物語は3部構成で、母親(安藤さくら)、教師(瑛太)、子供たちを同じ時間軸で順番に見せていく。
その構成が絶妙で、視聴者は安藤や瑛太と同じ目線で見ることになる。
その安藤や瑛太と同じ目線というのがこの物>>続きを読む
ミステリーの謎解きはそこそこに、それに関わる人たちの気持ちの揺れ動きがメインの物語。
亡くなった夫とは別に、その夫を調べる妻夫木も別の角度から掘り下げられていく。
どちらも血縁が関係してるのだけど、>>続きを読む
自治権のある学生寮、この秘密基地のような決まりはあるけど自由でワクワクする雰囲気はいいなと思えるし、羨ましくも思う。
もし自分がここの学生だったら、住みはしないけど遊びに行ってたかも。
メンバーの卒>>続きを読む
一つの事件を中心に、3つの物語が並行して進んでいく。
こういったタイプの日本映画だと、3つとも同じ感じで進むことが多いけど、本作は3つとも違う内容(心理描写)なのが良かった。
相手を疑い始めたら信じ>>続きを読む
良くも悪くも綺麗なお話。
前半はロードムービーで、どちらかと言うと出会った人たちとの交流がメインに描かれていく。
それが災いの印が見えるスズメと、見えない人の違いが見てとれて良かった。
後半は身近な>>続きを読む
序盤〜事件が動き出すまでは、この先どうなるんだろうというワクワク感と、映画っぽい雰囲気で良かった。
しかしパレードが始まる辺りから、2時間ドラマっぽい感じになっていく…。
謎解きもサラッと終わってい>>続きを読む
やっぱり90年代半ばの空気感はいい。
インターネットに毒されてないくて、雑多な感じがありつつ、奥底には闇もあるのに全体的にキラキラしてるあの感じ。
スティーヴィー(主人公)が背伸びしたくて、タバコと>>続きを読む
身近な人の死で、残された人は今をどう生きているのか。
その描き方が絶妙。
他人との距離感ゼロで懐に土足で踏み込んでくるような人であっても、話したくないことはある。
その話したくない部分が垣間見えるシ>>続きを読む
いろいろと中途半端な感じが…。
同じ悩みを抱える人が何人も出てくるけど、どれも外箱が違うだけで中身は同じだから、それなら人物は1人に絞った方が良かったと思う。
それにどのキャラも陰鬱で、他者とのコミュ>>続きを読む
グリコ森永事件を題材とした映画。
犯人はこの人です!で終わらずに、関わったり巻き込まれた人の心情を中心に描かれてるのが良かった。
その分事件の真相は釈の都合もあるのか、最後のネタバラシはあっさりしてる>>続きを読む
時代を超えて曲が世界を救うって、どういうこと?って思って見たら、そういうことか!笑
最後にとても丁寧に種明かしをしてくれるから、スッキリできて良かった。
年代でパートが分かれてるけど、逆鱗メンバーの>>続きを読む
それまで情熱を注いでいたものの時間が止まってしまって、でも諦めきれなくて。
店長はいい歳の大人だから仕事に逃げて、主人公は恋愛ごっこに逃げて。
恋愛映画というよりも、そんな2人が情熱を取り戻していく物>>続きを読む
主人公は浮気してるし、自分を守るために裏でコソコソ動くし、全く共感はできないけど憎めなくて笑える。
いろいろ察して動いてくれる友人が、90〜00年代のアメリカ映画でよく見るコメディ担当のキャラで懐かし>>続きを読む
タイトル通り、主人公(若しくは元カレ)の誕生日の1日だけ、その日にあったことを描いている映画。
その1日しか描かれないから、池松壮亮が足を怪我した場面だったりは一切無くて、淡々と6年分の7月26日だ>>続きを読む
シン・ゴジラでゴジラ映画が復活して、本作で王道ゴジラ映画が蘇ったと感じる。
映像は海上戦も地上戦も迫力があるし、画面の雰囲気も、良い意味で昭和ゴジラを思わせるものがある。
登場人物もみんな昔らしい見>>続きを読む
世之介に影響を受けた人たちが、歳を重ねたらその事を忘れていく。
ふと思い出したら、いろいろあったのに普通の人だったなって思うのは、30、40になったら経験のあることだと思う。
そんな感覚を体験できる映>>続きを読む
「12モンキーズ」の元ネタと聞いて鑑賞。
モノクロの静止画の映像で、一箇所だけ動画がある。
セリフが無く、ナレーションと音楽だけて見せていくのが斬新。
昔の作品なのに古さを感じないし、内容も見直し>>続きを読む
主人公がいろいろとエヴァの碇シンジすぎて、見ていて気が散ってしまった…笑
戦闘シーンは派手によく動くし、テレビシリーズのキャラも見られて楽しかった。
ストーリーは予想を裏切るようなことは無いけれど、>>続きを読む
