌倉が舞台のこの映画を久しぶりに観たいと思い家で鑑賞。映像美や演出もさることながら音の使い方がすごいと思う。ホントに日本にも昔はこんな凄い芸術を作るパワーがあったんだな、と改めて思う。
ワイダ作品らしい人間の奥深くにぐさりと問いかけてくる素晴らしい映画。60年代ごろの日本映画を思い出した。大島渚とか。最後まで救いがない。それがリアル、それが戦争。
上映当時映画館で見たが何一つ覚えていなかった。これほど中身のない映画はないというくらい中身がない笑。でもなんとなく面白い、そんな映画。
バイオレンスなし、遺体なし、ユーモアなし笑。ルカレ原作なのでそれなりに楽しめるがラストシーンがもう少し味付け欲しかったかな。舞台はハンブルク。クールな街だなー。強烈に行ってみたくなった。
この映画を見て図らずも久しぶりにある古風な単語を思い出した。エスプリ。溢れ出る言葉の渦、ユーモア、一筋縄ではいかない人間性、そして愛。日本映画やドイツ映画にはない、かけがえのないフランス映画の魅力を存>>続きを読む
映画史初期の傑作。芸術として完成度の高さにまず驚く。影の演出など映画史に与えた影響は計り知れない。何度も見たくなる。
久しぶりのダルデンヌワールド、やっぱり凄い。現代最高のシネアスト。こういう映画を見ると映画はフランス語のためにあるとさえ思う。上映後もしばし席から離れられずにいる観客たち。まるで劇場がシネフィルの聖地>>続きを読む
Who is you, Chiron? リフレインされるセリフ。恋しい、miss youという感情がこんなに映像から伝わってくることはかつてなかった。壮大なポエジー。素晴らしい俳優陣とカメラワーク。間>>続きを読む
大好きな映画。映画狂が撮った映画というか。バッハ、濃いコーヒー、綺麗好き。ドイツが好きな人間にはたまらない。
好きな部分とあんまり好きじゃない部分が共存している感じ。ただ90年代後半のあのころの雰囲気がなんとなく楽しめた。この映画もすでに20年前の映画か。
斬新なカメラワーク、眩むような長回しのシーン、むき出しの人間臭さ、新しい映画を作ろうという気概。50〜70年代ごろにあれほど素晴らしかった日本映画が失った全てがこの映画の中にあるような気がした。
なぜかくも俗に言う「ヒトラーもの」はどれも面白いのか。この映画の人間くさいヒトラー像は、意外にもドイツ本国でも肯定的に受け入れられたようだが、自分はなんとなくはらはらさせられた。要はヒトラーに共感する>>続きを読む
大好きな南アフリカが舞台ということで鑑賞。やはり南アといえばアパルトヘイトと暴力ってことで、この映画もそうしたステレオタイプにかなり引きずられてはいるものの、なかなか飽きないプロットで、最後まで楽しく>>続きを読む
久しぶりに映画館で鑑賞。どうしても観たくて。感涙したお陰で目の奥のスギ花粉がきれいに洗い流されたみたい。デンマーク映画はやっぱり凄い。ただし、心臓が弱い人は少し注意が必要。
I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve. Jesus, does anyone? ほんとそう。つい>>続きを読む
原作がル・カレというだけあって難解だが何回でも観たくなる不思議な魅力の作品。冷戦のスパイもの、しかもヨーロッパ映画←ここが大事、は良作多し。トム・バーディがやはりダントツにかっこよくて驚く。
映画が上映されたのは2010年。当時の、あるいはその少し前の国際政治の状況が濃く反映されているが、なんだか大昔のように感じるのは昨今の時代の移り変わりの速さのせいか。サスペンスとしてはツッコミどころが>>続きを読む
映画の冒頭でスイス・ベルンの街並みが見えた時、この街を心から愛する自分の心はすでにハッピー度マックスに。その後の息を飲むような展開と、リスボンのノスタルジックな雰囲気に酔いながらあっという間にクライマ>>続きを読む
まず、やはりフランス映画の世界は凄い。愛と孤独という映画の古典みたいなテーマをベースに、原発という現代の社会問題を取り上げている。最後のシーンがあまりに印象的。久々に映画的な映画を見た気がした。
大好きな北欧ミステリー。小説は読んだことがあったけど映画も面白い!ストーリーはありふれてるけど、人間が描かれていて、日本やアメリカの刑事モノとはふた味違う。