あーたろさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あーたろ

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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

シリアスなテーマながらエキサイティングなアメリカらしいショーという印象を抱かせた作品でした!
生で見られたらとも思いました。
これまでなかなか観るチャンスがありませんでしたが、「観るなら映画館で」とい
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

5.0

映画館から地下鉄に向かいながら、「背筋がピンとなる」自分を感じました!
ストレートな描写と余計な台詞もなく、鑑賞者側の受け止め方に全て託す文句の付けようのない良作でした!
「幸せ」や「成功」とは何か?
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

5.0

誰もが好むと好まざるとに関わらず、やむを得ず、自身の尊厳をも投げ捨ててでも生きている!それを殺めることが許される道理は存在せず、仮にそのことを正当化するような話があれば、それは「絶対」に間違いだし、誘>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

5.0

観てる時に「ゲラゲラ」笑うコメディ映画ではなく、心の中で「ニヤニヤ」してしまう良作でした!
安っぽい言葉になりますが、極めて「アーティスティック」でした!小津安二郎を思わせる素晴らしい映像美。それでい
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

シンプルかつ誠実な映像だからこそ、生の大切さ、有り難さがストレートに伝わってくる作品でした!
当たり前に過ごす日々が有限であることを忘れ、漫然と過ごしている自分を戒められました!
自分に与えられた貴重
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零落(2023年製作の映画)

5.0

「諦める」「妥協する」自分を「受け入れる」勇気をもつことの大切さを激しく突き付けられました!
2023年ナンバーワンの作品になるように思います。
本当の自分を具現化出来るヒトはほんの一握り。だから、そ
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赦し(2022年製作の映画)

5.0

判決結果はあくまでも客観的な判断なだけで、罪を犯した側も、被害を受けた側も、自らでどう受け入れるかを決めるしかないことを痛感させられた作品でした!
当事者の苦闘する姿を見事に演じた俳優や制作スタッフも
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

感情の起伏が激しく、不倫関係をも厭わない白人女性、仕事がないのは黒人が仕事を奪ったからだと黒人に暴力を振るったり、暴動を起こす白人青年、そんな状況の中でも自分の希望を叶えるために真っ直ぐに生きる黒人青>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

5.0

映画にとって音楽はストーリーやセリフ等々と同様に大切な表現の一つなんだと改めて思い知らされた作品でした!
モリコーネに対する敬愛が溢れ出まくっており、ケチのつけようもなく、文句なしの星5つというところ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

まっすぐに生きることの大切さと気持ちよさがストレートに描かれた名作でした!
元気をもらえました!
70年代前半の色彩ととにかく走って走って走っていけば必ず前に進むはずだと信じて生きていく。
そんな時代
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.8

エンディングが流れる時に頭に湧いた言葉は「なんじゃこれ」でした。
が、時間が経つにつれ、様々な場面が頭の中を流れて行くとともに湧き上がる様々な想い!
・私との関係を維持してくれている家族や友人の大切さ
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

5.0

途中までニューシネマパラダイスのインド版かと思ってしまいましたが、インド社会の根底にあるカースト制度の問題性の深刻さとそれに漫然と服従するのではなく、英語を話せるようになるために自ら努力することで自分>>続きを読む

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.0

監督の実感が映像化された作品でした!
ゴンサレ監督が妬みや嫉みを受けることで生まれる感情を受け入れながら歩んできた苦しみを痛烈に感じました!
ただ、それ故にちょっと熱くなりすぎて尺が長くなりすぎたのか
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

5.0

アナログな人間関係ってやっぱりいいなぁということを改めて感じさせてくれた作品でした!
新型コロナを通じてデジタルの合理的な人間関係が強まる今、自分の好むと好まざるとに関わらず生まれる隣近所でのアナログ
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

5.0

『スゴい映画!』その一言に尽きる映画でした!
ドラマチックな場面を粛々と立て続けに描き続けることで『LOVE LIFE』と自分自身が思っていることがいかに在りそうで無さそうな、無さそうで在りそうな、戦
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

4.5

LGBTQが自身に実際に突き付けられたらどうなるのかということがひしひしと伝わる素晴らしい作品で、オススメです!
テレビやネットの向こうの出来事を見ながら理解しているつもりになっていても、いざ、自身の
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

ソン・ガンホの名演が光る作品でした!
是枝監督も韓国映画らしくストレートな作品づくりをしたように感じたので、より一層ソン・ガンホの良さが目立っていました。
誰もが素直に楽しめる映画だと思います!

東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

5.0

素晴らしい作品でした。
東京五輪2020を開催中止という声もありましたが、国や五輪組織、東京都等々のトップの決断で開催に至った。
日本は民主主義国家なので、開催反対という意見を示すことは当然許されるが
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.5

早川監督の誠実さが表現された映画だなぁというのが見終えた後の感想でした。
一方でどう受け止めれば良いのかということを突き付けられた作品でもありました。
ロシアのウクライナ侵攻を通じて日本の安全は話し合
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

チェーホフの「カモメ」と重ね合わせながら、進むストーリー。
橋口監督の「ご満悦」感がひしひしと伝わってくる作品でした!
3時間という長さは全く気になりませんでしたが、もう一度観たいという気持ちにはなれ
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東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

5.0

記録映画ということでどんな内容なのか心配しながら観に行きましたが、心配は全くの杞憂に終わりました。
テレビのドキュメンタリー番組とは一線を画し、しっかり映画という媒体による作品でした。
オリンピックと
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ツユクサ(2022年製作の映画)

4.0

ほっこりしたい方にはオススメです。
不自然さがなく、ちょっとだけドリーミーなストーリーに対し、その内容に相応しい役者さんが配役されていて、違和感も全く感じませんでした。
良作だと思います!

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