金柑さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

結末はなんとなく分かっているのにぐいぐいと引き込まれて止めたくなかった。(仕事後の疲れに耐えきれずやむなく二日間に分けて観たけど)
長台詞、対話、立板に水の上っ面な言葉、重ねていくたびに心に入り込むI
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独裁者(1940年製作の映画)

4.3

たぶん学生の時に一度観ている。当時はあまり刺さらなかったけど今観たらあまりにも印象的な場面が多かった。ハンガリー舞曲ヒゲ剃りはちょっと記憶あった。

無垢であるはずの“浮浪者"として見覚えのありすぎる
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23 ロイヤル・バレエ 「赤い薔薇ソースの伝説」(2022年製作の映画)

3.7

全体の感想としては、ウィールドン振付×ボブクロウリー美術×タルボット以外の音楽で新作が観たい。
私がアリスの音楽を覚えすぎなのもあるかもしれないけど、ジョビータルボットの音楽の要所要所でアリスの幻影が
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.3

なんとなーく気になっていたけど、人に勧められたタイミングでちょうど続編前に再上映かかるというので観た。

想像以上に二人がかわいくてかわいいだけじゃなくてかっこよくて愛おしくて大好きになった。観てよか
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マシュー・ボーン・シネマ「くるみ割り人形!」(2022年製作の映画)

4.7

楽しかった〜〜〜チャイコフスキーとマシューボーン振付の親和性の高さがいつも不思議だけどやっぱり好きで見てるだけで多幸感MAXになってしまう。
ポスターにも書いてある通りNAの他作品に比べて圧倒的にポッ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.8

たしか高校生の時に友人に勧められて一度観ている。
当時はやはりディカプリオの演技力が目をひくしジョニデはかっこいいし結末の衝撃が記憶に残ってたけど、今見ると主人公はどう考えてもギルバートだしあまりの閉
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

事前知識は予告編と最多部門ノミネートした、くらいの情報だけ。
脚本演出役者撮影編集音響照明衣装ヘアメイク音楽等々等々全てのセクションが全部強かった。そりゃ最多部門ノミネートなわけだよ。全部すごかった(
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.3

一度だけ予告編を見てオリヴィアコールマン(とトビージョーンズ)への信頼だけで観に行って、その二人がとても良かったので満足した
もちろんマイケルワードもとても良かった

ただ、総じてとても好きだった、は
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.9

そういう終わり方なのか。昔の急な静止画からズズズってズームちょっと怖い

なぜだか最後まで見入った。トリュフォー作品は初めて観たけどフランス映画は眠いの法則を少し破ってくれた気がする。ヌーヴェルヴァー
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23 ロイヤル・バレエ 「ダイヤモンド・セレブレーション」(2022年製作の映画)

4.8

至福の時間。このレンジの広さが私がロイヤルバレエ箱推しの所以です。本当にありがとうございます
来日公演に行くまで絶対に生きねばならなくなりました。チケットは確保済みなので。

ラフィーユマルガルデ 序
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

上映終わる前になんとか時間の合う映画館見つけて滑り込んだのに、正直に言うと自分のコンディションが悪すぎて睡魔に全く勝てなかった。前半の記憶がほとんどない、後半もふわふわ。名画座か配信でもう一度観ないと>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

恥ずかしながら記事の見出し程度にしか知らなかったことをきちんと知らなければいけない、これは見逃してはいけないと思っていたので、新作観たい気持ちをどうにか抑えて上映終わる前に滑り込み。相変わらず全体の流>>続きを読む

カム・フロム・アウェイ(2017年製作の映画)

4.2


開演から終演まで100分駆け抜けた。一人何役もやると聞いて登場人物覚え切れるか不安だったけど全く問題なかった。
劇場の大きさは芸劇プレイハウスくらいかな。生で観たら客席と舞台上が一緒に一気に突き動か
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.6

映画音楽についての作品は映画館で観なければならないと思ってるので上映回数減る前に。
色んな映画内の惨い場面や9.11の映像が意外とバンバン出てくるので苦手な人は心構えをしておいた方がよいと思う。私はち
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アポロ13(1995年製作の映画)

4.4

思ってたよりもしっかりと面白かったというか手に汗握って観てしまったのでちょっと驚いている。「アポロ13号」というフレーズ自体は聞くけど何が起きた号なのかはよく知らなかったのもあると思う。wiki見たら>>続きを読む

キャバレー(1972年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭、早起きして観に行ってよかった。なお寝不足だったので後半ちょっと眠気に負けたのは認める。

色々な感情になってとっても満足度高くて幸せだった。サリーの明るさに笑ってきゅんとして差し込ま
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.3

会議室に駆け込んできて「あと18日です!!!!」って言う人みんなやりたいやつじゃん。

タイトルと連なるB級映画の多さだけ知ってて観たことなかったやつ。ならず者一般人たちがなんだかんだ世界救ってなーん
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.0

加点はほぼ吉沢亮宛て。
別に喧嘩ものは全然得意ではなくて、完全にやまゆう(と吉沢亮)目当てだったのと、こんだけ流行ってるなら面白いのかなーという興味。結果として吉沢亮は素晴らしかったのと当たり前だろう
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.4

