khtmkさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

久々にヴィムヴェンダースの映画を観たけれど、やっぱりしみじみと良い。東京を舞台にしたのが良いし、公衆トイレを清掃する人にスポットを当てたのも良い。ストーリーもシンプルで、特に何がどうのってこともないの>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.8

たしか飛行機の中で途中まで観たのを、再度観る。こんなストーリーだとは思ってなかったし、もう一度観て良かった。痛快というわけでもなく、感動というわけでもないけれど、観て良かったな、と思える映画。ハリウッ>>続きを読む

ギャルソン!(1983年製作の映画)

3.0

なんとなく借りてきた映画。どこかでレビューを見た気がして、観ても良いのかな、と思った。実際に観てみて、実は少し困惑している。どう評価して良いのか、何を理解すれば良いのか分からない。懐かしきパリの日常が>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

黒澤作品の中で一度も観たことのない作品だった。現代劇であるからか、名前は知っていてもレンタルビデオで借りることもなく、オンデマンドで観ることもなかった。今日たまたまNHK-BSでやっていたので、なんと>>続きを読む

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

4.0

なんとなく借りてきたDVD。観ないまま返すものもったいないかと見始めたが、これが面白い。ぐんぐんと引き込まれた。キャスティングが豪華で全てを貫くストーリーも見事。何度観ても良いと思わせる映画だった。お>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

アカデミー賞で話題になったという理由だけで見に行った。どんな映画なのかなどと考えることもなく見始め、こんな世界があるんだなと思い知らされた感じがした。確かにノマドな生き方だな、ホームレスではなくハウス>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

アカデミー賞での前評判が高かったので楽しみにしていた。そのせいかもしれないが「いやぁ、なんだこれは。」と言うのが正直な感想。つまらない、陳腐、映像だけかな評価ポイントは、などという思いが浮かぶ。ちょっ>>続きを読む

嘘八百(2017年製作の映画)

2.0

日曜の夜を楽しく過ごすために、この映画を選ぶ。キャスティングも豪華だし、面白そうなイメージだったから。
しかし残念ながら、後味はとても良くない。なんだか「とっちらかった」印象しかない。ストーリーの展開
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

2.9

これはなんだ?、というのが見終わった最初の、いや観ている途中からの感想。タランティーノらしさが随所に見られたが、面白いかと訊かれれば、ちょっと考えてしまう。ディカプリオとブラットピットのコンビは安定感>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

飛行機の中で観る。コミカルだけどちょっとドギツイシーンもあり、なかなか楽しめた。オスカーで作品賞を取ったことで一躍注目を集めているが、個人的には韓国の社会の一面が赤裸々に描かれていることに軽い衝撃を受>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

なんというか、ストーリーよりもビートルズに、圧倒された。これだけ色褪せないサウンドってあるんだな、と。ストーリー自体は非常にシンプル。小気味良いテンポで流れていく。しかしやっぱり、そのサウンドがすごい>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.2

原作を読んでから映画を観た方が良いと言われたが、たまたまホーチミン行きのフライトの中で上映されていたので観る。結論から言うと、シンガポールの宣伝みたいな映画だった。まぁ、どの都市もその都市を舞台にした>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.3

どこかで推奨されているのを見て、時間があったので鑑賞。小切手偽造という地味な犯罪なので仕方ない面もあるが、意外と単調な感じ。ストーリー自体は面白いので飽きることはないけれど、見終わった第1感は「ちょっ>>続きを読む

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.1

朝から走って映画館へ。朝9時から映画を観るなんて久しぶり。この女優さん、どこかで観たことあるな、とぼんやり考えながら観ていたがどうしても思い出せずに後から調べてびっくり。そうだ、ニュースルームってアメ>>続きを読む

コラテラル(2004年製作の映画)

3.1

なぜだか自分の「観るべき映画リスト」に入っていたので、今日観てみた。音楽は素敵だし、ロサンゼルスの夜景も綺麗だ。でも映画としては…。「パルプフィクション」みたいな強烈な印象はなく、荒々しいのだが全体的>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

平日に映画館で観る。話題になっていたのは知っていたが、あまり期待はせずに観る。なかなかに面白かった。多少の脚色はあると思いながらも、お互いに考えをぶつけ合いながら旅をしていくのは、簡単なことではなかっ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

期待してなかった分だけ、心動かされた。Queenは4人でQueen。そのことがよく分かった。フレディの生い立ちはまったく知らなかったし、激しい人生の中にいろんな出来事があったのだと改めて知った。帰って>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

何を言ってもネタバレになりそうなので書かないが、とにかくひさびさに面白い日本映画を観た気がする。映画館で周りの笑い声を聞くのも久しぶりなんじゃないかな。何度観ても、違う角度から楽しめそうな映画。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.4

