zakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

起承転結わかりやすい構成できちっと90分に収めて物凄い爽やかな後味。作中のエモーションの山場を、本来は地味であろつ編集シーンに持ってきて、かつあの気持ち良い演出。素敵。

全体的に「嫌な人」がいなくて
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

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結構ベタなお話だけど、ソリッドかつ緊張感があってあっと言う間の90分。リアルタイムっぽい前半パートに比べ、後半の真相告白パートはちょっと弱いと言うか、会話だけで真相明らかになっても…と思ってしまった。

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

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もはや一大ジャンルとなった「ループもの」だけど30年前に「ループものあるある」全部載せみたいな作品が作られていたとは。

ループする瞬間やフィルの心情が変化するきっかけになった出来事についてもさらっと
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べー。(2016年製作の映画)

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初期作の食べ物(自炊)に対してのこだわりは何なのだろう。意図してかせざるか美味しく見えないのが凄く印象的。首吊りの撮り方が気が利いてるな、と思いました。

スプリー(2020年製作の映画)

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最初は単純なお話かな、と思ってたけど意外に気の利いた展開と皮肉なオチで良かったです。カジュアルに人が死ぬのは良かったのですが、汁だけじゃなくて具ももうちょっと欲しかった。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

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アニメらしいスケールのさせ方と伏線の回収っぷり。そして最後見終えた後にある名作漫画へのオマージュだった事に気付いてメロメロです。

サマリタン(2022年製作の映画)

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「一風変わったヒーローもの」として想像される範囲から1ミリもはみ出さずに終わってしまった。ヒーローもの的なアクションのカタルシスが無いのも辛い。基本素手かハンマーでぶん殴るファイトスタイル。唯一の特徴>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

丁寧で真摯な続編かつ追悼作品。

観る前は「長えよ」と思ったけど、なるほどあのシュリ対ネイモアのクライマックスのためにはシュリとラモンダの関係を丁寧に描く必要があるし、ネイモアの事もタロカンの暮らしも
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RRR(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

インド映画を揶揄する「なんか大袈裟なんでしょ?」「急に踊り出すんでしょ?」「歌いっぱい流れるんでしょ?」って要素を斜め上に全力で超えてきた作品。ダンスバトル始まった瞬間にいろんな感情の蛇口がバカになっ>>続きを読む

スロータージャップ(2017年製作の映画)

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エンディング(オチもEDも)の感じとか、若い時の自分だったら諸手を上げて大絶賛してたかも。中年の自分が観たら賛否どちらでも無い評価だけど、これに100%の否の評価をする様な歳の取り方はしない様にしない>>続きを読む

ヘブンズ・ラッシュ(2022年製作の映画)

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ゼロワンの人じゃん!ってなりながら観たけど、改めて阪元監督に原作モノとか、ニチアサとか、東映大人向け特撮枠(ライオン丸Gみたいなの)をやって欲しいと本気で思いました。

FAKE(2016年製作の映画)

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めちゃめちゃ面白かったし、鑑賞後色々調べて十重二十重に楽しめる作品だな、と思いました。

元々の事件についてはそんなに興味が無かった(盗作騒動で佐村河内さんのお名前も知った)し、題材としては惹かれてい
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

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吉田恵輔監督作は辛そうなの(ヒメアノールと空白)を避けて全作観ているのですが、まさか今作がこんなにヘヴィだとは思わず嗚咽しながら見終えました。全員薄ら感じ悪くて誰にも感情全載せ出来ないのにこの辛さは何>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

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10分だけどちゃんと没入感があって嫌な汗をかきました。何のメタファーか、みたいなのは諸説あるぽいけどラストカットの形が明らかにアレ。

COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

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「セガVS任天堂」を観ながら、「コーラのでもこんな比較広告やってたな」と思ってこちらも鑑賞。映画や音楽等のカルチャーにも波及する内容で、掘れば掘るだけ面白くなりそうな題材だなと思いました。マイケルジャ>>続きを読む

セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)

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ネトフリ「ハイスコア:ゲーム黄金時代」を観ていたので重複する部分も多かったけど、一方重複する部分はかなり(アメリカの)ゲーム史にとって重要だったのだろうな、と言う気付きにはなりました。当時からゲーム好>>続きを読む

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ(2021年製作の映画)

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センチュリーまわりの親子の絆、みたいなエピソードはちょっとグッときたけど、それ以外の部分が辛い。メインターゲットは子供のお祭り興行だしと思って観たけど、中盤のレジェンドライダーバトルは余程のニチアサキ>>続きを読む

メリちん(2006年製作の映画)

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作中人物にとっても鑑賞者にとっても「居心地が悪い」って作風、当時から今まで変わって無くて凄いなと思いました。喜怒哀楽どこに置いて良いか分からなくて、誰に感情移入して良いか分からないこの感じ。自分がそこ>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

