Kikuさんの映画レビュー・感想・評価

Kiku

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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.8

ドラマ未視聴。
いや、なかなかよかった。
竹野内豊ってこんな感じでしたっけ?
内容的にはちょっと無理があるような気がするけど、でもまあ許せる。
ドラマ、観たいです。

息もできない(2008年製作の映画)

3.8

これ、観たのだいぶ前ですが、他の方のレビュー見ててあの衝撃を思い出した!
こんなの、映画で許されるんだってホントに思った。韓国映画が地中から、メキメキっと芽を出し伸びはじめた時期?だったかもね。

ある男(2022年製作の映画)

3.8

平野啓一郎の小説が原作、とは観終わった後知りましたが納得です。
小見浦いいです!ピリッと映画を引き締めてくれてます。
ラストがスッキリとしないので、原作読み始めました。登場人物像や諸々、少々違いがあっ
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

これで成功?というところでも、やっぱり成功には至らずということが何度かあった後の国連スピーチ。冒頭の笑わせる軽く明るい語りから、だんだんと熱を帯びていく様子は、圧巻でした。
インド。そう遠くない過去な
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沈黙の艦隊(1995年製作の映画)

4.0

実写版を観るか検討中に、アマプラで冒頭部だけを覗いてこちらを先に観てしまいました。
原作の凄さを感じる展開!三十年前の問題意識が、現代に全く違和感なく落とし込まれるということに愕然とする。そして、それ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

観る年齢、性別、環境、立場などによって、感じることはバラバラだろうと思う。見たくないけどいずれは見せつけられるであろう現実を、一つの形にして観せたと言う意味では、勇気ある一本です。他人事ではない、家族>>続きを読む

台湾アイデンティティー(2013年製作の映画)

-

三部作の二作目とは知らず、観ました。
台湾の歴史は、旅行をキッカケに多少勉強していましたので、おさらいのような感覚でした。悲情城市などの歴史をテーマにした名作に比べると淡々としているので、よほどの興味
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

ソンガンホ、ぺ・ドゥナ、さすがっす!
ストーリーも演技も引き込まれる。見る価値あります。ただ、みんないい人すぎてリアリティが薄かった。世界的に評価された作品なだけに、ちょっと期待しすぎたかな。韓国ドラ
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

ブルージャイアント続きのJAZZ映画、というつもりで見てはいけないモノでした汗
クライマックスまでは、しんどいばかり。なのに見てしまったのだから、やっぱり名作なのでしょう。でも、また見たいとは思わない
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

久しぶりに真っ直ぐな青春映画を観ました。JAZZがこんなに爽やかな群像劇になるなんて。18歳という時代を正面から受け止めて、そのまま原動力にする3人。それぞれの葛藤が、自分の中の違う部分に作用して、ど>>続きを読む

ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.6

妙に納得のいく話でした。彼女の屁理屈という見方も出来なくはないのかも知れませんが、当時の社会の空気や彼女のスキルを考えると、こんな選択肢も十分あり得ると思ってしまいます。ただソニアたちの動きが見えなさ>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

面白いし、スカッとします。
でももう少し、頭を使って観たかったかな。話が単純化されてる割には、一つ一つの事件は扱い方がバラついていて、犯人側とこちら側の切り替えが鮮やかでないというかなんというか。
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.2

ふぅーん、へーって感じです。キャストはハマってました。だから観られたと言ってもいい。今回はお金出さずに鑑賞しましたが、お金払ってたら少し後悔したかも。事実が凄すぎるから、フィクションにしてもさほどエン>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.8

だいぶ前に小説を読んで、複雑に絡み合った事情を映像で確認したいと思い、鑑賞、
目的は果たせました。小栗旬、いい俳優さんだなと思いました。そして、きっとそんな背景があったのではないかと思える作りで、見応
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.5

小説も読みました。そちらは、場面展開とか混乱して分かりにくかったので、映像で観ることにも向いた作品だと思います。
生きること、老いること。明確な答えを提示するわけではないけれど、前を向く気持ちになれま
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監獄の首領(2016年製作の映画)

3.7

うすうすストーリーには見当がつきましたが、しっかりと引き込まれました。ソンハッキュとキムレオンの2人の力に他なりません。彼らのスゴさを再認識いたしました。
脇を固める男たちの個性もまた、この映画を形作
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

3.5

すべてが、斬新でした。
それでいてさわやかというか、不思議な映画です。好みが分かれるのは確かですが。

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.8

韓国版が良かったので、こちらとの違いが気になって観ました。結果、お国柄がよく出た作りだと感じました。どちらも、面白い!よく練られていて、引き込まれます。ラストはモヤモヤ終わるのかと思いきや、キッチリと>>続きを読む

