ききさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

きき

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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

藤原竜也は何歳の設定だったのかちょっと気になるところではあります。そしてなんか仲村トオルにはなんだか既視感がありました(昔のドラマでもこんな役やっていたような)。

(2017年製作の映画)

3.5

河瀬直美さんの作品を映画館でみたのははじめてで、ともかくひとつひとつのシーンが緻密で美しく繊細でした。
言葉だけでフラットに情報をつたえるのってすごくむずかしいことなんだなあ、とあらためておもいました
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.0

グザヴィエ・ドランの描く、家族という小さな世界のなかで、ぽつりぽつりとうまれては、ひっそりとふりつもっていく小さな歪みや軋みのやるせなさよ。

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

ひっそりと、うつくしくせつない愛の歴史の話でした。
ものすごく特別なことはなにひとつなく、ただ淡々と綴られる、ひそやかな愛の話。「渚のシンドバット」をちょっとだけ思いだしました。

美しい星(2017年製作の映画)

3.5

リリーさんのおしりがとてもきれいだったのと、亀梨くんと橋本愛ちゃんの美兄弟感がとてもよかったです。
三島由紀夫ってこういう小説も書いているのか、とおもい原作小説を購入してしまいました。

トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡(2016年製作の映画)

3.0

わるいひとが誰ひとりでてこない、ほっこり映画でした。主演の松風理咲ちゃんもかわいかったけど、めがねっこのなつきちゃんもかわいかった。
そしてみどりのトンネルを走る銚子電鉄がなんともいえない風情があって
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

私とそんなに歳が変わらないであろう泥臭い中年がけっこうでてくるので、なんていうかみていて妙な安心感がありました。
リリー・フランキーの常軌を逸したキレッキレの演技がとんでもなく、吉田羊のいい女っぷりも
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何者(2016年製作の映画)

3.5

いまの若者たちはこんなに気持ち悪い世界で生きているのかなあとおもうと、ネットもスマホもSNSもない十代を過ごせたことは、ある意味しあわせだったのかもしれないなあとおもいました。
とはいえ、これからの世
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シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.5

ともかくトム・スウィート少年がうつくしい。うつくしいこども、どんよりした天気、冷たくほの暗い御屋敷、とヨーロッパならではの陰鬱映画の王道をゆく感じ。
後半おばあさんが復讐鬼になる展開だったらおもしろか
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団地(2015年製作の映画)

3.5

こういう映画だったのか・・・とちょっとびっくりしたけど、映画的といえばとっても映画的な映画でした。なんていうか芸達者で安定感ありすぎる濃い役者陣のなかで、斎藤工がいい感じに斎藤工でとてもよかったです。

将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.5

とまどうところもあったけど、真実はわからないけどね、というフラットな視線がきちんとあるので、おもしろかった。しかしいろんな意味でおそろしくもかなしい国だなあとおもった。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

音楽と映像とのんさんの声と、ぜんぶが丁寧にひとつの世界をつくりあげていて、でもその世界はうつくしいものばかりではなくて、びっくりするほど残酷な結果があったり、でもちいさな希望もあったり。
いいことと悪
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

つっこみどころは多々ありますが、なんだかよくわからないけどおそらくダサい三葉のまとめ髪と、ものすごい昭和臭のおそらくダサい刺繍は、改善の余地がきっとあったはずなので、そこはちょっと残念だなあとおもいま>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

子を育てること家族をもつことの業の深さのようなもの(あるいは底の浅さのようなもの?)を問うてくる映画でした。
そして、ともかく筒井真理子さんが圧巻でした。映画前半と後半の時間経過を(そしてその間にあっ
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無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.0

終わりがないことが何よりも悪夢そのもので、その悪夢を終わらせるための女の子の行動があまりにも絶望的で、それがほんとうにやるせなくて。
みていてずっと息ぐるしくてしんどかったけど、みてよかったとおもう。
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.0

圧倒的にうつくしい光景がつづく、でもうつくしく静謐な悪夢も果てしなくつづく、まつげフェチにはたまらない、少年のうつくしさもたまらない、若干つげ義春的、まゆげをなくすとみんなモナリザに似る気がする、童貞>>続きを読む

あなたは、あたしといて幸せですか?(2016年製作の映画)

3.0

セミが印象的でした。
くるみちゃんの声がとてもかわいかったです。

神聖なる一族24人の娘たち(2012年製作の映画)

