zakiさんの映画レビュー・感想・評価

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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

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例えば自分がゴールデン街にbarを開いたとして、店内にエンドレスで流しておきたい様な良い塩梅のポップ&ゴア描写。リアリティが無い訳じゃないけど痛々しくは無くて絶妙。

スラムドッグス(2023年製作の映画)

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構えてたよりは大人しい印象だけど、中盤の森の中でアレを食べるシーンとクライマックスの容赦無さには流石に笑ってしまった。あと性描写(と欧米では厳しい筈の糞尿描写)は動物だとここまで許されるのか。酒飲みな>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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アクションシーン以外を予定調和でやっつけていてむしろ痛快。コングの腕を強化する流れのテンポが異常で途中寝落ちしてたかと自分を疑ってしまった。地下の儀式のシーンもトントン拍子過ぎて笑いそうに。

世間で
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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冒頭で作中のリアリティラインを分かりやすく示していて、全編その通りで進んでくれるので親切。にしても地下帝国とかゴジコンの人間味とか急に飛躍した感じは否めない。
レジェゴジはずっとステロタイプなハリウッ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

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狂人から怪獣への語り掛けが2回あり、その狂い方が作中のトンマナと監督のアレ具合を表現していた気がする。

ラストバトル(あのカラーリング最高)だけでも観た甲斐ありだし、本作時点で既に怪獣の表情が雄弁過
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

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こんなにも「ハリウッド大作あるある」だけで紡がれるクリシェだらけの作品だとは…。「お約束」でアガる時と冷める時とがあるけど明らかに後者で乗り切れず。映画館以外では暗い中でのアクションはもやもやしてしま>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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喧伝されている刺激的な設定やあらすじの割に、物凄く丁寧に主人公の心の機微を描いていた印象。海辺の風景描写が美しくて心打たれてしまった。

後半の展開及び、この作品が賞取ってしまった事で複雑な受け取り方
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悪魔の毒々モンスター東京へ行く(1988年製作の映画)

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ノリノリの関根さん(そして永井豪先生!)ににっこり。日本人だからかもしれないけど中盤の日本パートに比べて冒頭とクライマックスの本国パートに緩慢さを感じる(急に出てくるラストのヴィラン、むしろあの感じは>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

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アバンタイトルのギュッと詰まったゴアの幕内弁当→ベイウォッチと双璧を成す最高のタイトルロゴシーンまでの一連の流れだけで観た甲斐あり。

オリジナルにあった要素やトゥーマッチなセンスは踏襲しつつ、オリジ
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スリザー(2006年製作の映画)

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単品として面白いけど、ジェームズガン監督がGOTG〜ピースメーカーへと辿り着くその原点にこの作品があると思うと物凄い重要な一作な気がする。クリーチャー造形へののただわりやグロテスクさと軽薄なギャグが同>>続きを読む

バカヤロー!4 YOU!お前のことだよ(1991年製作の映画)

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太田さん目当て。ブラック(とされていたであろう)ギャグの攻め方とかに時代を感じる。田中さん以外にもご結婚前の光代社長、キリングセンスなども出ていてタイタン総動員。他2作もジュリー、ユンピョウと豪華キャ>>続きを読む

俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

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あらすじと作中トーンで「こんな感じの映画かな」と思った所から大きく逸脱する訳では無いのだけど、それでも好きなお話。

ジョン・シナが歌うアリス・クーパーと、EDでも擦られたあのサイテーなギャグが観られ
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

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前作で「変だけど魅力的」だと思ってた要素に対し、自信を持って全振りした様な作品。冒頭10分の展開の早さと、ラスト5分の飛躍っぷりと。中盤全員自業自得で死んでいく流れも痛快で良かった。あとやはりラストバ>>続きを読む

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

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前評判に期待躍らせてたけど、映像表現については埃とかは斬新な絵に見えたもののアクロスザスパイダーバース程では…って思ってしまった。タイミングが悪過ぎる。

でもテンポもヴィラン側含めたキャラの立たせ方
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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ニューウェーブBGMにしたアクションシーンに弱い。予告でバズった廊下での謎ダンスがピークだった気がするけど、ちゃんと2023年のホラーとして抑えるところは抑えてた気がする。ラストのアクションシーンで活>>続きを読む

愛してる!(2022年製作の映画)

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ちゃんと白石監督作だしちゃんとピンク映画でした。主演お二人の演技も良かったけど、それを食う高嶋さんの伸び伸びとした演じっぷり。

POVの必然性みたいなのはもう少し欲しかった気がするけど、謎の爽やかと
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恋は光(2022年製作の映画)