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.5

思っていたより、しっとりとした悪くないラズストーリーでした。
突飛な設定と思いきや、この選択をする発想はあり得る。そう思ってしまった私は、病んでいるのか‥

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.5

実在の人物としての彼と、このシリーズの彼。そのギャップに目をつぶれば、よい映画だと思います。ただ、実在する人物を取り上げるからには、もう少しリアリティが込められてもいいのでは?と思いました。

妻の愛、娘の時(2017年製作の映画)

3.5

切ない映画でした。どの登場人物にとっても。
中国映画の良さが、じんわりと感じられます。
お婆ちゃんの生きた時代の複雑さが、今の若い人たちには予備知識として無いだろうから、そこの機微は伝わってないかもな
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.9

ストーリーの骨格は、他の国の映画で幾度となく使われたものだけど、これをブータンでとなった時、見事なまでに秀作となる。それほどブータンに寄せる他国の好意的で勝手なイメージが持つ力に改めて驚いた。きっとま>>続きを読む

シンデレラ(2021年製作の映画)

2.8

キャストも音楽も、作りもゴージャス!でも、ストーリーには違和感ありました。夢を追っている虐げられたかわいそうな子というには、矛盾が目についてしまいます。それなら、あの家には一応召使いがいて、エラだけが>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.5

作家に限らず、世の夫婦には案外ありがちなのかもしれないな。この夫婦、逆なら問題にはならないし、こんな映画にもならない。妻が夫を凌駕するから、いろいろ起きてくるんです。もう少ししたら、こんなことで苦悩す>>続きを読む

シャイン(1996年製作の映画)

4.0

観たのはずいぶん前ですが、今だに名作として記憶しています。他の方のレビューを拝見すると問題もありそうですが、ジェフリーラッシュのスゴさを知らしめた、価値ある作品だと思います。音楽も素晴らしい!人生を考>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

昭和なムードはいいけど、韓国映画でその頃を描くとなんだか汚くてギトギトしている。それがリアリティだから、魅力でもある。だから、グッと引き込まれるまでが、賭けです。そこで挫折したこともあります。でも、こ>>続きを読む

トスカーナの休日(2003年製作の映画)

4.0

とにかく、観終わったあとの爽快感!
元気になります。
ダイアンレイン、セクシー女優のイメージしかなかったのですが、とんでもない‼︎なんていい女優さん。
今、どうされているのかな。おばあちゃんになっても
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王の運命 歴史を変えた八日間(2015年製作の映画)

3.7

米櫃事件は、これまでにもドラマなどで何度も取り上げられていますので、今更ながらと言った印象です。期待せずに観始めましたが、案外と引き込まれました。これも一つの解釈、と思わせてくれます。ただ、ソジソプの>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.5

これはこれで、楽しめました。空海そのものを扱ったわけではなく、あくまで夢枕獏ワールドの登場人物として、物語の牽引役です。
娯楽、エンターテイメント、それ以外のなにものでもありません。歴史物としてみるの
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

最初の15分ほどでリタイアしかけましたが、そこを乗り越えたらあっという間でした。リタイアしかけた理由はまさに、イスと同様慣れないという感覚。この調子で進む話についていけるだろうかと不安になったからでし>>続きを読む

淡水河の奇跡(2016年製作の映画)

3.2

案外地味な映画でした。設定は奇抜なのですが。
とはいえ、それなりに楽しんで観られましたし、台湾また行きたいなぁと思わせてくれる娯楽映画です。

この街に心揺れて(2015年製作の映画)

2.8

映画自体の、印象が薄い。登場人物は大人なのに、言うこともやることも幼い。説得力に欠ける。見た目のバランスもあまり良いとは言えず、主人公とその幼なじみが姉と弟にしか見えませんでした。キューピッド役の男の>>続きを読む

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.8

皆さんがおっしゃるように、踊らないインド映画。そして、純愛物語。人生の澱を諦めた中年男と、いつの間にかズレてしまった心に疲弊する若い母親。出逢うはずのない2人の物語は、思っていたより無理なく進んだ気が>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.8

よくできた映画だと思います。
ミステリーでもあり、家族愛でもあり、ホラーでもスリラーでもある。
そして、ちゃんと終わってくれた。
それが評価です。

小さいおうち(2013年製作の映画)

3.5

松たか子と黒木華に集約される1本です。
淡々と幸せな暮らしを描く中に立つさざなみが、思いがけず大きくなっていく様を、自然に描いていると思います。ただ、それ以上でもそれ以下でもないというのが正直なところ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.8

追記
思い返すと、この中にはのだめカンタービレの要素が満載でした。苦悩する天才、年齢の壁、明るいキャラクターの底に横たわる辛い過去。登場人物一人一人に当てはめると言うよりは、要素が散りばめられている。
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