これが作品賞…?これ以外でこの年総なめしてたのはアバターだったみたいだし、時勢の影響とあったのかな。もともと戦争映画が得意なわけではないけど(得意にしたいと言うのも違うと思うし)これはあまりハマらなか>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.6

ずっとタイトルだけ知って気になってはいたんだけど何がきっかけで知ったんだっけ。映画館の予告編かレンタルショップか…
前情報が無さすぎてそもそもコメディなのかそうでないかくらい観る前に知りたいなといろい
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.6

ベンジー初登場目当てに一度観たけど小太りベンジーちゃん以外ほとんど覚えてなかったので再見。バチカンくらいシリアスさ少なく進むミッションの方が気楽に観られてよいですね…ゴプロ以降に繋がるエンタメ性を感じ>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

4.7

最高だった、泣いて笑ってみんな好き
再会するたんびにイャ~~~~!!!!!!って叫ぶのやりたすぎ

大学の時にSATCを扱う講義をなんとなく取ってみたら、かいつまんで見せられる映像になんだこの面白いド
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ナショナル・シアター・ライブ 2022 「レオポルトシュタット」(2022年製作の映画)

3.7

長尺1幕、軽い雑談は少なく政治の話題が主、その上英語。相当の集中力と覚悟を持って臨まないと味わい尽くすのは難しいな、と悲しくも実感してしまったのでした。
新国立劇場の公演を観ていたのにこれなのでつくづ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

IMAX HFR 3Dにて。映像体験としては☆4.8くらい。物語とか全部総合するとこの点という感じ。映像体験が目的で観たからいいんですけど。あとマスクで3Dメガネはやっぱちょいちょい曇る。
光の明滅結
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.4

ジョンウー作品があまり私の好みと合わないのはわかっていたのでハードル上げずに観られた。仕事終わりの睡魔に耐えかねて終盤のカーチェイスはほとんど記憶がない。

うーん冒頭からかっこいいね…長髪……あ〜〜
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シー・ラヴズ・ミー(2016年製作の映画)

3.7

楽しかった!美術も音楽も何ともクラシカルでかわいらしくて、お菓子の国みたいなメルヘンさだった。美術ほんと凝っててかわいかったな。ストーリーは王道なのでドタバタした過程を楽しみつつ、メイン二人でない周り>>続きを読む

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

3.5

映画初め、おトム初め

戦争をただただつらく悲しい出来事!とエンタメ化せずに一人の戦争経験者の人生や考えの移り変わりをなぞっていて、フラットに観られてよかったなと個人的には思う

最近ジョンウィリアム
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.2

十分に味わうにはまだ人生経験が足りないのかもしれない
あとマーラーの音楽の重みはまだどうしてもつまらなく感じてしまう、鍛錬が足りない

回想との行き来とたっぷりと余白を使った映像は好き

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.6

推しが出ているから、という理由で今まで全く知らなかった人の伝記やドキュメンタリーを観る楽しみというものがある
バタバタと駆け込んだので途中睡魔にやられたのは反省

ルイスウェインのことは恥ずかしながら
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.7

当時映画館に観に行って、家で何度もパンフを読んでいた記憶はあるんだけど中身の記憶が全然なくて、でも再生したら冒頭のメインテーマであっこれ好きだった記憶ある…!となった。アランシルヴェストリ強い。ロンリ>>続きを読む

ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.6

邦題からして40〜50年代の古き良きクリスマス映画かと思ってたのでちょっと調べたらスピルバーグ製作のSFと知ってびっくりした。あと別にクリスマスそんなに関係なかった。かわいらしい奇跡のお話。神に祈ると>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.9

なるほどこれはクリスマス恒例映画になるわけだ、納得。
きちんと全部積み重ねてからのラスト。蛍の光がこんなに沁みることない。

ちょっとグオメのアジラフェルがよぎった

回数を重ねるたびにジェームズスチ
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ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(2021年製作の映画)

4.1

やたらとTLでの評判が良かったのと口頭でもオススメされちゃったのでそれならばと12/24に観ちゃった。

多幸感だったな〜〜〜ビッツァーとティミーが愛おしすぎるしショーンが肩をすくめさせるの好き。あい
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23 ロイヤル・バレエ 「うたかたの恋 ーマイヤリングー」(2022年製作の映画)

4.6

あまりの余韻で凄かった…以外の語彙が消えてしまう。カーテンコール最初、中央でに一人立つ平野さんへ大歓声が送られる様子で涙じんわりした。本当にお疲れ様です。凄すぎる。
噂には聞いていたけど本当にplay
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.3

コーヒーをめぐる冒険のトムシリングくんが結構好きだったのでふんわり気になっていたやつ
なんというか…若いな…って感じだった、犯罪の動機もやり口もなんか色々若いというか
タイトル映像もサイバー!!!って
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E.T.(1982年製作の映画)

4.6

たぶん学生の時にテレビで一度観たことがあるのと、映画館で「すばらしき映画音楽たち」観た時にラストシーンだけ流れてそれだけで泣けてジョンウィリアムズほんととんでもねえなと思った記憶がある。
そしてまた平
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