3.5

たんたんと奇妙な話がつづいておもしろかったんだけど、鑑賞時ちょっと疲れていたので、19人めの娘さんくらいからちょっとうとうとしてしまいました。もったいないことをした。
ビジュアルもやることもパンチがつ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

カエル男のキャラクターの薄っぺらさがいまいち納得できなくて、なにがしたいのか、なぜあの刑事にそこまで固執するのかあんまりよくわからなかった。
幼いころ娘がアトピーにくるしんだせいか、原作とちがうあのラ
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下衆の愛(2015年製作の映画)

3.5

細田善彦くんがものすごくかわいくて(そしてちょっときもちわるくて)、いやもうキスだけじゃなくてつきあっちゃいなよ!とおもいました。
渋川清彦さんの器のちいさい下衆っぷりも見事でした。

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.5

とてもミシェル・ゴンドリーらしい、ちょっとおしゃれなポンコツロードムービー。
オドレイ・トトゥの神経質そうなおかあさんがとってもよかった。

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

3.0

なんかもうMRIが「マッドサイエンティストがつくったわけのわからないヤバそうな装置」っぽいビジュアルになっている時点でクソ映画のにおいがぷんぷんしてて、ああすごいダメな映画なんだろうな、という覚悟をち>>続きを読む

フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.0

まるで身体の一部のようにカメラを持ち、シャッターをきる。
いまはなかなか人混みでおもうがままにシャッターをきったりできないご時世になってしまい、しんどいだろうなあ、とおもったり。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

窒息しそうな、ままならない日常から、ちょっとヨコシマな気持ちではじめたバンドによって男の子がぐいぐい成長していく話。
マネージャーの男の子がよかったなあ。脇役になりがちなマネジメントとプロデュースに誇
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

おもしろかったーーーーー!
あんまりおもしろかったので、庵野秀明がまた燃えつきていて未来永劫エヴァンゲリオンが完成しないんじゃないかとほんとうに心配です。
三浦貴大さんと川瀬陽太さんのシーンは「ローリ
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.5

私は暴力がほんとうにおそろしいので、なんでそんなにかんたんに暴力にうったえるのかほんとうに理解できないんだけど。
でも暴力をたんたんとえがく映画をみていると、たしかにそこになんだかよくわからない美しさ
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.5

ちょっとだらしない生活感と、シュールな世界観とのまざりぐあいがなんだかすごかったです。あかんぼうの存在のいいかげんさとかも。
でもそのよくわからない世界に役者さんがみんなとてもしっくりとなじんでいまし
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A2 完全版(2015年製作の映画)

4.0

森達也さんの、相手のふところにやわらかく入りこんでさらりと切りこんでいく、ちょっといじわるで、でも真摯な感じはすきだなあとおもいました。
そして、たとえ相手がどんな人間であれ、人間である以上は人間らし
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

菅田将暉くんのすがすがしいほどの器の小さいクズっぷりがそりゃもうみごとでした。コイツはやくひどいめに遭わないかなあって思いながらみてたんだけど、そういえば「そこのみにて光輝く」では菅田将暉くんがどうか>>続きを読む

ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

3.0

とちゅうまで、とちゅうまでおもしろかったんだけどな・・・後半の展開がアレレって感じで、ちょっと消化不良でした。

存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48(2016年製作の映画)

3.0

いったいだれがみにいっているのだ、とよく言われる48グループのドキュメンタリーですが、私はいっかいめから欠かさずみにいってます・・・
いろいろ操作されているところはたしかにあるんだろうけども、そのなか
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.0

貞子さんはリングでかろうじてみたことがあるけど、伽倻子さんははじめて。
俊雄くんのビジュアルはいろいろぎりぎりだなあと思いました。
玉城ティナさんは顔がきれいすぎて、ふつうの高校の教室にいる異質感がす
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.5

神木隆之介好きの娘に、いっしょにみにいく?とさそったんだけど「あんな変な髪型の神木くんはみたくないの!」と断られました。
かっこいい大人たちが集まって、ばかばかしいことたくさんやってて(とくに中村獅童
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.5

あいかわらず、ゆるふわなアイツが無邪気な腹黒さ全開で、そりゃもうかわいかったけど、おねえさんがほんとうにかわいそうでした。
そして、MX4Dの足もとこちょこちょされるやつは地味に痛かったです。

わたしの自由について SEALDs 2015(2016年製作の映画)

3.0

去年ほんとうによくその名前は耳にしたけど、彼らについてぜんぜんしらないなあ、とおもってみにいってきた。
おもうところはいろいろありましたが、社会にでることをふくめ、若いからこそできるいろんな経験をして
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