藤原竜也は何歳の設定だったのかちょっと気になるところではあります。そしてなんか仲村トオルにはなんだか既視感がありました(昔のドラマでもこんな役やっていたような)。
河瀬直美さんの作品を映画館でみたのははじめてで、ともかくひとつひとつのシーンが緻密で美しく繊細でした。
言葉だけでフラットに情報をつたえるのってすごくむずかしいことなんだなあ、とあらためておもいました>>続きを読む
グザヴィエ・ドランの描く、家族という小さな世界のなかで、ぽつりぽつりとうまれては、ひっそりとふりつもっていく小さな歪みや軋みのやるせなさよ。
ひっそりと、うつくしくせつない愛の歴史の話でした。
ものすごく特別なことはなにひとつなく、ただ淡々と綴られる、ひそやかな愛の話。「渚のシンドバット」をちょっとだけ思いだしました。
リリーさんのおしりがとてもきれいだったのと、亀梨くんと橋本愛ちゃんの美兄弟感がとてもよかったです。
三島由紀夫ってこういう小説も書いているのか、とおもい原作小説を購入してしまいました。
わるいひとが誰ひとりでてこない、ほっこり映画でした。主演の松風理咲ちゃんもかわいかったけど、めがねっこのなつきちゃんもかわいかった。
そしてみどりのトンネルを走る銚子電鉄がなんともいえない風情があって>>続きを読む
私とそんなに歳が変わらないであろう泥臭い中年がけっこうでてくるので、なんていうかみていて妙な安心感がありました。
リリー・フランキーの常軌を逸したキレッキレの演技がとんでもなく、吉田羊のいい女っぷりも>>続きを読む
いまの若者たちはこんなに気持ち悪い世界で生きているのかなあとおもうと、ネットもスマホもSNSもない十代を過ごせたことは、ある意味しあわせだったのかもしれないなあとおもいました。
とはいえ、これからの世>>続きを読む
ともかくトム・スウィート少年がうつくしい。うつくしいこども、どんよりした天気、冷たくほの暗い御屋敷、とヨーロッパならではの陰鬱映画の王道をゆく感じ。
後半おばあさんが復讐鬼になる展開だったらおもしろか>>続きを読む
こういう映画だったのか・・・とちょっとびっくりしたけど、映画的といえばとっても映画的な映画でした。なんていうか芸達者で安定感ありすぎる濃い役者陣のなかで、斎藤工がいい感じに斎藤工でとてもよかったです。
とまどうところもあったけど、真実はわからないけどね、というフラットな視線がきちんとあるので、おもしろかった。しかしいろんな意味でおそろしくもかなしい国だなあとおもった。
音楽と映像とのんさんの声と、ぜんぶが丁寧にひとつの世界をつくりあげていて、でもその世界はうつくしいものばかりではなくて、びっくりするほど残酷な結果があったり、でもちいさな希望もあったり。
いいことと悪>>続きを読む
つっこみどころは多々ありますが、なんだかよくわからないけどおそらくダサい三葉のまとめ髪と、ものすごい昭和臭のおそらくダサい刺繍は、改善の余地がきっとあったはずなので、そこはちょっと残念だなあとおもいま>>続きを読む
子を育てること家族をもつことの業の深さのようなもの(あるいは底の浅さのようなもの?)を問うてくる映画でした。
そして、ともかく筒井真理子さんが圧巻でした。映画前半と後半の時間経過を(そしてその間にあっ>>続きを読む
終わりがないことが何よりも悪夢そのもので、その悪夢を終わらせるための女の子の行動があまりにも絶望的で、それがほんとうにやるせなくて。
みていてずっと息ぐるしくてしんどかったけど、みてよかったとおもう。>>続きを読む
圧倒的にうつくしい光景がつづく、でもうつくしく静謐な悪夢も果てしなくつづく、まつげフェチにはたまらない、少年のうつくしさもたまらない、若干つげ義春的、まゆげをなくすとみんなモナリザに似る気がする、童貞>>続きを読む
セミが印象的でした。
くるみちゃんの声がとてもかわいかったです。
たんたんと奇妙な話がつづいておもしろかったんだけど、鑑賞時ちょっと疲れていたので、19人めの娘さんくらいからちょっとうとうとしてしまいました。もったいないことをした。
