何だかよく分からない方向性で何度シリーズが出ようとも、例え今の技術でリメイクされようとも、クロウはやっぱりブランドン・リーのクロウこそクロウだあぁー!
スーパー・アイコニック・アクション・ムービー!>>続きを読む
ミヒャエル・ハネケ監督のダークサイドの方。
タイトルコールから知性や理性、倫理をメタ的に攻撃してやんぜ!という意気込みが感じられる。
残虐な瞬間はほとんどスクリーンに描かれることなく、観客のイメージ>>続きを読む
性の揺らぎと恋を描いた物語。
少女の性の垣根を一瞬でぶち壊すレア・セドゥがともかくカッコいい。
濡れ場が長めなのが少し疲れた気がするが、個人的にレア・セドゥのための一作。
原作が好きだけどアリータ(ガリィ)の巨大目玉への恐怖から逃げ続けていた作品。
グズ鉄町が色鮮やかで活気があってみんな小綺麗な格好をしてピカピカしてハッピーな感じが一番気になった。目玉より気になった。>>続きを読む
宗教コミュニティで暴行を受け続けていた女性たちが、男たちが取り調べから戻ってくるまでに「どうするか」を話し合う。
宗教は男への従属がイコールであり、知識は男の手の内にある。
信仰という牢獄の中で、どの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
事前情報としてフランコ独裁政権時に作られたということは知っていたが、これを知らないと「少し奇妙でキレイな映画だなぁ」で終わっていたかもしれない。
逆に言えば「検閲をかいくぐるため」のオモテ部分だけです>>続きを読む
ボウイのその時々の思想にフォーカスを当てた作品。それ故に必然的にボウイの「老い」(ネガティブな意味ではなく、全ての人に当然起こる現象としての老い)を描いた作品だとも感じた。ただ監督が80年代以前のボウ>>続きを読む
反社会性パーソナリティ障害の主人公が人を殺したいという欲望のために、ひたすら殺せそうな人間を求めて彷徨う。無差別だろうと、逮捕されずに殺人を実行したいと思うと難易度は高く、さらに彼は痩躯で非力。
そん>>続きを読む
刹那的に生きる主人公。
作中で主人公が出会う後悔や挫折はそれ以前作中で誰かが言っていたこと。
でもそれは主人公が愚かだったということではなく、全ての言葉や思考は出会うべき時、出会うべき経験や状況の上で>>続きを読む
鬼太郎アニメのファンというより、水木しげるファンに向けて!という感じの作者への愛ほとばしる作品。
水木しげるの「総員玉砕せよ!」を絡めた横溝風の雰囲気。原作の鬼太郎誕生回の前日譚になるオリジナルスト>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ミヒャエル・ハネケの真面目系の作品。
封建制度、家父長制、厳格なプロテスタント。その中で小作人(労働者)・子供・女性が当然のように物の如く支配される。(主人公も例外ではなく、気に入った弱い立場にある少>>続きを読む
漫画の実写化と言えばKOREDA!
原作のファンでなくても観客を毎分置いていく展開に目がはなせない。というか原作どーのこーのというレベルですらないというのが本作の最大の魅力かもしれない。
事実上、性欲>>続きを読む
個人的に睡眠障害の主人公に非常に共感しながら観た。
ナルコレプシーによる寝落ちを『失神』と説明したり、今まで自分が言ったり言われたりした言葉がやたら出てくる作品だった。
躍動的で、本谷有希子節(取り>>続きを読む
ギャスパー・ノエの9分間のレイプシーンで有名なヤツ。
冒頭のセリフであるように「悪はなく 行為だけがある」。
知性や理性、善悪ではなく「(本能的な)行為」だけが冷徹に世界に選ばれ拾われていく様が描かれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主人公は決して観客の視点や代弁者ではなく、カメラは主人公との間に(心理的な)距離があり、現象的にしか理解できないように演出されている。
(奇跡と現実の境界が主人公にしか分からない)
白百合(無垢の象>>続きを読む
思い入れの非常にある作品。(点数はおそらく思い入れ補正が効いてます)
「自分がどこにたっているのかわからないという現実感の喪失、そういったものを乗り越えて、私はここにいると自我を確立させるまでのプロ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
独身者は連行されて45日以内にパートナーを見つけなければ家畜にされてしまうディストピア(あるいはユートピア)な世界。
主人公がホテルに収容される時、ヘテロかゲイかを問われるが、主人公はバ>>続きを読む
仲良くても生きるテンポのようなものは違う。そんな二人の少女の心の機敏やすれ違わざるをえない切なさを緻密に描いた作品。