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小林監督の冗語性の高い台詞回しと世界観とキャストの演技がハマっていて良かった。めちゃめちゃハッピーな気分。若い時に友達と観て、その後ファミレスでぐだぐだ良かったシーンや好きなキャラについて何時間も話し>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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観る前は長さに怯んでいたけど章立てされていたので意外とすんなり観られた。とは言え映像的な緊張感は冒頭のスラムパートがピークで、以降若干眠気も。

パンフやネットでユダヤ教の事を知ってなるほどな、と思う
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鉄男 II BODY HAMMER(1992年製作の映画)

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1より観やすくてストーリーも掴みやすいけど1の方がインパクトはあった気が。とは言えストップモーションの迫力やマッチョ工場等見所も。

プリセット音源みたいなインダストリアルBGMも時代を感じて良い。

スペースクライングフリーセックス(2022年製作の映画)

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プロット箇条書きにすると意外と正統派の「燃える続編」な気がする。仕上がりはそんな事ないんだけど。

今更この編集で笑ってたまるか、と思って観てたけど、序盤カメラに向かって皆で駆けてくるシーンで爆笑して
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

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ラストバトル(団体戦)への伏線も、本当のラストバトルの「武器」のくだりもアツ過ぎて真っ直ぐ燃えてしまった。

各キャラの造形が素晴らしく、特にパンドラの「歪んだ正義」を感じさせる(そして流血映えする)
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ターボキッド(2015年製作の映画)

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低予算だろうが何だろうが、やりたい事が明確かつちゃんと伝わってきてめちゃめちゃに愛らしい。物凄いマッドマックスだったけど。世紀末で石油も無いから自転車移動ってのは絵面間抜けだけど謎の説得力がありました>>続きを読む

インスマスを覆う影(1992年製作の映画)

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演者の顔が濃い。特にラストシーン含め佐野史郎さんが素晴らしい。
固有名詞の置き換え作業、楽しかったろうな。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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50年以上前の映画とは思えないスタイリッシュさ。演出もラストも洒脱。大塚さんのナレーションも良い。

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

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悪評ばかりが先に耳に入っていたため怖いもの観たさで観たけど、意外と結論の部分には違和感が無いと言うか、龍騎でもWでもテレビシリーズでは選べなかった結末としてアリはアリかなと思いました。一方でオリジナル>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

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噂はかねがね、で初見。いろいろな後発作品の元ネタになっているのも頷ける作り(ループ構造もそうだけど、日常に急に挟み込まれる異形の光景とか)で面白かったは面白かったのですが、押井守監督や「うる星」の世界>>続きを読む

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

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テンポが良過ぎる編集と、一方で1拍2拍間延びした様なカットが混在している事で謎の味わい深さとおかしみが生まれている気がする。

全体的にチープさはあるものの、クライマックスのストップモーション?による
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先生!口裂け女です!(2023年製作の映画)

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冒頭あまりにもチープで辛く、中盤で物語の構造とトーンが提示された時には「おっ!そういうお話なのね」となったものの、以降の展開もいまいち…と思ってたらクライマックスのアクションシーンがごきげんすぎてニッ>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

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「それ」の正体が「あれ」な事は別に良いのですが、「あれ」の動きが全然格好良くないのにフラストレーション。

中盤割と早めに「この映画は『あれ』を描いた映画ですよー」「この映画は子供にも容赦ありませんよ
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

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ポップなあらすじとビジュアルイメージに反し、物凄くビターでシリアスな映画。「キック・アス」のリアリティラインを期待して観たら「スーパー!」のそれでした、みたいな意外性。でも良かった。泣きながらのラスト>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

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百物語的なお話で、低予算な為画面中での怪異があまり起きない中で絵変わりがあるとヒッとなりますね。お話をどれだけ理解できていたかは分からないけど、お酒を飲みながら観たので白昼夢を味わったみたいな気分でし>>続きを読む

ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

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タイカ監督新作に向けて鑑賞。
もうこれに何を足して映画化するの?って位ドラマティックなドキュメンタリーでぼろぼろに泣いてしまった。監督交代前からずっと密着してたって事なのだろうから、撮影クルーはこの展
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ノリの良い大音量大味アクション大作って感じで悪くなかった。冒頭「born to be wild」が流れるモンタージュシーンの最後、「この曲流すならアレやっとく?」とばかりにあんま必然性の無いモモアちゃ>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

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新作鑑賞後に再鑑賞。
記憶よりブラックマンタの出番少なかったのと、ラストポスクレでシン博士出てきてたのに驚き。

シンプルなお話ながら、各種アクション(ブラックマンタ戦や海底大戦争パート)やホラー演出
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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原作元々読んでたのですが、映画化にあたっての取捨選択とオリジナルエピソードの追加が素晴らしく、キャストの演技も相まって幸せな形で「映画化」されているな、と思いました。音楽の使い方(と言うか紅の使い方)>>続きを読む

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