ビジュアルもやることもパンチがつ>>続きを読む
カエル男のキャラクターの薄っぺらさがいまいち納得できなくて、なにがしたいのか、なぜあの刑事にそこまで固執するのかあんまりよくわからなかった。
幼いころ娘がアトピーにくるしんだせいか、原作とちがうあのラ>>続きを読む
細田善彦くんがものすごくかわいくて(そしてちょっときもちわるくて)、いやもうキスだけじゃなくてつきあっちゃいなよ!とおもいました。
渋川清彦さんの器のちいさい下衆っぷりも見事でした。
とてもミシェル・ゴンドリーらしい、ちょっとおしゃれなポンコツロードムービー。
オドレイ・トトゥの神経質そうなおかあさんがとってもよかった。
なんかもうMRIが「マッドサイエンティストがつくったわけのわからないヤバそうな装置」っぽいビジュアルになっている時点でクソ映画のにおいがぷんぷんしてて、ああすごいダメな映画なんだろうな、という覚悟をち>>続きを読む
まるで身体の一部のようにカメラを持ち、シャッターをきる。
いまはなかなか人混みでおもうがままにシャッターをきったりできないご時世になってしまい、しんどいだろうなあ、とおもったり。
窒息しそうな、ままならない日常から、ちょっとヨコシマな気持ちではじめたバンドによって男の子がぐいぐい成長していく話。
マネージャーの男の子がよかったなあ。脇役になりがちなマネジメントとプロデュースに誇>>続きを読む
おもしろかったーーーーー!
あんまりおもしろかったので、庵野秀明がまた燃えつきていて未来永劫エヴァンゲリオンが完成しないんじゃないかとほんとうに心配です。
三浦貴大さんと川瀬陽太さんのシーンは「ローリ>>続きを読む
私は暴力がほんとうにおそろしいので、なんでそんなにかんたんに暴力にうったえるのかほんとうに理解できないんだけど。
でも暴力をたんたんとえがく映画をみていると、たしかにそこになんだかよくわからない美しさ>>続きを読む
ちょっとだらしない生活感と、シュールな世界観とのまざりぐあいがなんだかすごかったです。あかんぼうの存在のいいかげんさとかも。
でもそのよくわからない世界に役者さんがみんなとてもしっくりとなじんでいまし>>続きを読む
森達也さんの、相手のふところにやわらかく入りこんでさらりと切りこんでいく、ちょっといじわるで、でも真摯な感じはすきだなあとおもいました。
そして、たとえ相手がどんな人間であれ、人間である以上は人間らし>>続きを読む
菅田将暉くんのすがすがしいほどの器の小さいクズっぷりがそりゃもうみごとでした。コイツはやくひどいめに遭わないかなあって思いながらみてたんだけど、そういえば「そこのみにて光輝く」では菅田将暉くんがどうか>>続きを読む
とちゅうまで、とちゅうまでおもしろかったんだけどな・・・後半の展開がアレレって感じで、ちょっと消化不良でした。
いったいだれがみにいっているのだ、とよく言われる48グループのドキュメンタリーですが、私はいっかいめから欠かさずみにいってます・・・
いろいろ操作されているところはたしかにあるんだろうけども、そのなか>>続きを読む
貞子さんはリングでかろうじてみたことがあるけど、伽倻子さんははじめて。
俊雄くんのビジュアルはいろいろぎりぎりだなあと思いました。
玉城ティナさんは顔がきれいすぎて、ふつうの高校の教室にいる異質感がす>>続きを読む
神木隆之介好きの娘に、いっしょにみにいく?とさそったんだけど「あんな変な髪型の神木くんはみたくないの!」と断られました。
かっこいい大人たちが集まって、ばかばかしいことたくさんやってて(とくに中村獅童>>続きを読む
あいかわらず、ゆるふわなアイツが無邪気な腹黒さ全開で、そりゃもうかわいかったけど、おねえさんがほんとうにかわいそうでした。
そして、MX4Dの足もとこちょこちょされるやつは地味に痛かったです。
去年ほんとうによくその名前は耳にしたけど、彼らについてぜんぜんしらないなあ、とおもってみにいってきた。
おもうところはいろいろありましたが、社会にでることをふくめ、若いからこそできるいろんな経験をして>>続きを読む