ポキ男さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.1

久しぶりに観れる!新年1発目!
社会派インド映画が観たいと思ってこれにしたけど、結構面白かった。
前半と後半のスピード感が違いすぎて、少し戸惑ったが、スピーチは熱がこもってて素晴らしかった。主人公の考
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

人類最速鑑賞をしたのに、レビューも遅くなったし、この後忙しくなって結局これが2022年最後に観た映画になってしまった。
IMAX3Dで観たけど、物凄い迫力と臨場感。とにかく気持ち悪いくらい作り込まれた
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.9

12/7 1回目
12/13 2回目

新海誠監督のフェチズム、恋愛観、リアルにファンタジーをぶつける暴力が個人的には嫌いで、今回もそこまで期待せずに、ただ画力は一見に値すると思って観た。めちゃくちゃ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.3

現実ともリンクする「ティ・チャラの死」をセンセーショナルに描く事で始まった今作。国王を失った悲しみをどう乗り越えていくかという登場人物の心の機微と、タロカンを率いるネイモアとワカンダを率いるシュリの信>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.4

個人的にはすごく面白かった!
デヴィッド・O・ラッセル監督の演出する独特な台詞回しとテンポ、ルベツキの被写体の魅力を最大限引き出した撮影、そして豪華すぎる俳優陣のシニカルな掛け合い、特に、JDワシント
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.4

『四畳半神話大系』も『サマータイムマシンブルース』も未見だが、めちゃくちゃに面白かった。
こういうタイムリープものだとストーリーに矛盾が生じそうなものだが、それが全くなくて完璧な脚本だったのが凄い。癖
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.3

初めてのアバターだったのだが、とにかく素晴らしい映像体験。ストーリー自体はホワイトナイト的展開にちょっと納得がいかない部分があるけれど、あらゆる技術を尽くして極上の映像と音響を楽しめたのはとてつもない>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.4

法廷ドラマ映画の中では別格で面白い。12人全員男性、白人ばっかりってところに時代は感じるのだが、脚本と展開が面白すぎて一生観ていられる。最後は結局陪審員たちの感情を揺さぶっていたので、もっと論理的な議>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.2

レビュー忘れてた。
PTAらしいカメラワーク、演出、そして演者の全てが神々しくて、眩しい。突発的な感情表現や行動はリアリティがなく、逆説的にこれらのファンタジーが映画の格を一段上げている。
もっと時代
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.3

はっきり言って、前半は退屈で、登場人物の行動の軽率さやブリジットがフランシスに接する態度があまりにも疎かで作品として不安になったが、ブリジットが同級生と嫌な再会をしたシーンから一気にボルテージが上がっ>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

ゲームの世界が舞台なのに、主人公はゲームの世界の住人というのが斬新で面白い!ショーン・レヴィ×ライアン・レイノルズならではのキャスティングもとても良く、キャラクターの個性もしっかり活かされていて好感が>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

デヴィッド・リーチ監督のバカグロアクションと原作の面白さが良いベクトルへ化学反応を起こした怪作。日系俳優も中々豪華で、特に真田広之へのリスペクトが感じられて、日系俳優がもっとアクション映画で輝ける土台>>続きを読む

タコゲーム(2022年製作の映画)

3.0

原題も”Octogames”であり、まあ明らかにアレのパクリなのだが、この開き直りが気持ち良すぎて鑑賞してみた。
コンセプトはアレとほぼ一緒で、デスゲームを続けて人間関係を深く描いていく内容になってい
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

ONE PIECE FILM は、ストロングワールドが最高傑作!と信じ続けている22歳男性が、ようやく鑑賞。Adoさんのプロモーションにとどまっていないか心配だったけど、低めに設定したハードルは悠々と>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

自分が思っていたより偉大な作品だ。ハリウッド映画への多大なリスペクトとアンチテーゼから成立するホラーSF。
原題NOPEがHORSE, JAWSという言葉に掛かっているように、展開的にはこの2つの要素
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

昔観た。
あの時は良さがよく分かってなかったけど、今みたらもっと楽しめるな。
『ゴッドファーザー』も一緒。いつかまた観よう。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.4

ここ最近観た映画の中でも、かなり高揚感、ドキドキワクワクが止まらない素晴らしい映画だった。

まるで邦画版アベンジャーズのようなオールスターキャストの中でもしっかり存在感を魅せる山崎賢人と清野菜名。特
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コマンドー ディレクターズ・カット版(1985年製作の映画)

3.5

あまりにもネットミームが有名になりすぎていて、心の底からは楽しめなくて残念...
ディズニープラスで観たからか翻訳のニュアンスも少し違ったのも残念...
ただ内容は脳筋バカ映画でとても楽しかった。クラ
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.9

