キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.4

記念すべきスターウォーズ・サーガの第1作目。時代としての古さはCGなどからも感じてしまうが、この先三部作、新三部作、そしてフォースの覚醒、最後のジェダイ(まだ見れていないが・・・)に繋がっていくという>>続きを読む

ザ・チェンジアップ/チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?(2011年製作の映画)

4.3

あることをきっかけに、2人の人物が入れ替わってしまうという、よくある話の王道。
最初から最後まで、下ネタと下品な内容ばかりだが、2人の主人公が非常にいい味を出していて、楽しんで見ることができた。
また
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.9

恋をしたことがなく、潔癖で偏屈な頑固オヤジ(鑑定士)と、広場恐怖症に悩み、長い間部屋から出られない女性の、屋敷にある骨董品の鑑定を通じた淡い恋の物語。「ニューシネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト>>続きを読む

ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.0

純粋に楽しめた作品。ゲームがなぜ100年もの前に存在していたのか、そのゲームの目的はなんなのか、ツッコミどころはたくさんあるが、笑いあり感動ありスリルありで、最後までワクワクできた。
ただこの時代とい
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.2

オリオル・パウロの「インビジブル・ゲスト」を観て、そのミステリーの素晴らしさに感動し、同じ監督の作品をと思って鑑賞。
インビジブル〜に負けないくらいの良作であった。
途中ホラーの要素もあったが、これは
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エール!(2014年製作の映画)

4.6

自分以外が全員聴覚に障害を持つ家族。皮肉にもひょんな事から歌の才能を認められ、そっちの道に進みたいと希望する少女。夢を追いたいと思いつつも家族を思うがゆえの葛藤に苦しむ思春期の姿が、素晴らしく表現され>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.0

7年もの軟禁事件から無事に解放された親子。しかし初めて見る世界に戸惑うジャックと、マスコミなどによって精神的に病んでしまう母親。
パワーがあると信じていた長い髪を、母親に届けたいと切る決心をし、切って
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サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

難病患者と介助人というのは、多くある設定であり、結末はそれぞれであるから何が良くて何が悪いとはなかなか言えるものではない。
この作品はALSという難病をかかえるケイトと、非常にやんちゃな介助人ベックの
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

2.7

前編の方が面白かった。というのは、やはりオチが弱かったせいであろう。原作は非常に面白いと思われるが、配役やキャストの演技が微妙なところである。
唯一良かったのは被害者の父親である永瀬正敏であった。
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.8

様々な感想は、後編を観てから。
とりあえず記者クラブに1人で乗り込んだシーンがよかった。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.7

内戦という不毛な現実が生んだ、あまりにも残酷な悲劇。

これは凄い・・・
それしか感想が言えない。

レバノンの内戦の話ではあるが、フィクションであることが救いである。
ドゥニ・ヴィルヌーブの頭の中は
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.1

内容は置いておいても、ブラッドリー・クーパーが素晴らしい。ハングオーバーやガーディアンズアライグマのようなチャらくコメディ要素満載なものから、アメリカンスナイパーのようなシリアスな役まで、本当に才能豊>>続きを読む

コロニア(2015年製作の映画)

4.2

一瞬たりとも目が離せない脱出劇。しかも実話ということでリアリティもあり、最後まで手に汗握る展開であった。

エマ・ワトソンの演技は素晴らしく、前半はハリーポッター(観ていないけど)の美少女という感覚が
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キャロル(2015年製作の映画)

4.1

とにかく主演の2人に圧倒された。話し方や表情の作り方など、演技力だけではない、女優としてのすごさを感じた。特にルーニー・マーラは、役柄によってまったくの別人になることができてしまう。

内容は正直理解
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.3

アメリカにはびこる根の深い人種差別問題が引き起こした悲劇。こんなに理不尽で、怒りのやりどころがなく、非常に辛い話である。この映画を観たアメリカ人は何を思うのだろうか・・・

「クリード」や「ブラックパ
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.8

アフリカの国内紛争をテーマにしていることから、「ホテル・ルワンダ」のような映画を想像していた。もちろん世界に投げかけるメッセージは強く存在するものの、これは完全に兄弟愛の話であり、最後のマメールの選択>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

戦争・広島という前情報から、「火垂るの墓」のイメージをしてしまっていたが、随所に笑いの場面もありとても素晴らしかった。
人間の数だけドラマがあり、本当にその一部分を切り取ったような、戦時中どこの街にも
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.7

9年後の再会・・・
正直セリーヌの劣化がとても気になった。もちろんそういう境遇で生きてきたことを表したかったという演出もあったのだろうが、前作のような透明感が失われてしまったことは否めない。そして女性
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.4

