すずさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

すず

すず

映画(1153)
ドラマ(0)
アニメ(0)

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.0

歳月が勝手に人を大人にするわけじゃない。己を俯瞰し受け入れて前進して、より幸せな自分であろうとする意志が、人を大人にする。絶対的な幸せよりも相対的な幸せ。フランシスの焦燥感や孤独に自分を重ねた。

野火(2014年製作の映画)

3.0

たかが1時間半の、濃密な地獄。屍肉に群がる蝿の羽音と素知らぬ顔した自然と、ちっぽけで尊厳もない気の触れた死が淡々と描かれる。戦場の不快感を擬似体験させる実用性の高い反戦映画では。学校の授業で流したら良>>続きを読む

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

4.0

タイトルの軽薄なイメージを良い意味で裏切られる。ポジティブで温かな涙がでる一組のカップルの愛の物語で、アンハサウェイの極ボディにも悩殺されるけど、本筋はシリアスなヒューマンストーリー。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.5

何かを得るとき何かを失う。繊細で弱くて自滅的な優男。ブルーな運命に生きたチェットベイカーの甘く哀しい心の響き。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.5

人生における不平等さや悲劇性を無慈悲なまでにひとりの紳士(変態)に背負わせて描かれている。浮かばれない人間の綺麗事なき終わりほど、神の存在を否定したくなるものはない。あと何回か紳士が突然キレるシーン、>>続きを読む

アランフエスの麗しき日々(2016年製作の映画)

2.0

ベルリン天使の詩を観たときと似た感覚になった。時間を何度も確認しては、残り時間の長さにため息をつく。やっと言葉の断片を捉えてもすぐに突き放されて置き去りにされる。たまに映る犬に最も共感している自分がい>>続きを読む

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.5

アメコミのダークヒーローみたいな主人公。警察は事後にやってくる。遅きに失するその前に、目には目を、銃には銃を。アメリカ銃社会の狂った正義漢。

エブリデイ(2018年製作の映画)

3.5

有り得ない設定を現実的な感覚で真面目に描いていてストーリーも良質。霊体Aはそのあてどもない孤独や悲しみや絶望とどう向き合って生きて行くのだろうか。胸に鈍痛が残った。

ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人(1992年製作の映画)

3.0

人造人間13、14、15号。エンディングのGIRI GIRIを聴いてたらふと移民の歌を思い出した。

ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.5

過去作との時系列や各キャラクターの関係性などがごちゃごちゃになってきたけど、細かい事は抜きにやっぱりブロリーは超天才のサイヤ人だと思った。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.0

アンガーリー・ライスかわいらしい。変な虫が寄り付かないか心配する父親の気持ちを想像してしまうほどに。

パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

近未来パニックシチュエーションヒューマンドラマ。登場人物達から受け取る感情が多くて、飽きるシーンがなかった。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.5

大作で面白いけど長い。殺人予知システムが廃止されて犯罪率がシステム導入前の酷い状態に戻るわけだから、実績的には再整備して続けろ派も多数でるだろうし、冤罪の可能性云々露見して揺らぐ位の倫理観があるなら、>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

内容は前作と一緒。旧版のペニーワイズが好き。ヒロインの女の子が魅惑的。