こんなにも鮮やかなひとときがあるだろうか、15分という短さのなかで、いやらしさのない颯爽とした交わりをみた。すべての微笑みが好ましい。
めちゃくちゃ喋りまくる! アップダウンの申し子、止まらなさがもはやスゴイ
この女たちの表情よ。労働する顔、人と会う顔、ひとりでいる顔、犬がいる顔……何より、女同士の結託してわかりきった眉根、口角、交わす目線よ。ほんの微細な動きが実はこんなにも多彩なこと、落ちる枯れ葉のさまざ>>続きを読む
どれだけの人が彼女を理解していたのか、「小夜子」をいくら見て知っていても、本当の山口小夜子に触れた人はいなかったんじゃないだろうか。
オッペンハイマーの人となりを知れるかと思ったけど、映画で繰り広げられるのはただ議論する俺たち、実験に励む俺たち、苦闘しながらもスタイリッシュな俺たちの小刻みな切り返しばかりで永遠すぎるほどに長い。オッ>>続きを読む
「大人は判ってくれない」のでなく「大人はなんにも判ってない」だなあ
日常系ほのぼのライドかと思いきやスリル&サスペンスのスタイリッシュ人情劇かよ!!!(最高です)
ここ数日ずっとエドワード・ヤンの恋愛時代のことばかり思い出してしまう。
このほろ苦さ、誰にも共有したくないと思うほど。些細なことのひとつひとつに大きく左右される10代前半の、ちょうど「ピリオド」を迎えた女の子のすべて。
正直、最後のほうは別れまでのくだりが長くって「もうここで終わってくれていいよ!」と思ったりしたけど、女の子たちの微妙な摩擦から激しい亀裂、そしてたのしい修復に向かうにはこれがなくちゃあならないのよね。>>続きを読む