もはやアトラクション。
イベントとして毎年年末にやって欲しい。
血の入れ替えが終わったので、どう展開するのか期待したい。
バームバックらしいクスッと笑えるストーリーと良い部分も悪い部分も含めて愛しい人物たち。
彫刻、サングラスなどアイテムの使い方が秀逸!
それぞれの葛藤から感情が爆発してしまうシーン群もどこかファニー>>続きを読む
血気盛んな若者ではなく、出てくるのは幹部ばかり。故に激しいドンパチもないし、走ることなく、みんな車移動。やくざ映画のフォーマットを拒否する視点は北野映画ならでは。
久しぶりに北野映画を観たけど、やっ>>続きを読む
久しぶりに鑑賞。
映像、シナリオ、主人公と全部かっこいい!思わず、台詞を真似したくなる。
生首との友情や形見のバスケットなどなど節々にニヤリとしてしまうエッジーさも満載。
ペキンパー節の銃撃戦は>>続きを読む
主人公の変化を内向的な宅録→人の集まるライブという過程を通して描くストーリー。
スターでも、セレブでもない、ビジネスの世界とは遠い、ローカルコミュニティのヒップスターを主役にする辺りも絶妙。本人はヒ>>続きを読む
ヒップホップ、カントリー、ディスコ、ファンク、パンクなど、その多様な音楽を無邪気に楽しむことができる寛容性。そして、出身・人種、学部、年齢詐称してコミュニティに入ってきたヤツでさえ「いいヤツだったな」>>続きを読む
一体、何を観せられるんだというド頭のクレジットロールから笑える。
ダックスフントというノソノソ歩く、キャワワなルックスの犬種を選ぶ絶妙なセンスは相変わらず。それを映画でいうところの「神の目線」的に使>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人と話すこと、仕事を覚えること、晴れた日の木々と木漏れ日の美しさ。そんな当たり前のことを改めて感じさせられる愛しい映画だった。
劇的な事件も物語になるような野心もない。これから栄えていくであろう土地>>続きを読む
美談として語り継がれる物語、実話を再現しきる映像の強さ&豪華さ、「機長役は、あ、トム・ハンクスだったな」って思うほど、夢中で観れちゃうハリウッド映画。
河というある種、人の手が安易に届かない領域にお>>続きを読む
目を見張る緻密さと、その緻密さを壊そうとする喜劇的な演出。そのバランスが独特の空気感を生み出している。
セリフでの状況説明、表情による感情説明を廃して、カット&シーンで大胆に物語を紡いでいく。映画>>続きを読む
多くの問題を抱えた物語だけど、どれかひとつを掘り下げるでも、起伏をつけるでもなく、淡い月明かりのように静かに進めていくストーリーテリングは美しさすら感じる。
「何か」を強調しない距離感が、当たり前の>>続きを読む
冒頭の歌で、物語の軸をサクッと語り終え、決して映らない人間の内面を徹底して「視線」で燻り出そうとするのは、家族という関係性においての言葉の無力さ故。
映画でしか出来ないことに、毎回チャレンジする姿勢>>続きを読む
ファスビンダーの中で一番好き。
特に、家族とのランチするシーン。庭で、そよ風が吹いていて、たわいもない会話をする。
孤独でカオティックな1日の中のエアポケットのような時間。これが幸福だよなとしみじ>>続きを読む
ひたすらに「痛み」を感じた。
父親とか恋人とか。
より孤独になってく。それが辛くて哀しい。
でも、彼女の歌は生き続ける。それは決して美談ではない。
とにかく豊潤な映画だった。
「承認欲」「血」「個=組織」「愛」など、繊細に含みを持たせる物語の構成。
そして、カット割、音、演者含めて、一切ムダのない映画的な細部。
個性や自分語りが映画ではなく>>続きを読む
「痛み」「孤独」そして、当たり前だけどそれを抱える人間。