新しいタイプのインド映画の印象。普段は最初からじゃんじゃか踊るイメージがあるが、これはストーリーがある。陳腐と言えば陳腐だが、インドが舞台だとところどころが新鮮に映る。たしかに長い気もするが、それもあ>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.0

ダブリンの街角で偶然に出会う二人の物語。ちょうどNHK-BSでアイルランドの女子ボクサーの話を観た後だったので、どことなく既視感があった。素朴な人々という印象が強いが、内容もそんな感じか。シンプルでピ>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.5

豊劇にて鑑賞。ゆったり観られるので、とても良い映画館。この映画で気に入ったのはミュンヘンの街並み。やはりドイツの街は美しいと思った。しかしその中では、移民も含めていろんな競争が活発で、それが活気を生ん>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

予想していたストーリーとは全く違っていたけれど、とても楽しめた。アメリカの奥深さも分かったし、ニューオーリンズに行ってみたいとはじめて思った。アメリカ各地を旅するのもとても面白いのだろうと思う。あのフ>>続きを読む

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.0

とても分かりやすくて面白い映画。日本の漫画のようなストーリー。ロンドンの街が効果的に使われている。まるで美食の都のようだ。"We do what we do." この言葉がすべて。気に入った。

君の名は。(2016年製作の映画)

2.0

正直、ちょっとがっかり。理由をいろいろ考えてみる。アニメだから、ストーリーが突飛すぎるから、描写が細かすぎるから、などなど。
でもストーリー以前の問題として、クールジャパンのコンテンツとして、名作を創
>>続きを読む

フル・モンティ(1997年製作の映画)

4.0

なかなか観る気にならなかった映画。観て良かった。シェフィールドの荒れている様と、人々への重圧、絶望感がとてもよく表現されていた。コミュニティが崩壊している様子、日本のお手本になるのかは分からないが、そ>>続きを読む

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり(2015年製作の映画)

3.0

あまり期待せずに観たけれど、なかなか小気味の良いテンポの映画。ロンドンを舞台に繰り広げられる恋愛コメディ。ハリウッドのストーリーのようで、ロンドンの街のイメージアップも狙ってるだろうなと思わせる絵も多>>続きを読む

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.5

今となっては、安定感のあるシリーズ。NHKのBSでやっていたので、つい観てしまう。ここではまだ "Make my day." は出てこない。いつになったら出てくるのか。ここでは、"A man's go>>続きを読む

ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

4.0

まったく期待していなかっただけに、嬉しい誤算と言うべきか、とても面白い映画だった。ストーリーは極めてシンプル。でも、登場人物たちがすごく人間的で、東アジア的。陳腐なストーリーになりがちなテーマを濃いも>>続きを読む

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.0

ウディアレンの映画だから見に行った。特に何かを期待していたわけではない。見終わった感想は大人の為の教訓のようなストーリーだったな、ということ。特に何がというわけではないけれど、悪くない印象ではある。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.0

ニューヨークを舞台にしている映画が増えてる気がするのはなぜだろう。単に見すぎているのか。この映画はなんといってもキャストが素晴らしいので、ついつい見とれる。どうして? って疑問に思うことが自然と解決さ>>続きを読む

マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.5

劇作家を中心に展開するコメディ。主人公の甘いマスクだからこそ受け入れられる設定か。登場人物が人間らしいのも面白い。アメリカの昔のハリウッド映画へのオマージュがそこかしこに散りばめられた、素敵な物語。

わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

4.0

強さを感じる映画。また、歩くことの意義を鮮明に描き出している。人間は大抵のことは乗り越えられるし、頑張れる見本のようだ。格好悪くとも、今の自分を直視し、前を向いて歩く。昨日見終わった時にはすぐには文字>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

音楽と映像が見事にマッチしている。カットも趣向を凝らしてあり、素晴らしい。見方によってはかなり歪んだ世界観だが、個人的には嫌いではない。リズムとテンポの良さに目が奪われがちだが、元を成してているのはレ>>続きを読む

シャレード(1963年製作の映画)

4.5

完成度かなり高い。オードリーヘップバーンだからこそ成り立つ映画なのだろうが、ストーリーも素敵。パリが舞台ということもあり、見入ってしまった。最初のキャスティング紹介の画像といい、エンディングの九つ割と>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

ヨーロッパの奥深さを感じる映画。ヴィラの前のカフェがいろいろと意味深だと思っていたけど、いろんなところで効いている。特に痛快さも感じないし、結末もちょっと辛いかな。The Best Offer とはど>>続きを読む

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.5

都市のストーリーをウディ・アレンが手掛けているシリーズ。かなり自由奔放な感があるが、街とフィットしているのだろう。出て来る女優陣が誰もが素敵で、これは、キャスティングの勝利だな。久々に人間らしさが感じ>>続きを読む

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