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BGMも衣装美術も美しく、なるほど愛されるカルト作品になったのも頷ける感じ。ヴィヴィッド。そしてコクリコかわいい。

病院から脱出した後、結構長めの尺で皆が思い思いに街に溶け込んでいく感じの描写が続く
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

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気を衒わない物凄くストレートなスポーツ青春もの。2時間弱の長さながら、友情と愛と成長と継承と挫折と…みたいな美味しい所全部載せな映画でした。正直キャラ設定が若干紋切り型な部分はあったけど、そこは吉田監>>続きを読む

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

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同時期製作?の「ファミリーウォーズ」はちょっとチープな印象を受けてしまったけど、本作は前半の拉致のワンカットをはじめとして物凄いちゃんと「映画」してるし面白い!と思いました。(一方流血エフェクトとか街>>続きを読む

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

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なるほど白石アベンジャーズ(と言うオファーだったとの事)。過去作からのキャラ、モチーフもそうだけど、長回しワンカット風の撮り方が過去作で培ってきたものの総決算って感じで良かったです。

ミミズ、グロ儀
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悪魔の毒々モンスター(1984年製作の映画)

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ジェームズ・ガン監督の流れで鑑賞。無理矢理共通点を見出そうと思えば見出せなくも…な感。

ハラワタ造形とか無茶苦茶なアクションは結構好きですが、ラストシーンがどうにも尻すぼみな気が。主人公の冒頭キャラ
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クライングフリーセックス(2018年製作の映画)

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こういう映画をロフトプラスワンとかに観に行く青春時代を送っていました。

腕に銃括り付けられた(ガンズアキンボのとか心拍数落ちたら死んじゃう毒を飲まされた(アドレナリン)みたいにワンアイデアのサバイバ
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

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邦題とポスターが羊頭狗肉だった様な、でもぴったりだった様な。一部では「コメディ」みたいな紹介をされていたけど、観た人によって捉え方が分かれそうな(そしてあのラストシーンについてはそれが顕著な)作品だっ>>続きを読む

アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

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過去2作以上に手当たり次第にギャグ放り込みました、みたいな作品(中盤でメンバー散り散りになるパートやカート爆走のシーン等特に)。

今回も倫理観弱めだけど伏線回収してるっぽいラストで何かちょっと良い映
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アス(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

NOPE からの流れで。「実は入れ替わってましたー!」ってオチは別にフレッシュでは無いけど、「差別や格差」がテーマだと言う前提で考えるとちょっと効いてくる感じですかね。

NOPE同様印象的なカットの
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

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当時観てたらどう思うかはさておき、今見るとノリの軽さやCGのテイストをそれなりに楽しめました。(未来人のデザインとか当時の諸々を感じさせて良い)

こうした偉人集合モノとか、SFについてのメタ発言(「
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

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昔の作品に今のPCを当てはめるのは良く無いことだよなと思いながらも、2015年時点ですらあの集落描写はちょっと大丈夫でしたっけ…と思ってしまいました…。

が、その後の飛行機シーンが、POVの良さを最
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

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モキュメンタリーもタイカワイティティ(今のルックスも好きだけど若い時のキュートさよ)も好きなので概ね満足だけど、倫理観がカジュアルにどうかしてるので万人にはおすすめし辛い。

モキュメンタリー作品全般
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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「ゲットアウト」観た後解説記事観るまで「そういう皮肉だったのね」とあんまピンと来ていなかった様な、学が無い自分が観てもシンプルに面白かった(と言うか夢に出そうなシーンが多くて良かった)。

物語の構造
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作は(適齢期を過ぎてから)無印をちょっと齧った程度だったのだけれど、20周年記念作としてこうした映画が作られる作品って本当に(視聴者は当然ながらスタッフに)愛されていたんだろうな、とそれだけでグッと>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

白石作品として観たら結構楽しめたけど、果たして原作ファンが観てどう思うのか、とは思いました。

前半の「人を呪わば穴二つ」「子の因果が親に報い」的な皮肉の効いた展開は良かったけど、後半のバンド軸にした
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劇場版 ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人2(2021年製作の映画)

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予算が無いとか撮影期間が短いとか色々事情はあるのかもしれないけど、何より志の低い作品。投身自殺や交通事故、その瞬間を描かずともちゃんと怖く撮れる気がするのに、何故あんなチープな絵と音で撮ってしまうのか>>続きを読む

モンスターハンター(2019年製作の映画)

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原作未プレイ。定期的にこういう大味ビックバジェット映画は生まれてくるので、軽く流し見する分には別に…って感じでした。ラストの特攻かけるシーンが(アベンジャーズのアレじゃんと思ったものの)テンション上が>>続きを読む