個人、個人、問題が起きたり、幸福な時間がやってきたり、映画的な明確な〝結〟はない。でも、それが世界で、物語なんだよなぁとしみじみ。
社会的>>続きを読む
人々が行き来する街の中でキメていても、ヤッていても、見えていないように、存在を認識していないように、登場人物に無関心な人々。
望遠を多用してまで見せる詰まった画角。
ロングショットはなし。
金、夢>>続きを読む
4D初体験。
もはや、アトラクション。
ひたすらに楽しかった。
自分の生きる世界で感情を抑えて生きている人物たち。
遂に孤独に耐え切れず、それぞれ、死んだ彼女に、ブッ飛んだ状態の詐欺師に、切られた電話先の好きな人に、自分の想いを初めて吐露するけど、そこには埋めよ>>続きを読む
久しぶりに再鑑。
やっぱりいい映画。もはやクラシック。
キャストも、物語も、映像も、奇跡的なバランス。
Stay gold。
見事に何もない、何も残らない映画。
特に主人公の何もない感。
超絶的な能力があるわけでも、マッチョでもなく、アメリカ映画から離れたキャラ設定。
贅沢ちゃ贅沢な内容。
ドランの中でもぶっちぎりで良かった。
演出、カメラワーク含めて、いろいろと特筆する点は多いけど、oasisからのアノ仕掛けのダサかっこよさ!
ドラン=スタイリッシュってイメージが強いけど、全編に渡>>続きを読む
物語のブン投げ感が凄い 笑。
初のアメリカ撮影で、これを撮るなんて流石。
性器を隠すモザイク処理は、すっかりクロンネンバーグ節といった感じ。長台詞のシーンで間を持たすために『屁』を使うなんて爆笑し>>続きを読む
傑作。
隠れ場のアパートのビニールシート。
空撮。
盗撮カメラからのカットバック。
ホアマンのコーヒーの飲み方。
などなど、挙げればキリがないほど、物語も、カットも、細部までアイデアに溢れる豊潤な>>続きを読む
台詞でもあったけど「視線の映画」
社会的に普通ということ。
孤独、痛み、愛。
登場人物すべての視線に、感情や価値観が集約される。
冒頭から、ひたすら“イケてる”カットバックで、あの手、この手で、人>>続きを読む
名作。
家の中で人物をガンガン動かして、手持ちワンカットで撮ったシーン、下手くそなカラオケバックに三女の感情を吐露させるシーンで、心を掴まれた。
ファスビンダー作品のような映画ならではの儚い時間、>>続きを読む
細部のディテールにこだわっているから、演奏する側の気持ち、緊張感を感じることが出来た。
全体的には面白いけど、ラストのニュアンスが微妙。
マックスローチが聞きたくなる。
楽しく観れた。
コメディとシリアスは表裏一体。
弁護士が言っていたように「2人ともイかれてる」って台詞に集約されている。
テレビとメディアの前で演じる2人。
でも、夫婦関係は続く。
笑えるし、笑>>続きを読む
習作って感じ。
様々な男女が恋沙汰を語るインタビューシーンではパソコンやら携帯の話をする。メインストーリーの3人は、置き電話、手紙を使うって部分も含めて、三角関係、色使い、カメラなど、如何にヌーヴェ>>続きを読む
優等生が歌う、大人に好まれる音楽。
姉を含み、大人に嫌われるスラング。
当時のカウンターカルチャーのエッジさ、アングラ感をもう少し感じたかった。
ただ、誰もが歌える有名曲ではなく、名もなき男が歌う>>続きを読む
久しぶりにスパイクジョーンズ作品を鑑賞。相変わらず、ワンアイデアで押し切る語り口。
哲学者のOSが出てきた辺りから辟易とした。OSたちもweb上でコミュニケーションを取っているなら、そこには現実世界>>続きを読む
「ブギーナイツ」のラストシーンで見せた客観性が炸裂したような意欲作。
このフラット感は凄い。
言葉ではなく、シーンで見せるテクニシャンっぷり。
刑務所から出てきて抱擁しながら転げ回るシーンはステキ>>続きを読む