そもそも、ドリーのキャラクター設定があまりにも良すぎるので、外れるはずがない!
若干の社会的・海洋生物保護の視点があり、そして娯楽性も非常に優れていてしっかり面白かった。
本当に王道ストーリーで欠点は
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.2

上映時間はちょっと長いが、キューブリック監督の作品の中でも屈指の面白さ!
監督の作品は、強烈な映像美を堪能できるというイメージだが、これはかなり濃厚なストーリーと完璧に近い時代の再現性に魅せられる麗し
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マン・フロム・トロント(2022年製作の映画)

3.2

実に普通で特に目新しいこともないアクションコメディだった。
山Pの扱いがあまりにも酷すぎるのは結構面白かった(ああいう侍ボスってやっぱり強いイメージがあるので)

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

最高オブ最高。今まで観たコーエン兄弟の作品が、そこまで自分には合わなかったので心配していたが、これはめちゃくちゃに面白かった。
コメディセンスもキレキレで、特にウォード含む愛すべきおバカキャラも抜群な
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

目を背けたくなるショッキングな映像がたくさんで、何度観るのを止めようと思ったか。まだ12歳の子どもを自分の性欲を満たすだけの存在として扱い、その無様な様態を後先考えずにひけらかす。まず間違いなく支配欲>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

これは面白い!
まだ観ていなかった名作を続けて観たけど、2時間半飽きることなく、素晴らしい緊張感と独特なセンスに酔いしれた!
当時は時系列の入れ替えがそこまでメジャーな演出じゃなかったそうだけど、これ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

なんだこのバカ面白いパニック映画は!?!?
なんやかんや観ていなかった名作、ようやく観ることができたけど、あまりにも面白すぎる。
サメの恐怖を中心としたホラーとして観ても、3人の男の無骨な戦闘映画とし
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呪詛(2022年製作の映画)

3.4

ホーホッシオンイー シーセンウーマ
所々チープな演出・美術セットと、中盤で笑っちゃうシーンがあったせいでそこまで恐怖は感じなかったが、ホンはしっかりしていてPOVも見応えがあって面白かった。母と子のド
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

良かった、本当に良かった。
『万引き家族』と似た構成ではあるんだが、いい意味で無駄な力が抜けた演出や、俳優陣の自然な演技が凄く効果的で、個人的にはこっちの方が好き。イ・ジウンやソン・ガンホ含め子役から
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ウクライナ・オン・ファイヤー(2016年製作の映画)

2.5

誠実性という観点で言えば、演出やナレーションが目立ち、また事実の切り取りもあり、決して公平中立とはいえないのでドキュメンタリーとしては悪い出来だが(そもそも公平なドキュメンタリーを作る気など毛頭無かっ>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.2

アメリカやイギリスの資本が投入されているから公平でないとはいえ、月日を重ねていくごとに過激化し、先鋭化していくデモ隊や、ショッキングな映像をそのまま映して事実をベースにウクライナ政府や警察の横暴が明か>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.4

ありがとう、タイカ・ワイティティ監督。本当に好きです!
映画自体の疾走感、そして子供の描き方とクライマックスが好きすぎてたまらない。『バトルロイヤル』の時よりも大袈裟な毒気は抜かれているんだけれども、
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.1

物凄い独白...!
アミンはよく語ってくれました。こういうミクロな視点から難民の生活が語られるのは非常に新鮮で、ストーリーの臨場感が凄くて言葉が脳に直接入ってくる感じ。本人のプライバシーとかも含めてア
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.2

センス抜群のタイカ節!
目下行われている事はえげつないのに、画面内を漂う軽さと潔いユーモアが癖になる快作!キャラクターも愛くるしくて最高!この監督の感性が好きなので、今後も色々通っていきたい所存。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

映画館で観るべき映画!!!
トム・クルーズの体当たりの演技となぜか突然現れたジェニファー・コネリーとのラブロマンスに一見の価値あり。マイルズ・テラー君はエンディングでようやく気づくほどグースに似せてい
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

続編を観るために鑑賞!

トム・クルーズの出世作ということで期待していたが、内容はそこそこだし、音楽も仰々しい。ただ画力と音響は非常に良かった。とにかく重要なシーンを切り取った時の画力が素晴らしい。当
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.7

とんでもない作品だぁ!!!
まず主演のエルシー・フィッシャーの演技は言わずもがな、仰々しい音楽とスリムクラブの漫才みたいな変な間、そしてシュールな会話劇と演出がしっかり面白くて、さらにはティーンエイジ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.7

なんて美しい作品。
家族と夢、両方とも大事だよという直接的なメッセージがとにかく刺さる。全キャラクターが魅力的で、音楽ももちろん最高であるし、ピクサーが誇る圧巻の映像も最高だった。
文句なし!