スピンオフという位置付けだが本編に比べて頭身の高いキャラクターデザイン、日本アニメ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怪物はどこにいるのか。
怪物などいない。
なら、目の前にいる、この怪物みたいに見えるモノは何なのだろうか。
タイトルバック。夜の闇の中で燃え盛るビルは、あのカットが示す通り『怪物』の象徴なのだろう。皆>>続きを読む
ジェームズ・ワンが監督して超売れたという7作目。シリーズ7作目にして途中乗車してみようと思いたったが、ワイルドスピードというだけあって止まってくれたりしないのでハイスピードな車に飛び乗らなければならな>>続きを読む
過去に何度も戦争をし、国の関係がかなり悪いエジプトとイスラエル。イスラエルにやってきたエジプトの警察音楽隊が田舎で放り出される形になり、イスラエル人の家に一晩泊まることに。
国の関係が良くなくて、でも>>続きを読む
個人的に湯浅監督があまり合わないのだけれど、今作はやってくれるんじゃないかという思いがあった。「あの丸頭のオジサンはやれるコだ」と思っていた…。…思っていたけどやっぱり自分には微妙だった…。
クイーン>>続きを読む
イタリアの有名なヤツじゃなくて高橋洋監督の謎のカルトギャグ映画の方。
「女優霊」や「リング」の脚本で有名な人だが、そういうノリで観たらカウンター気味にぶった斬られた。
自分は10秒に一回くらいの頻度で>>続きを読む
かなり運動が苦手っぽい岸井ゆきの……の周り(ボクシング関連の演者と監督、編集、カメラマン)が頑張る、という映画のように感じてしまった…。
林海象が自主制作で作ったデビュー作。
探偵モノだけれど、「濱マイクシリーズ」ほどハードボイルド路線ではないが、「弥勒」ほど(いわゆる)アート路線でもない。幻想的でとてもカッコいい作品。
若かりし頃の林>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『罪』は人の数だけあって「当事者」の価値観によってその重さは変わり、『罰』はそれに対して『適当』に人が感情で決めてしまうもの。だけど人はその罰を罪と同等のものだと信じようとする…という物語であるように>>続きを読む
何かと話題だったので観てみた。
スプラッター色有りのスラッシャームービーという感じ。
(このピエロ、どこでこんな斬鉄剣みたいに頑丈な糸ノコ買ってきたんだ)
スラッシャームービーとして観た時に、そのジ>>続きを読む
ずっと気になっていて、観てみた。
キャラクターは可愛いかった。
本作しか知らないが、あまり「すみっこ感」はなかった。めっちゃアグレッシブに世界に羽ばたいてる感があったが、映画だし仕方ないのかな。
ただ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
他人の心の機敏や空気を読むということが苦手な(所謂、自閉症スペクトラム?と思われる)女性のラブストーリー。
淡々と続く二人のやりとりと鹿の綺麗な夢、生々しい本物の牛の屠殺シーン。
ポップで可愛いらしい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
熊井啓と田中絹代タッグの名作。
所謂、外国売春婦(通称・からゆきさん)として海外に売られてしまった女性のルポルタージュをもとに映画化されたもの。
国に男に家族にまで手のひらを返され差別され、踏みにじら>>続きを読む
「サスペリア」のリメイク。
ダリオ版の思い切った証明や色彩・音楽演出はナリを潜め、今風の作りになっている。
印象に残りカッコいいのは私の場合、ダリオ版なんだけれど、本作が悪いかと言えばそういうわけでも>>続きを読む
個人的にデンゼル・ワシントンといえば未だに「マルコムX」のイメージがあり、そこからずっと更新されない…。
白人への憧れ、憎しみ、そして平等へと、マルコムの意識の変遷と(ある種の)成長が描かれる。>>続きを読む
上昇負荷……。
悲劇と絶望の冒険がお好きな方にお勧めのアニメシリーズ。
第一期と第二期の間にあるのが劇場版の本作。
黎明卿との対決が描かれます。
なので第一期を観てないと、いきなり一切説明無くダンジ>>続きを読む
電気をつけて、消して、つけて、消して、つけて、消したら何かいるーッ!!
ってやつ。
ハリウッドが大好きなこのホラーパターン一本推しでいこう。という潔い映画。
途中、強引に3~4分くらいでストーリーが説>>続きを読む
むちゃくちゃカッコいいカツシンのチャンバラアクション。完結編。勝新本人が監督。
乱闘シーンでは小物がバラバラと散らかり、物と一緒に人が斬られる(これは北野武もマネしてたけど)。男たちが狭い場所で暴れれ>>続きを読む
テレビでやっていたのを何気なく観ていて、面白くて最後まで熱心に観てしまった。
影のあまり描き込まれていないシンプルな色彩の絵。氷山や青空は綺麗で、そんな中で複雑なデザインの砕氷船なんかも印象的だった。>>続きを読む