90年代後半は「変わってるね」と言われたくてサブカルにハマったふりをしてみたり、的外れな考察で深堀りして他と違うアピールする人が渋谷には溢れてた。
森山未來はそんな彼女(伊藤沙莉)にハマって、捨てられ>>続きを読む
コメディかと思って見たら、そうでもなく…。
それでいてコメディっぽい部分がチラホラあるし、ヒューマン系として見るには2時間ドラマっぽい演出だしで、最後までどんな気持ちで見たらいいのか分からず…。
夫>>続きを読む
作品紹介に「事故には危険な陰謀が隠されていた」とあるけど、そこはあまり気にしなくていい。
(最後だけ見れば分かる内容の陰謀なので)
氷の張った水に落ちてずぶ濡れなのに、数カット後には服は乾いていて何>>続きを読む
成田凌は顔が良いだけで、何一つ良いところのない最低な男。
そんな男を好きになって、どんなに雑に扱われても尽くして尽くしまくる主人公。
現実だったら「そんな男やめておけ」とアドバイスするやつ。
ダメな>>続きを読む
第二次世界大戦でノルウェーは中立を宣言。
ドイツ軍のが使用する鉄鉱石の85%をスウェーデンが生産していて、それがノルウェーのナルヴィクから汽車で運ばれていた。
その事を頭に入れた上で見ないと、何が起き>>続きを読む
グロ表現は過剰でコメディっぽいのに、その他は普通に進むからか中途半端な感じに。
主人公も基本的に黙って睨みつけるだけだから、心情の変化がよく分からない。
キャラも急に性格が変わった?と思える部分も多>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最初の幼少期で市子が月子と呼ばれてたり、顔が違ってるのに違和感があった。
それは市子が妹の月子として生きていたからで、それが分かるのは後半になってからというのは上手いと思う。(月子として生きていた年代>>続きを読む
フィンチャー監督が「俺はこんな感じで仕事してるよ」ってのを見せてくれる映画。
繰り返し主人公が「報酬の分だけ仕事しろ」とか「情に流されるな」とかいろいろ言ってるけど、それってフィンチャー監督の仕事に>>続きを読む
ストーリーはあって無いようなもの。
それぞれのキャラの人生が走馬灯のように差し込まれていて、それが現実なのか妄想なのかが少し曖昧で、そのサイケデリックな感じを楽しむ映画。
主人公が復活するあたりと、>>続きを読む
最初から最後まで、暗い雰囲気のまま進んでいく仰天ニュースという感じ。
実話の話だから大きな展開が難しいからなのか、主人公のエイミーにタイムリミットを設けて緊張感を出している。
いろいろと犯人の掘り下>>続きを読む
タイトルから娘の楓が主人公で、父親を探していく過程で謎が解き明かされて…と思ってたら違った。
内容は良かっただけに、タイトルは「さがす」では無い方が良かったと思う。
楓が育ちの悪い感じとか、父親の智>>続きを読む
新兵には死んだ兵士から剥ぎ取った軍服が支給されていて、そこには取り忘れた名札がついてた。
支給された兵士は明るかった表情が真顔になり、見なかったことにして無言で名札を引きちぎる。
そんな冒頭で、いきな>>続きを読む
物語は主人公の少女ムーニーと、母親のヘイリー&周囲の大人たちの2つの視点で進んでいく。
ムーニーの視点では、ムーニーが見られる範囲しか映さないことを徹底しているのに対して、大人の視点ではカメラを引いて>>続きを読む
「人は信じたいものを信じる」という人たちを見て笑うブラックコメディ。
普通の惑星衝突パニック映画だと、主人公の熱意に動かされた人々や政府が衝突回避に奔走するはず。
それの熱意が伝わらなかったら、人の>>続きを読む
最初、ジュディはニックの事を信用してないんだけど、それが次第に変わっていく。
普通ならそこで終わりなのに、ズートピアはもう一捻りあるのが面白い。
ストーリーも2転3転してスピーディーで飽きないし、1>>続きを読む
70年代に実際に起こった事故を元に作られている映画。
救助は来ない、食べ物は無い、でも食べないと死んでしまう。
そうなると取れる手段は…。
実際はかなり過酷で壮絶な状況だったと思う。
それが映像に>>続きを読む
映画というよりも、舞台を見ているような感じ。
セットが無くて、地面に白い線を引いて建物や道を表現しているだけなんだけど、見ている内に貧しい建物が見えてくる不思議。
この演出で凄いのは、壁が無いので関>>続きを読む
冒頭の自衛隊の戦闘シーンが圧巻の出来。
そこからいつもの第2小隊の日常と、事件解決の流れが秀逸。
しかも第2小隊が解決した小さな事件が、実は1つの大きな事件の断片だったとか、話の展開が上手い。
事件>>続きを読む