アベンジャーズ・インフィニティウォーを迎えるにあたっての最後の作品。いろいろなところが繋がってきそうで、非常にワクワクした。
この映画単体でも充分に楽しめる内容で、テンポも良く2時間半があっという間に
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

リチャード・リンクレイターはきっとイーサン・ホークが好きなんだなあと思う。
時間にすると半日くらいの話で、
主要な登場人物も2人だけ。ひたすら2人の会話と散歩が続いていくのだが、会話の内容であったり、
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.3

コメディ映画としては最高。バチェラーパーティ後、行方不明の花婿を探すために、友達3人が謎を解いていく(記憶を追いかける)という話の流れが非常に面白い。脚本に無駄がなく、いいテンポで進んでいくので、あっ>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

3.3

演出や脚本の無駄がなく、出演者さえもできる限り抑えるという手法。
ラブシーンを一切描かずに、ここまで深い愛を表現するのは単純にすごいと思った。
シンガポールとカンボジアのシーンはいるのかなと疑問に思っ
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

多くの戦争ものの中でも、最も激しい戦闘シーンが描かれていると思う。ただその長すぎる戦闘シーンに多少消化不良気味になってしまったことも事実。
またジョシュ・ハートネットやユアン・マグレガー、エリック・バ
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.6

ストレートにすごいと思った。始めから終わりまでドキドキの連続で、こんなに引き込まれたミステリーは初めてである。
特にラストの10分の展開は、今まで感じてきたことなどが180度ひっくり返された感覚に。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.7

終始、歌とダンスと音楽(映像)で楽しむことができた。
時代背景から人種や身体的に差別を受けていた人々にスポットライトを当てるという発想も素晴らしかった。
何と言ってもヒュー・ジャックマンの存在感が凄ま
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.3

とにかく出てくる犬の可愛さにやられっぱなし。
犬の輪廻転生をさらに記憶ありという形で表現した内容であったが、「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウスルール」のような重苦しいテーマではなく、比較的気軽
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.8

おやすみ メーンの王子
ニューイングランドの王たちよ

数あるマイケル・ケインの作品の中でも最高峰。本当に名優であることを実感する。

テーマ自体は非常に重いが、最後までダレることなく、ストーリーが
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

遺伝子操作の有無によって適正者か不適正者かに分けられるという世界。そこの導入で少し引いてしまったものの、ラストに向けての展開が非常にテンポよく、最後(特にジェロームの行動)は鳥肌が立ってしまった。きっ>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.9

終始愛に溢れた作品。前半はコメディタッチのドーラとの恋物語。後半は雰囲気が大きく変わったものの、自分の死を覚悟したその瞬間まで、息子ジョズエへの愛情を貫いた主人公の生き様に大きな感動を覚えた。
ロベル
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

最初から最後までこんなに手に汗握る映画は他にない。アクションはもちろん、映像としても高いクオリティを保ちつつ、本当の正義とはなんなのかというバットマンの苦悩も見事に描いている。
そして何よりもジョーカ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.7

今まで観た戦争ものではダントツの素晴らしさ。アンドリュー・ガーフィールドの演技は圧巻であった。
戦闘シーンは「プライベート・ライアン」のように凄まじく、一気に引き込まれた。各キャストの戦闘中の表情もし
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.9

オマール・シーの演技に涙が出た。フィリップの前では底抜けに明るいが、お母さんを見る切ない表情や最後のシーンに見せる優しさに溢れた表情など、思わず引き込まれた。
さらに2人を取り囲む人々も非常に興味深か
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.4

ダークナイト三部作の第一段。過去の三部作をあまり好きになれなかったが、大好きなクリストファー・ノーランの作品ということで期待大であった。
内容よりもとにかく豪華キャストがすごい。ノーラン作品常連のクリ
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.5

前作と比べ、笑いの要素も増えて、少しずつ大人向けになってきているのがわかる。スターウォーズのパロディは爆笑ものである。
シリーズが進むにつれてキャラクターが増えていくのはよくある話だが、トイストーリー
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.7

素直に素晴らしい作品。最初からテンポよく進み、笑わせるシーンでは大いに笑い、感動するシーンでは涙が止まらなくなる。隙のない傑作であった。
母親にキャディラックを送るところや最後の海の場面はもちろんだが
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

内容よりもアル・パチーノの演技を観たい作品。盲目でありながらも、美しい女性とタンゴを踊る表情や自分に敵対心を持つ人々に対する表情、そして誇り高き軍人としての表情と、全てに違いがあり、世界を代表する名優>>続きを読む